クイズ世界はshow by ショーバイ!! 単語


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クイズセカイハショウバイショーバイ

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「さぁ~みんなで考えよ~う!!!」

クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!とは、1988年~1996年に日本テレビ系で放送された往年の人気クイズ番組である。通称「SHOW by ショーバイ!!」「ショーバイ」。

概要

世界各地のユニークな商売をレポートしそれを元にクイズを出題するという番組。

司会は番組開始当時フジテレビを退社しフリーになった直後の逸見政孝。アシスタント的ポジションのサブ司会として渡辺正行も起用された。「商売」をテーマにしているためポジションも逸見が店長、渡辺が大番頭と個人商店の役職が使用されている。

レギュラー解答者として山城新吾、野沢直子(後に山瀬まみ)が出演。準レギュラー解答者として高田純次、ジャイアント馬場、蛭子能収も週替わりで出演し、番組に花を添えた。
特に山城新吾は番組開始当初から司会の逸見にいちいち突っかかる厭味な解答者というポジションを買って出て、「逸見VS山城」というわかりやすい対立軸を番組に持ち込み人気の原動力を作った。
これに乗っかる形で、特別版では逸見チームと山城チームに分かれて司会者の席を争う全面抗争を演出したり、山城に不利になるようにミリオンスロット(後述)に横取り40萬を導入するなど、クイズ番組としての側面だけではなくバラエティ番組としての側面も非常に強くなっていった。

これによって一気に番組の人気が爆発。裏番組で人気を誇った「わくわく動物ランド」(TBS)を終了に追い込み、1990年代の日本テレビ黄金時代を幕開けを告げた人気番組として1990年代前半に君臨することとなった。

また、この番組をベースに春と秋の番組改編期には日本テレビの人気番組や新番組の出演者が一堂に会した「スーパークイズスペシャル」が放送され、こちらも番組終了後まで長年にわたり人気番組となった。

逸見政孝の急逝と番組の末路

しかし、その衰退のきっかけは突如訪れる。
1993年、司会の逸見政孝が胃がんに犯される。この手術とリハビリのため芸能活動休業。この番組も例外ではなく、休業後の半年間は島田紳助、板東英二など代理店長による週替わり司会によって番組は継続された。
だが、逸見は復帰することなく12月25日に急逝。その直後の1994年の新年最初の放送ではレギュラー陣による総集編も兼ねた追悼番組となった。

1994年春に2代目店長として当時日本テレビアナウンサーだった福澤朗が就任。
しかし番組の顔であった逸見を失った影響は大きく、徐々に視聴率が低迷。そのテコ入れとしてどんどん当初のコンセプトから逸脱するようなクイズやコーナーが増え、挙句にはルールの大幅改編やゲームコーナーのメイン化など全く別物の番組となりさらに人気が低下する悪循環に陥る。
晩年に久本雅美が「看板娘」として司会に加入した頃には、「売れっ子ヌードモデルを探せ!!」というゴールデンタイムでおっぱいを晒すエロで釣る安易な視聴率稼ぎも登場するようになり、完全に行き詰った。

1996年に8年間の歴史に幕を閉じた。
現在でも復活版の製作を希望する声が挙がるが、やはり逸見氏でなければこの番組が成り立たないという声もあり、現在まで放送されていない。

なお、おっさんホイホイのコミュニティ画像にこの番組の逸見氏が使用されている。
やはり、現在の20代~30代にとっては非常に思い出深い番組であるのだろう。

ミリオンスロット

この番組の最大の特徴といえるのが「ミリオンスロット」。当初のメインだった書き問題の際は、最初に解答を記述した後に得点を決めるミリオンスロットを押して正解時の獲得点数を決めるという画期的なシステムを取った。このため、どんなに自信がある答えだったとしても決して高得点が入る とは限らないという運次第のシステムとなった。
(なお、早押し問題では先にミリオンスロットを回して点数を決めていた)
この番組内では得点点数を「ショーバイマネー」と呼び、その単位には「萬」が使用され、解答者席のミリオンスロットには当初5萬、10萬、30萬、30萬、50萬が入っていた。さらに最終問題に正解すると司会者席のミリオンスロットに挑戦することができ、こちらにはさらに100萬が追加されていて、一発逆転のチャンスを狙うことも可能。

後に山城新吾対策として「横取り40萬」が登場。これは正解すると他の解答者から40萬を分捕ることができるという強引なマネーであ り、それまで地道にマネーを重ねていった解答者にとっては踏んだり蹴ったりのシステムである。しかし、この登場によってさらに解答者の悲喜こもごもを映し出す結果となり、人気となった。
このあと、さらに差し上げ25萬(自分のマネーを25萬分他の解答者に差し上げなければならない)、破産(今までの獲得マネーが一瞬にしてゼロになる)、200萬などが登場した。

このミリオンスロットのシステム開発にはゲームソフトメーカーの老舗であるタイトーが深くかかわっており、同番組のゲーム化の際にはタイトーがこれを流用する形で商品化を行っている。

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  • テレビ番組の一覧
  • 逸見政孝

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最終更新:2025/12/09(火) 03:00

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