サイボーグクロちゃん 単語


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サイボーグクロチャン

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サイボーグクロちゃんとは、講談社発行の『月刊コミックボンボン』で連載されていた横内なおきの作品。
及び、コミックを元にした同名のアニメやゲーム、CRなどの事。

猫が二足歩行で歩いたり、ガトリング砲を持って大暴れするハチャメチャなギャグ漫画である(一部、鬱有り)。

概要

単行本 全11巻+番外編2巻
アニメ 全66話(全78話の予定だった)

原作

横内なおきの作風がたっぷり出ている作品。
一応少年漫画なのにも関わらずアニメで自主規制されてしまうような過激な台詞やグロシーンが多い。

コミカルな絵柄のためある程度和らげられているものの、目玉が取られる、腕や首がもげる、何故か唐突に女湯突入のシーンが挿入される(作者のお気に入りだ!)など、アニメ化に際して企画者を悩ませたであろう要素が満載である。

アニメ化されていないゴロー編では児童虐待などさらにどす黒い内容を取り扱うようになる。が、そこがファンにとっては魅力となっている部分もあり、ニコニコではアニメ版でカットされたり変更された部分を惜しむ人物もいる。

根強い人気があったため、2012年からセレクション復刻版が2巻刊行され、同時に作者の行方も判明した。それと前後してヒドイなりすましが暴走していたため、ファンをすごい安心させた。
どうせならオール復刊して欲しかったものである。 

また、当時としてはかなり珍しく、パチンコのタイアップ機種が奥村遊機から発売されている。 
ファンの大半が遊べない年齢層であったはずのこの作品が何故いきなりチョイスされたのかは不明。

トリビア

  • クロちゃんは最初クロネコではなくトラネコだった。
  • めぐみさんは最初星野ナナという名前で婦警さんだった。しかも登場回で鈴木と結婚するエピソードになっていた。
  • コタローは病気の母を持つ自殺願望持ちの暗い少年だった。ヤクザが処分に困ったチャカでいつも遊んでいるという相当危ない設定で、あげく病気で動けない母を馬鹿にした教師を撃ち殺しにいくというストーリーだった。まだ作者が新人でクロちゃんの方向性も定まっていなかったせいかボツられたそうだ。これは後のゴローに設定が継承された。
  • マタタビ初登場回でマタタビの両目が健在なシーンがあるが、実は作者も最近ミスに気づいたらしい。
  • 物語の舞台となる桜町は北海道にある設定で、作中では小樽港や泊原発を扱ったエピソードもある。
  • セレクションには描き下ろしの新作エピソードが収録されているが、実は修正コマもたくさん存在するため、既にクロちゃんのコミックスを持っている人にも美味しい一冊である。すごい人気で急遽二巻目も出た。

アニメ

独自展開やマイルドな内容変更などが特徴。「死ね」、「殺す」、「ハゲ」、「タジマヨーコ」など様々なネタが封印されてしまった。

が、アニメ自体は週休二日制でない頃の土曜朝8時という難儀な視聴時間帯の割には予想以上の反響だった。
本当は2クールくらいで終わる予定だったらしいが、放送が何クールも伸び、実質2年間のロングシリーズとなった。視聴率も鰻登りであり、制作会社にテレビ局から報告書が届いたほどだとか。

『機動戦士ガンダム』のTV版の音響監督・松浦典良がキャスティングを担当している。鬱病で声優業を休んでいた剛くん役の古澤徹を熱心に説得してまで声優業に復帰させた。
ちなみに『星のカービィ』と声優の共通点が多いといわれるが、これは同じ松浦典良がカービィを担当しているからである。

残りの12話は、制作会社の資金繰りの雑さによって頓挫した。作成されなかったエピソードもそうだが、特に最終話は再放送すらされない幻の作品となった。
クロちゃんのアニメを担当した会社は、へろへろくんのアニメ化も担当し、コミックボンボン原作のアニメを作る会社、という機運になっていたが、何故か好調だったのにも関わらず倒産している。

これに関しては諸説あり、計画倒産だったという黒い噂も存在する。お金のために子供の夢と希望を奪ったのだとしたらサイテーの所業を言わざるをえない。

当時の「クロちゃん」人気は陰りこそあったものの、打ち切りになるほど極端なものではなかった。『コミックボンボン』の看板キャラクターともいえる「クロちゃん」を没落させたのは、ある意味このアニメの打ち切りが発端となった。
ニコニコでは大抵の話数がうpされており視聴が可能だが、その人気とは裏腹にDVD化されていない。

