クイズ・ドレミファドン! 単語


ニコニコ動画でクイズ・ドレミファド…の動画を見に行く

クイズドレミファドン

2.4千文字の記事
これはリビジョン 2909736 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

クイズ・ドレミファドン!とは、1976年~1988年にフジテレビなどで放送された日曜お昼の名物番組である。

概要

曲のイントロを聞いてその曲を当てるという、イントロクイズの元祖的番組。
(曲名当てクイズ自体はラジオ放送黎明期からあったようだが、曲のイントロを聞いて早押しで当てるという現在のイントロクイズのスタイルを確立させたのはこの番組である)

レギュラー番組時代の司会は高島忠夫。特番移行後も1995年まで引き続き司会を務めるなど番組の代名詞的存在であった。司会とアシスタントは番組ロゴのワッペンが縫い付けられた赤いジャケットを着ていた。

実はイントロクイズ以外にも様々な芸能・音楽クイズのコーナーやゲストの歌のコーナーもあったのだが、現在ではほぼ『イントロクイズの元祖』としてのみ語られることが多い。なお、ゲストの歌のコーナーは貴重な資料として後年懐メロ番組などで歌のコーナーだけ抜粋されて再利用されることもある。

1988年にレギュラー放送は終了したが、現在でも復活版が正月など不定期に放送されている息の長い番組である。特番化後はしばらく「ドレミファドン」のタイトルは使われていなかったが、1997年からは再び「ドレミファドン」として行われている…反面、レギュラー時代のスタイルからは大きく変化している。

この番組の制作はフジテレビではなく渡辺プロダクションであり、この番組の後もフジテレビ日曜正午の番組は現在の「ウチくる!?」に至るまで渡辺プロ制作の番組が放送されている。

ルール

 レギュラー放送時代は視聴者参加番組(ただしゲスト大会も多数組まれた)で、出場者は特定のテーマに基づいた二人一組5チームが出場。ごく初期はイントロクイズもワンコーナーに過ぎなかったが、途中からラストコーナーに固定。これにより、前半に週替わりのクイズコーナーやゲストによる寸劇やバラエティショーから出題される「ゲストクイズ」が数コーナー行われ、各コーナーごとに最高得点のチーム(同点の場合はイントロクイズで勝者を決定)が「コーナーチャンピオン」となり賞品獲得を賭けたゲームに挑戦した。イントロクイズまでの得点はさほど高くないため、実質的には出題数の多い「イントロクイズ」(1問5点)→「ウルトライントロクイズ」(1問10点)→「超ウルトライントロクイズ」(1問20点)の成績で優勝が決まっていた。

 「超ウルトライントロクイズ」中にブザーが鳴ったところでゲームセットとなり最高得点のチームが優勝(同点の場合は同点決勝のイントロクイズで決定)。優勝は「ドレミファ大賞」と呼ばれ、チームは日本航空で行くグァム島旅行を賭けた「グァム島チャレンジクイズ」に挑戦、持ち歌でない歌を歌った歌手の歌が流れ、歌手名を答える「声当てクイズ」に正解すればグァム島ペア旅行を獲得できた。

 また、定期的に「ドレミファ大賞」を獲得した5組を集めた「グランドチャンピオン大会」(内容は通常版と同じ)を行い、優勝チームは日本航空で行くアメリカ西海岸ペア旅行が「声当てクイズ」なしで贈られていた。

 場内には観客が入れられており、その際優勝しそうなチームの予想してその割り当て席に座り、そのチームが優勝すれば景品がもらえた。

イントロクイズの解答権

 解答席にはボタンを押した順の表示が全チーム出るようになっており、早押し1位のチームが間違えると2位のチームに解答権が移動した。「イントロクイズ」以降は時間いっぱいまで矢継ぎ早に出題していくスタイルだったこともあり、たとえゲスト大会であっても知識系ガチクイズ番組も真っ青のスピード感と緊張感であった。

 一度不正解するとコーナーに関わらずチームの得点は5点減点され「×」の書かれたマスクを一方が付けてその人の解答権が最後まで失われ、あとの問題は一人での解答となる。残る一人も不正解すると両者とも「×」のマスクを付ける「リタイア」となり解答席後の得点盤にも「×」が貼られてゲームセットまで失格となる厳しいルールであった。その代わり、正誤判定はかなり甘目で、押してから答えがしばらく出なくても解答席の「×」のプレートが飛び出してくるまでは待ってくれたほか、言い直しも認められたり、ニュアンスや答えの意図が合ってれば正確でなくても高島の裁量でOKとなることもあった(例:ドラマやアニメのテーマ曲が問題の場合、曲名ではなく作品名を答えても「まあいいでしょう」となることがよくあった)。

 なお、ゲスト大会は「ウルトライントロクイズ」までにリタイアした場合は持ち点を0点に戻して両者とも復活するケースもあった。

黒ひげ危機一発

 前半のコーナーチャンピオンが挑戦するゲームで有名だったのがおもちゃメーカーのトミー(現:タカラトミー)が発売していた「黒ひげ危機一発」ゲームに挑戦するもの。放送開始当初から使用されてゲームの知名度が大きく向上したとされるが、このゲームは本来「海賊が飛び出すと勝ち」だったにもかかわらず、当番組では剣を刺すごとにボーナス得点が加算されるも、海賊の人形が飛び出したらそのボーナス得点が没収され獲得できないというルールだったことから、「海賊が飛び出すと負け」という実際とは逆のルールがお茶の間に浸透していったと言われており、1995年には正式におもちゃのルールも「飛び出したら負け」に変更された。なお、番組でも後にゲームスタイルを大きく変え、「ヒゲダンスのテーマ」に合わせてペアの片方が樽に剣を刺していき、海賊の人形が飛び出したところでもう一方が持っているおたまで人形をキャッチすると成功となり、刺した本数に応じた賞品がもらえるという形式になった(24本の剣を全部差したところで海賊が飛び出してキャッチするとその時点でグァム島旅行獲得だった)。

関連動画

関連項目

  • テレビ番組の一覧
  • 日本航空
    協賛。優勝賞品の海外旅行を提供していた。この関係で、タイトルコールの後のOPではJALの飛行機が離陸し空を飛ぶ映像が流れた。

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/09(火) 04:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/09(火) 04:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP