カオス・アンヘル－混沌の双翼－とは (カオスアンヘルコントンノソウヨクとは) [単語記事]

カオス・アンヘル－混沌の双翼－とは、遊戯王OCGに登場するモンスターカードである。

概要

カオス・アンヘル－混沌の双翼－/Chaos Angel
シンクロ・効果モンスター
星１０/闇属性/悪魔族/攻3500/守2800
チューナー＋チューナー以外の光・闇属性モンスター１体以上
このカードをS召喚する場合、自分フィールドの光・闇属性モンスター1体をチューナーとして扱うことができる。
(1)：このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象に発動できる。
そのカードを除外する。
(2)：このカードは、S召喚の素材に使用したモンスターの元々の属性によって以下の効果を得る。
●光：自分フィールドのSモンスターは相手が発動したモンスターの効果を受けない。
●闇：自分のモンスターは戦闘では破壊されない。

2023年1月14日発売のCYBERSTORM ACCESSにて収録されたシンクロモンスター。
大きな注目点は効果外テキストに記載されている部分で、光または闇属性であればチューナーとして扱いシンクロ召喚をすることができることである。
そのため、フィールドの光・闇属性モンスターの合計レベルが10になればシンクロ召喚可能という、過去に類を見ないシンクロモンスターである。

一つ目の効果は特殊召喚成功時にカード一枚を対象に除外する効果。
この効果はシンクロ召喚に限定されていないため、カオスアンヘルが墓地から蘇生された場合などでも除去が可能となっており、また再利用のしにくい除外のため除去効果としては強力な部類といえる。相手指定ではないため、除外をトリガーとする自分カードを対象にすることでさらなる展開にも使用可能。
この効果にはターン1回の制限が無いため、複数回特殊召喚を行うことで盤面を荒らすこともできる。

二つ目の効果はS召喚の素材に応じた効果の取得。
二つとも獲得している場合、カオスアンヘルをフィールドから離さない限りシンクロモンスターにモンスター効果限定の耐性付与に加え、自分モンスター全てに戦闘破壊耐性で突破を難しくすることができる。
現在の遊戯王において除去をモンスターに一存することも多く、他のカード(特にシンクロモンスター)と併用することで強固な盤面構築も可能となる。
片方だけでも使いやすく、自身のステータスから戦闘破壊されにくいため光属性だけでも十分機能する。

総じて光・闇属性モンスター主体のシンクロ召喚を主軸とするデッキで特に活躍が見込めるモンスターであり、片方の属性だけでも運用次第では十分に採用可能圏内という優秀なカードといえる。
ただし、レベル10のシンクロモンスターには毎ターン破壊効果を使えて、一度きりとはいえ万能無効効果を有し、なおかつシンクロ素材に制限がない<<フルール・ド・バロネス>>の存在もあるため、こちらを優先するなら非チューナーをチューナーとして扱える効果外テキストを活かしたり、あるいは両者を並べることで強力な盤面にするという選択肢もある。

レベル10のシンクロモンスターとして高いステータスに、素材によっては強力な耐性を得られるモンスターだが、あくまで対モンスターに特化した耐性となっているため、魔法・罠カードによる除去には一切耐性を持たないほか、カオスアンヘル自身が場を離れると当然ながら耐性が無くなるため注意。