2010年、テレビ愛知限定で再放送が開始された。これにより一応権利をテレビ愛知が持っているっぽい空気になった。

トリビア

  • ドクター剛役の古澤徹は先のエピソードから剛くんを気に入っており、もう一回クロちゃんをアニメ化した時に演じたいとしばしば語っている。
  • 剛くんの義手やマタタビの目玉は実は設定上意図的に無視されていて、剛くんの義手は付け替え式のメカハンド、マタタビはアイパッチの中に普通の目があるというものになっていた。意味ないじゃんと思うかもしれないが、そこは朝アニメなので仕方ない。
  • キッド編の第一話(改造拳銃の話)をどう朝アニメ風にアレンジするか、スタッフもかなり苦心していたと思います。(By作者)
  • 実は作者もいろいろアイデアを出していた。マタタビの眼帯に原作にはない留め具があるが、これなどは作者の提案。

主要登場キャラクター

クロ(声:坂本千夏)
クロクロクロ
かつては雑種の黒猫だったが、ある日野良犬のプーリィに告白しようとしたところを剛の襲撃を受け半殺しにされ、勝手にサイボーグ猫にされる。以前から飼い主であるフジ井家の老夫妻を猫離れした力で強盗や空き巣から守っていたため、剛から目をつけられてしまう。
普段はサイボーグであることを隠すため、中国製ぬいぐるみを被っている。ジーさん「中国人じゃったんか!」。
一人称は「オイラ」。性格はマイペースだが、意外とお人好しで、お節介。そしてツンデレ。
武器はドラム型のガトリング砲、盲腸の辺りに収納されている何でも切れる剣、全身に装備されたミサイルなどを装備している。原作ではロケットパンチを使ったこともある。156km/hで走ることができる。
ゴッチの下で暮らしていた頃はキッドと呼ばれていた。その名前で呼ぶのは仲間内ではマタタビだけで、普段は『クロちゃん』と呼ばれる。
ミー(ニャンニャンアーミー1号)(声:手塚ちはる)
クロとは違い、生身の面影ゼロなサイボーグ猫。元猫がなんだったかは不明だが、生猫時代からとっても可愛い。一般的には「ミーくん」と呼ばれる。一人称は「僕」だったり「俺」だったりと安定しないが、どちらかというと「僕」タイプ。
生身の体の時、自分の母親を殺した遺伝子犬パトラッシュに復讐を挑み、返り討ちに遭って四肢断裂という重傷を負うが、剛によってサイボーグとして蘇った。
このことから剛に対して深い恩義を感じているため、とても仲が良い。また、剛の夢を叶えるためには自分の身を省みない。
何故か生身の頃から二足歩行で立ち、料理が得意というクロやマタタビ同様化け猫的センスを持っている。
クロよりもメカメカしいキャラクターで、本来はカッコイイ系のはずだが、こういった家庭的で健気な要素からファンや視聴者からは萌えキャラとしての見方が強い。アニメでミーくんを演じた手塚ちはるの「剛くーん!」という呼び方もそれに拍車を掛けている感がある(特にアニメ版デビルミー回の冒頭は必見である)。
剛万太郎(声:古澤徹)
ロボット工学を得意とする科学者。自称「天才科学者」。通常は「剛」、あるいは「剛ハカセ」と呼ばれているが、ミーくんだけには、「剛くん」と呼ばれている。一人称は普段が「ワシ」(初登場時は「ワタシ」)。ミーくんと話すときや若い頃は「僕」。キレたりすると「俺」も使うなど、多重人格のきらいがある。
この世で許せないものは「ふとったネコ」と「切りそこなったタクアン」らしいが、たぶん一話だけ。
アトランティス大学でロボット工学を勉強していたが、学費が払えず21歳で大学を辞めさせられ、住居も追い出されてホームレス生活を送っていた時期にミーくんの命を実質二度も救う。
一連の出来事からミーくんとは非常に仲が良い。ミーくん以上に剛はミーくんに依存している感が強い。
学校を途中で辞めさせられたため、実際に博士号は取っていないが、皆から「博士」と呼ばれている。
戦闘力は皆無なのにも関わらず、鎧武者姿になったりアサルトライフルなどの銃を武器として使うこともある。が、戦果を上げた場面はない。アニメではロケットランチャーなどを使ったこともある。
基本的には「マッドサイエンティスト」で「悪党」じみているが、本質的にはお人好し。
物語中もっとも姿が変わっていった人物。後半はもはやただのボールである。
コタロー(声:小松里歌)
クロの大ファンである少年。一人称は「僕」だが、サクラをする時などに身元がバレないようにするためか、「俺」を使うことも。
クロに似た着ぐるみ(クロちゃんスーツ)を被っているが、これには防弾効果や絶縁効果がある(クロ曰く「抜け目がない」)。
IQ200でメカに関しては天才的だが、運動神経は4歳児並みで握力も弱い。親友であるダンクを助けてくれた剛に感激し、剛の助手となる。
父親が科学者なため、発明家として天性の才能を持つ。だがそのおかげで母親が逃げたため、父を毛嫌いしているところがある(後に和解)。
原作では無限エネルギー装置を完成させ、クロの最後の武器として渡した。
マタタビ(声:大本眞基子)
クロが「キッド」と呼ばれていた頃の親友、あるいは悪友。隻眼のトラ柄の猫。事故とはいえクロに右目を奪われてしまい、そのことがキッカケでクロとの仲は険悪。
再会した当時は本当に最悪の仲であったが、時が経つにつれ同居するようになり、憎まれ口を叩き合いながらも絶妙なコンビネーションを見せるようになる。
かつて一人称は「俺」だったが、時代劇経由で人語を覚えてからは「拙者」を使うようになる。ちなみに初めて覚えたのも「せっしゃ」だった。
名前の由来は『マタタビの木(人間でいうところの酒やタバコ)』を幼い頃からやっていたことから来ている。そのためか脳みそが若干トロけてしまい、「世界一快楽に溺れやすい猫」とクロから言われてしまう。
マントの下に無数の武器を隠し持っている。切り札は「すてるすブーメラン」。
幼少期から周囲より「化け猫」扱いされるほどの器用さを持ち、クロ曰く「国宝級」。生来の手先の器用さを活かして大工の棟梁から大工仕事を覚えた。
アニメではスタッフに嫌われてるのか留守率が多いが、原作ではちょくちょく出番があり、ギャグ率が増えていった。
ナナ(声:綱掛裕美)
コタローが、電気スタンドを基にお手伝いロボットとして作った電球ロボット。本作のヒロインに位置する存在。一人称は「アタイ」で、ちょっと姉御肌。
体は小さく、クロちゃんの座高に及ぶかどうかの程度。尻尾に600Wの電球が付いている。
お手伝いロボットとしての仕事ができず、一時はコタローにスクラップにされそうになったが、クロに助けられて一目惚れし、クロの追っかけとして成り行きで達の仲間に加わる。
嫉妬深くワガママで、思い込みがとても激しく、精神的にとても打たれ弱いが、たまに底力を見せる。
今風に言うとウザ可愛いキャラクターであり、アニメでは原作以上にメイン扱いにされていた。
クロが彼女に恋心を抱いているかは不明だが、生い立ちが不憫なためか、クロにとって放っておけない存在になっているのは確かである。
料理の腕が壊滅的に悪く、クロちゃんやミーくんの身体の一部が爆発したり、集団食中毒と言われたりする。
ダンク(声:千葉一伸)
元は動物園のライオンだったが、コタローと脱走を試みて故郷へ帰ろうとした時に撃ち殺され、剛くんによってサイボーグ化する。
いつも困ったような顔をしていて、それに見合って性格は気弱で優しい。そして純粋でありコタロー思い。
ライオンなのに犬みたいに「アオーン」と鳴く。お前ネコ科だろ!
おまけにサイボーグ化したのにも関わらず人語はしゃべれず、基本は四足歩行。
後にコタローの父親によって改造され、ようやく頭からパネルを出して会話をするようになる。
体自体はかなり器用で、ジェスチャーがやたらと上手い。どういうわけかコマネチ装置というものを搭載していて、それはないとコマネチが出来ない。取り外すのを嫌がるほど大事にしていたが、「必要ねーだろんなもん」とクロに突っ込まれて、無限エネルギー装置のために取り外された。
鈴木一郎(声:森川智之)
独身、ガンダムヲタク、サーキットの狼世代という根暗な設定を抱え込んだ小学校の教師。アニメによると25歳。
一人称は「僕」で、特にキレたりしない限りは人に敬語を使うが、敬意があるかどうかは怪しいところ。
車でハイウェイを走行中、ミーくんと戦闘中のクロと出会い、ロボット好きであったことからクロを師匠としていきなり(衝動的に)慕うようになる。
生徒達からは「たいして役に立たない」ことから連邦軍のMSになぞらえて「ジム」と呼ばれている。だけど本人は「ぼかぁゲルググが好きなんっすよぉぉぉぉぉぉ!」らしい、なんのこっちゃ。
どちらかというと熱血教師だが、生徒からはヲタということから「何か事件起こしそう」と言われている。実際そう呼ばれても仕方ないほどガンプラに入れ込んでいる。
同じ趣味を持つ消防士のめぐみと出会ってからは密かに想うようになり、最終回でようやく結婚を果たす。
教師なのにドライビングテクニックが秀逸。序盤は重宝されたが、後半には「恋の奴隷」、あるいは「マタタビの助手」へ成り下がる。
山を持っていたことから家は裕福な方だったらしいが、山自体が売ってもたかが知れる代物だったり、その割にアパート暮らしだったりと、本当にたかが知れた家で育ったらしい。
めぐみ(声:吉田小百合)
ガンダムヲタクの消防士。鈴木と徹ガンするほど筋金入りで、消防車は一度ゲルググに改良されたことがある。
一人称は「私」。だが男勝りで勝気な性格をしており、クロ相手にパイプで戦いを挑んだことがある。あと「チンコチョンギルゾー、チンコチョンギルゾー」。
鈴木と結婚するが、初夜の時、不法侵入してきたクロちゃんとミーくんに危うくパンツを脱がされそうになるなど、結婚後も苦労は絶えない。しかし夫婦そろって新作ガンプラのために朝から並ぶなど、オタクはノンキである。
結婚後(番外バトル)は寿退職したのか、消防士としてのシーンは一度も描かれていない。
何故かクロのことを「クロの助」、ミーくんのことを「ミー太郎」と呼ぶ。鈴木のことを「イチロー」と呼ぶ数少ない人物。
岡田チエコ(声:半場友恵)
鈴木の小学校に転校して来た女子生徒。超能力を持っている。母譲りの超能力に関しては、テレパシー、サイコキネシスなどいろいろ使える。原作では他者を失禁させたり、生物を破裂させたりすることも可能であるなど結構エグいモノを持っている。
普段はネックレスである程度超能力を封印している。が、それを解くと見境がなくなる。
超能力ですって!今時!」(byジュリエット)
髪型は風が無いのに常に靡いている。これを馬鹿にされると怒る。
暴走したクロによって百年の恋を台無しにされたことを恨み、復讐を果たそうとしていたが、落ち着いてからは冷静な突っ込み役になった。
五郎(ゴロー)との出会いで新たな目標を見つけ、彼が人間に戻ってからは五郎と付き合い始めたようであり、一緒にUFOを呼び出したり、ゴローの父親の面倒を見たりしている。
長瀬五郎 / ゴロー
父親から虐待を受けていた男の子。原作限定キャラ。キャンプ場でチエコと出会い、クロ達と交流を深める。
レーサーになるのが夢で、タコメーターが宝物。負けず嫌いで不良な性格だが、根は優しい。
虐待されているため背中に大きい傷跡がある。マタタビ曰く「負け犬の傷」。まぁ所詮は猫の戯言だが。
自分で起こした山火事で死に掛け、剛とコタローによってバイオロボットにされる。
ゴローの際はバイオメタルのおかげでどんな形にも変形出来るロボットになったが、「ピガー!」しかしゃべれず、精神年齢はかなり低い。
しかし最後はチエコの呼びかけでちゃんと人間に戻り、それからは髪を染めたり、チエコと一緒に父親にお弁当を届けに行ったりしている。
テレビ版ではそのシビアな設定のおかげで結局登場することのできなかった不運なキャラクター。
また、番外バトルでもその扱いにくさからなのか、最初の1話の表紙部分にしか登場しなかった。
ロミオ(声:岡野浩介)
電柱のような宇宙人。かつては召使いロボットだった。とりあえずウザキャラ
忙しい人に説明すると「ウザイ電信柱」。
性格が悪いので友達がいない。そのくせ他者を遊びに巻き込む。何コイツ本当にうぜぇ。
結婚式でも自業自得な人生を逆恨みしてクロ達に復讐を吹っ掛けるなど、人を不快にさせるために生まれてきた電柱であるといっても過言ではない。だが上には上がいる(妻)。
遺跡でパートナーのジュリエットと再会し、毎度リア充っぷりを見せつけていたが、9巻で結婚する。
一人称は「私」だが、あまり礼儀正しくは聞こえない。いわゆる慇懃無礼なキャラクター。
コスプレが趣味で、『銀河鉄道999』に登場するメーテルのコスプレをしたこともある。これはアニメ版でも実現した珍しいパロディである。
