キングスナイト

キングスナイトとは、1986年にスクウェア（現スクウェア・エニックス）から発売されたファミコン用のロールプレイングゲームである。

大事なことなので2回言いますが、キングスナイトはロールプレイングゲームである。

概要

ステージシナリオは全て５つあり、シナリオ1をナイトのレイジャック、シナリオ2を魔法使いのカリバ、シナリオ3を正義の心を持つモンスターのバルーサ、シナリオ4を盗賊のトビーがそれぞれ主役を務める。
最後のシナリオ5で四人の主役達が集結し、城の奥に潜むドラゴンを倒して捕らわれのクレア姫を救出するのが最終的な目的となる。
このような章仕立てのロールプレイングゲームはエニックスの「ドラゴンクエストIV」が有名だが、4年早くキングスナイトが採用していたという事実はあまり知られていない。

フィールドは森や廃墟の街を進んでいくのだが、戦闘はドラクエなどのようなエンカウント形式ではなく、上方向から敵が出てくるのでそれを「ショット」と呼ばれる飛び道具を当てて倒していくというロールプレイングゲームとしては初の試みが成されている。
また、飛び道具は木や壁などの障害物を破壊することが出来、HP回復（ダメージを受ける罠もある）、ウェポン、ジャンプ、スピードといったステータスアップのアイテムを拾うことが出来る。
これによって他のロールプレイングゲームのように武器を買いにいちいち街に戻ったり、HPを回復させるために宿屋に戻ったりする必要がないのである。

最終シナリオでは集結した四人がひし形のような陣形を組んで進むのだが、陣形システムのあったカプコンのロールプレイングゲーム「天地を喰らうII」に一歩先んじていたと言えるだろう。

最後にもう一度言いますが、キングスナイトはロールプレイングゲームです。

決してシューティングなどではありません。 

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関連項目

• スクウェア
• ロールプレイングゲーム