シェフィールド(アズールレーン)

「あっ…害虫だと認識して思わず撃ちましたが――あなたがご主人様ですか…？失礼しました…ロイヤルメイド隊、軽巡洋艦シェフィールド、仰せのままに」

シェフィールド(アズールレーン)とは、サウサンプトン級（タウン級）軽巡洋艦5番艦『シェフィールド』(HMS Sheffield,C24) をモチーフとしたSTGアプリ『アズールレーン』の登場キャラクターである。

「概要」の任務でしたらお任せください

KAN-SEN名
シェフィールド HMS Sheffield,C24
基本情報
所属	ロイヤル
艦種	軽巡洋艦
レアリティ	SR
CV	小原好美
イラスト	玛雅G
艦歴
国籍	イギリス
出身地	ロンドン ウェストミンスター
艦級	タウン級（サウサンプトン級） 軽巡洋艦
進水日	1936年7月23日
就役	1937年-1967年（イギリス軍）
最期	1967年（解体）
備考
ゲーム内ではサウサンプトン級に分類。 愛称は「シャイニー・シェフ」。

タウン級軽巡洋艦・ロイヤルメイド隊の掃除担当。無口かつ無愛想な性格で、いつも無表情に黙々と仕事をこなす。

ベルファストよりカンレキが長い分、彼女の指揮官への接し方に若干不満がある模様。

ーーーー公式Twitter・艦船紹介より

ロイヤル所属の軽巡洋艦。指揮官を御主人様と呼び慕うタウン級メイド姉妹の二番目に姉な方(2019年1月現在。一番の姉はニューカッスル)。

2018年2月26日より開始の期間限定イベント『凛冽なりし冬の王冠』にて限定実装。2019年1月24日より同イベントが復刻され、こちらでも建造可能だった。2019年2月24日現在は入手不可能。

この容姿でご満足でしょうか。ご主人様？

ロイヤルメイド隊のお掃除担当。極めて淡々とした言動と、冷徹な行動力でテキパキとあらゆるゴミ、塵芥を（指揮官を含めて）お掃除してくれるメイドの鑑である。

彼女の外見上の特徴は全身グレー系で統一したメイド服。妹のベルファストが胸元を大きく露出した大胆なものなのに対し、こちらはまさに英国の本家本元のメイドを思わせる清楚なもの。大きさも控えめと言いたいところだが、生ゴミにされるので黙っておこう。

首には妹のベルファストと同じ鎖のついた鋼のチョーカーをしており、その先には逆十字^[1]のロザリオがかかっている。チョーカーが鋼製である理由は、名前の起源であるイギリスの都市・シェフィールドが金属工業で栄えている都市であるため。元ネタの艦船もイギリス造船の伝統的な素材である真鍮ではなく、ステンレスを用いて建造されたことから、そちらも理由にあると思われる。

足元は白いガーター付きニーソックス、境目でくびれた太ももが柔らかそう。公式絵師さんの発言によると、「はいてない」らしい。下の関連静画を参照…。だがその上に履いているブーツは鈍色に光る鋼鉄製。装備する艤装も厳つく、メイド服の清楚さとの対比となっている。対空砲を拳銃タイプにしたものを両手にもち、二丁拳銃のスタイルで立つその姿からは、一瞬でも気を抜けば蜂の巣にされそうな気迫を感じる。

つまり戦うメイドさんサイコー！ってことdあっ、シェフィールド！これは違うんだ、「燃えるゴミは月・水・金」と書いてある収集車に放り込まないで！

2019年1月24日に、上記のイベント復刻とともに着せ替え衣装「クローク&ダガー」が実装された。

拳銃を携えた女スパイ風のスタイルである。思わずあの少女スパイアニメを思い浮かべた指揮官は少なくあるまい。イベント期間中の限定販売なので、欲しい指揮官は急ぐことにゃ。

性格面は、上でも触れたとおり無愛想、無表情。薄い金髪の前髪に右目は常に隠れており、残る左目は薄茶色（いわゆる榛色、ヘイゼル）の印象的な瞳である。寮舎では前髪をいじる仕草をすることがあり、その時に右目がちゃんとあることを確認できる。