ロミ「ミーくん、機械の身体は欲しくないかい?」 ミー「間に合っとるわい!
ジュリエット(声:吉田小百合)
ロミオと同様、電柱のような姿をした宇宙人。かつては召使いロボットだった。ロミオより1.5倍ウザイ感がある。
どんな理由が原因なのか(一郎の祖父によって半ば封印状態にされていたからかと言われているが、よくわからない)、鈴木一郎に対して何かと敵意を示す。
女であるが、ある武士のようなチョンマゲ。ロミオ曰くポニーテールだが、チョンマゲにしか見えない。佐々木小次郎のコスプレだと思われている。が、主人の地底人も似たようなチョンマゲをしていた。
ロミオ以上に高飛車で礼儀知らず、それでかつ自己中心的。アニメではそのウザさに磨きがかかっているが、ロミオより他者を考えた行動を取ろうとしたこともある。ただの天然さんなのかもしれない。
ジーサン(声:菅原淳一) / バーサン(声:こおろぎさとみ)
本作最強(生命力的な意味で)のキャラクター。クロとマタタビの飼い主である老夫婦(ただし2人はマタタビを「トラ」と呼んでいる)。名字は「フジ井」。
倒れていたクロを偶然拾い、生きる意味を与えた人間で、クロが最も大事に思っている夫婦。が、あまりにもボケが酷いためクロは相当呆れている。特に何事にも動じない図太さにはクロもたじたじである。クロはサイボーグになった後でも2人がそれに気づかないように振舞っており、マタタビにも強要している。
そのボケっぷりは酷く、明らかに猫としておかしい場面を目撃しても「便利な猫」で片付けてしまう。それどころかガラクタ修理をクロに任せてしまうほどである。そんなネコいねぇから!
また順応性が異常に高く、鯨の体内でさえも和める程である。
2人とも極度の方向音痴で、ジーさんにいたっては日本地図と世界地図の区別すら出来ないほど致命的。そういう意味でバーさんはまだマシな方である。
ヒロスエ(声:保志総一朗)
ミーくんの恋の悩みを解消するために剛が造った犬型の初恋ロボ。計画では従順でおしとやか、男のためにすべてを捧げる女の鑑というタジマヨーコが怒りそうなフレーズのメス犬となるはずだったが、ミサイルを積んでいたり、足がキャタピラになったり、なんでも溶かす液を吐いたりして暴走してしまい、逆にミーくんを失恋させてしまう。
剛本人はあくまで「初恋ロボ」として開発したつもりだったが、結果としては、奇しくも彼の発明品の中でトップクラスの戦闘力を持つロボになったと言える。
ちなみに声優は誤字でもなんでもなくあの保志総一朗である。
オーサム(声:鷹森淑乃) / コサム(声:吉田小百合)
剛博士の作ったクロを倒すためのマシン。名前の通りオーサムが親機で、コサムが子機。しかし子機のコサムは「オーサムコサム」のギャグをやりたかっただけであまり使えない。
最初、剛は「ビッグ(大)・サム」「スモール(小)・サム」と呼んでいたが、この名前は全然呼ばれなくなってしまった。2機共なんでも溶かす液を吐くことができ、飛行も可能。
剛の勘違いで自爆装置を発動させられてしまったものの、ミーくんの機転によって救われ、以降度々登場した。
オーサムには母性が何故か組み込まれており、何かとコサムを心配している。
邪悪なものに支配され、「夫の保険金はいくら出るかしら」という言葉を吐いたが、夫なんてどこにいるんだよ…。
ニャンニャンアーミー
ドクター剛によって結成された5体のエリートサイボーグ軍団。リーダーは1号のミーくんが務めていたが、大王デパートの戦いで離れ離れになってしまい、以降は2号がリーダーを務める(しかし仕切っていたのはほとんど4号)。
防水加工をされなかったクロと違い、彼らは完全防水仕様で、水深限度は20000m。6号以降も当初はいたが、クロが脱走した時にすべて破壊された。
2号は手足が伸びる、3号は萌えキャラ、4号は短気、5号は「戦闘力たったの3か、ゴミめ」程度の戦闘力な個体である。
実はニャンニャンアーミーを主役とした漫画のラフ案が存在する。

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アニメ

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