ジャスティスボーイ真 単語


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ジャスティスボーイシン

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ジャスティスボーイ真( - しん)は、すあだによる自主製作アニメーション作品、及びその主人公である。

アニメ第1期『ジャスティスボーイ真』は2009年9月30日 - 2010年12月12日の間、全12話に亘って公開された。第2期『ジャスティスボーイ真2』はニコニコ生放送の個人コミュニティにて行われた最終話の上映会にて製作決定が発表され、2012年6月17日より進行中。略称はJB真。すあだによる個人製作映像作品群「すあだ作品」の一つに分類される。

概要

主人公のジャスティスボーイ真はこのアニメが公開される以前から活動しており、真というキャラクター自体は2008年ごろに思い付きで作られたものだったということが作者のすあだによって語られている。かつては、YouTubeで別のアニメ作品『チャージマン研!』(ナックのテレビアニメ)を視聴している際に、画風のよく似た模造品のようなキャラクター(即ちジャスティスボーイ真)が自己紹介をするだけの動画が関連動画に現れることで小さな話題になっていた。2009年に入ると同作者がニコニコ生放送で行っていた配信にしばしば登場するようになり、そのうちで主に朝番組シリーズ『朝のすあだ』の司会進行役を務めていた。アニメ作品としての『ジャスティスボーイ真』は、その彼をバトルアニメ作品の主人公にするという形でなされたものと言える。その記念すべき第1話は動画公開に先行してすあだの個人コミュニティにて上映会が配信された。

特徴

公開当初、開幕時点で従来のすあだ作品とも一線を画すほどの勢いある戦闘シーンと、それに相応しく作られた激しいオープニングテーマ曲という、個人製作であるという背景に反した高い映像の質に対して、当時の配信では視聴者から驚嘆のコメントが多く寄せられた。しかし、そのオープニングが終わると作風は一変。質素で単純な絵から本編が始まり、音楽などの演出がほぼ皆無なまま極めて単調な構成に終わるという様相を呈したことで、その落差に視聴者たちは動揺を隠せなかった。結果として、個人製作という肩書きを裏切るほどの興奮を煽る見事なオープニングと、それを更に裏切った本編への落差という二段構えのネタ要素が本作に強烈な個性を与えるに至った。本編の後にヒーローの悲哀を歌う儚さ溢れる切ないエンディングテーマが流れる部分もまた、その個性において一役を買っていると言える。

第1話に限らない以降の回でも、本編には日常生活の一コマで突然介入した真が強引な行動を起こして即座に終了するという構成が頻繁に用いられていった。それどころか、オープニングやエンディングの映像に表されている世界観や登場人物がいつまで経っても本編に反映されず、視聴者には今後の展開の有無すら読み取ることが出来なかった。しかし、終盤にてまたしても急激な展開が起き、これによって今まで一切登場しなかったキャラクターたちが続々と投入され、オープニングやエンディングの伏線を一気に回収していったことがまたもこの作品を特徴付けた。

秩序に支配された大人の思考に異を唱えるという点に重きを置いた本作品はその敵の一つとして大人による経済を挙げており、本作品の製作において如何なるスポンサーからの援助も受けていないことを強調してオープニングと本編の間に水色一色の画面で「この番組は、無提供でお送りします」と告知するシーンを挿入している。この場面は視聴者によって「安心の無提供」と称されたが、第2期最新話に至るまでも一切欠かされたことがなかったため、これに絶対的な信頼が伴って「安心と信頼の無提供」と称されるようになった。

第2期ではオープニング・エンディングが一新され、第1期の構成を踏襲する回が多く見られたが、作風が一変して陰鬱なものとなり、ブラック企業の実態などに迫った皮肉とも解釈できる描写が多く見られるようになっている。

主な登場人物

メインキャラクター

ジャスティスボーイ真

主人公。大人を絶対的に憎み、白いタイツのような服を着ている少年。画風がテレビアニメ「チャージマン研!」に似ているため「白いチャージマン」などと呼ばれるほか、一変してオープニングやエンディングでの画風はテレビア ニメ「キャシャーン Sins」に似ていることから「キャシャーン真」「ジャスティスボーイ Sins」などと呼ばれることがある。

宇宙を移動できるUFOのような乗り物を持っており、地球人かどうかすら不明。年齢も不詳。極めて冷淡な性格の持ち主で、子供たちの自由の前に立ち塞がるものを容赦なくジャスティスビームで殲滅する。決めセリフは「悪い奴を見ると、許してはおけない性分なんだ!」

子どもたち

行く先々でジャスティスボーイ真に助けられる小学生の子どもたち。基本的に四人おり、顔は全て同じだがよく見ると髪型がそれぞれ異なる。但しキャラクターとしての区別は特になく、それぞれの演じ分けも一切されていない。よく「タケダ」と呼ばれる子供の家に集まってWiiやDSで遊んでいる。

あおい先生

子どもたちの先生。ジャスティスボーイ真がやられそうなときは身を呈して庇おうとするなど、数少ない良い大人である。「もう・・・バカぁん!」が口癖。

主なサブキャラクター

ブラックジャスティスボーイ

ジャスティスボーイ真に対抗すべくUNK社に開発された。英才教育を施され、大人の言うことは何でも聞く。高い戦闘力を持ち、中学生連合を壊滅させた。真と同じくジャスティスビームを放つことが出来、真の火力を上回るフルパワー出力も可能である。その性能の高さから第一期終盤で真を圧倒し追い詰めたが、全国の子供たちからの希望の光を受けてさらに高い出力のビームを実現した真によって地球ごと撃破された。第二期でも再登場を果たし、真とバスケットボールの試合で対峙することとなった。

動画

主題歌

ジャスティスボーイ真

オープニング主題歌
「the Theme of Justice Boy」
作詞:菊川裕也
作曲:菊川裕也
演奏:The Band of J.B.
エンディング主題歌
「正義は悲しみに包まれて」
作詞:遊夜
作曲:YUYA
演奏:ルナティック★ペペロンチーノ

ジャスティスボーイ真2

オープニング主題歌
「君のジャスティス」
作詞:衝動的の人
作曲:衝動的の人
編曲:衝動的の人
 歌:ランコ(豚乙女)
エンディング主題歌
「残像スティグマータ」
作詞:衝撃的の人
作曲:衝動的の人
編曲:衝動的の人
 歌:衝動的の人

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関連項目

  • すあだ作品

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