初対面から指揮官を「害虫」と認識して、いきなり銃口を向けて撃ってくる。幸い弾は逸れたようだが、最悪の出会いである。その後も、なにかと指揮官をゴミ扱いし、始末しようと隙を伺ってくる。彼女の言うには、「ベルファストはご主人様を甘やかしすぎです」とのこと。

親密度が少し上がると、今度はお掃除のお約束として指揮官のコレクションしてる本を「見やすく並べて」くれる。もちろん薄い本も含めて。しかし、これらの行動はすべて指揮官を慕うからこその行動である。嘘だと思うなら親密度を100まで上げて確認しよう。聖母に誓って、シェフィールドが君を狙うものを全て「お掃除」してくれるに違いない。上記イベント復刻と共にキャラストーリーが実装され、より彼女の本心が掘り下げられている。その砂糖を吐きそうな甘々な雰囲気をぜひ堪能して欲しい。

「ソウジ」しないといけない「ゴミ」が多いようですね……（能力）

スキル1:シャイニーシェフ^[2]
戦闘開始時に自分より耐久が低い味方艦は戦闘中、10.0(30.0)%で受けるダメージを20.0(50.0)%軽減する

スキル2:バレンツ海の逆襲
自身の主砲のクリティカル率が4.5(12.0)%アップし、クリティカルダメージが30.0%アップ

レアリティSRの軽巡洋艦としては高い水準でバランスの良いステータス。耐久はエディンバラ、クリーブランド、ベルファストに次ぎ、対空地に至っては対空特化型を除けばカールスルーエ改に並ぶトップクラス。攻撃面もSR軽巡洋艦としては標準で、性能に穴があるわけではない。耐久が上がるほどスキルの恩恵が大きいため、育てれば育てるほど成長を実感できる艦となっている。

スキル1「シャイニーシェフ」は戦闘開始時に自身より耐久が低くなっている艦を対象として、その艦が受ける被ダメージを確率で軽減させるスキル。期待値としては15％程度のダメージ軽減が見込まれ、耐久値に単純計算し直すと17％もの上昇となる非常に強力なスキルである。

説明文に「前衛艦隊」の文が無いことからもわかるように、効果は主力艦隊にも適用される。主力艦は基本高耐久であり、シェフィールドよりも耐久が低くなることははあまりないが、装備させる設備によっては軽空母程度までならカバーが可能。育成途中の艦や低燃費周回用の艦などの保護にも役に立つ。なお自身は効果の対象外なので、海域で連戦する場合は配置する場所に注意。

スキル2「バレンツ海の逆襲」は自身の主砲攻撃のクリティカル率とそのダメージを無条件で強化するスキル。ダメージの期待値では約1.1倍強化されている計算となり、これは汎用スキル「火力全開」よりも効果が高い。

以上をまとめると限定的ではあるものの弱い艦を守ることが出来る上に、装甲の厚い敵もバシバシとクリティカルダメージで削っていく攻守一体型の艦船。もちろん雷撃も得意なので、手動で一撃必殺も狙える。
また自身に恩恵は全く無いが、軽巡ジャマイカと組むことであちら側のスキル「正義の仲間たち」を発動させることが出来る。ちなみにこの時ジャマイカからは特殊セリフが出るが、シェフィールドの方は無言である。

装備させる艤装に関しては、主砲はクリティカル強化スキルを活かす意味でも、攻撃が一点に集中しやすい「150mmTbtsKC/36連装砲」（通称タバスコ砲）が好適。入手は難しいが「試製152mm三連装砲」もかなり強力である。設備としては「自動装填機構」で手数を増やし、「改良型缶」で機動力を高めると良い。更にフッドやクイーン・エリザベスの支援効果が得られれば言うことなし…とこの辺はベルファスト同様。ロイヤルメイド隊のお掃除担当にふさわしく、海域をチリひとつ残さず片付けてやるのがよかろうなのだ。

余談だが、上記「シャイニーシェフ」のアイコンでは二丁拳銃を腕を交差させて持つ姿となっている。
つまり「ガン＝カタ」である。

シェフィールドはこれを極めることにより、攻撃効果は120％上昇、一撃必殺の技量は63％向上するのである。ウソだが。しかし、上記の内容からすればあながち全くのウソになるとも言えまい。もう一度言うが戦うメイドさんサイk…←パンパンパン^[3]

――今の銃声で史実に関する記憶が戻りましたか？ご主人様

大型軽巡洋艦タウン級の1グループ、サウサンプトン級の最終艦である。

1935年1月31日に起工し、1936年7月23日に進水、1937年8月25日に就役した。

第2次世界対戦の勃発に呼応して、デンマーク海峡の哨戒任務についた。1940年4月にドイツのノルウェー侵攻に対抗する連合軍の支援についたが、これは結果的に連合側の敗北に終わった。その年の残りはマルタに転じて地中海と大西洋で過ごすことになる。彼女のお掃除は始まったばかりであった。

1941年5月にはドイツ戦艦ビスマルクの追撃戦に参加、この時は味方であるはずのアーク・ロイヤルのソードフィッシュ雷撃機に敵艦と誤認され、危うく同士討ちになるところだった。ゲームでもアーク・ロイヤルと組むとこの事に言及している。

1942年には一時トーチ作戦でアフリカに赴くなどお掃除に忙しい日々を過ごし、12月にノルウェー北方で軽巡ジャマイカと共にR部隊を形成して船団を護衛。この時、重巡洋艦アドミラル・ヒッパーとポケット戦艦ドイッチュラント（当時はリュッツォウと改名）の率いるドイツ艦隊との戦いとなった。これがバレンツ海海戦である。彼女はジャマイカと共同で奮闘し、格上の相手に一歩も引かなかった。結局、ドイツ側は船団襲撃に失敗し、逆に駆逐艦1隻をシェフィールドに沈められてしまった。お掃除完了である。

1943年前半は欧州近海に移動し、イタリアへの上陸作戦を支援するなどした。その後は再び北極海に戻り、12月26日に北岬沖海戦に参加。重巡洋艦ノーフォーク、妹艦のベルファストと共にフォース1艦隊としてドイツ巡洋戦艦シャルンホルストと対峙した。やはり夜の闇に紛れて輸送船団を狙ってきたシャルンホルストをレーダーで捕捉。一旦撃退してみせた。しかしシャルンホルストはその後もチャンスを伺う。再び会敵した彼女たちは逃げるシャルンホルストを追いかける。やがて、戦艦デューク・オブ・ヨークとあのバレンツ海海戦での仲間である軽巡洋艦ジャマイカからなるフォース2艦隊が挟み撃ちにし、フォース2艦隊の手によってついにシャルンホルストは沈められた。またもお掃除完了である。

1944年には戦艦ティルピッツへの攻撃作戦に参加。この時は大きな戦果を上げられず、結局ティルピッツは陸上爆撃機によって沈められた。

その後は、イギリスやアメリカのボストンでの長期修理に入り、そのまま終戦を迎えた。

終戦後にはカリブ海や本国艦隊、地中海での任務が主になる。1959年には予備役に入り、1964年まで本国艦隊の旗艦を務める。お掃除はまだ続いたのである。

1967年についに退役、解体されることになった。最後は自分のお掃除を完了させて、彼女は去っていったのである。

お疲れ様でございます、ご主人様。次はこちらの関連動画になります。頑張ってください

ふぅ……いい関連静画です。ご主人様、感謝致します

お聞きになりましたか？関連項目の響きを

• アズールレーン
• アズールレーン（陣営）/ロイヤル
• 女王陛下と指揮官にご奉仕するロイヤルメイド隊
  • エディンバラ(アズールレーン)
  • ベルファスト(アズールレーン)
  • ニューカッスル(アズールレーン)
  • シェフィールド(アズールレーン)　←今ここ
  • ケント(アズールレーン)
  • サフォーク(アズールレーン)
  • ベルちゃん
  • シリアス(アズールレーン)
  • キュラソー(アズールレーン)
  • カーリュー(アズールレーン)
• 正義の仲間たち
  
  • ジャマイカ（アズールレーン）
• アズールレーンのKAN-SEN一覧
• 掃除
• ガン＝カタ
• ぱんつはいてない

脚注

1. *「聖ペトロの逆十字」と思われる。
2. *元ネタの元ネタであるイギリスの都市、シェフィールド市は鉄鋼の町として知られ、そこの刃物は世界的に評価が高い。煌めくような輝きのその刃物は「シャイニーシェフ」と呼ばれ親しまれている。
3. *編集者は産業廃棄物として処理されたようです。