スズキ・エスクードとは (スズキエスクードとは) [単語記事]

エスクード(Escudo)とは、スズキ（株）から発売されているSUV型自動車。1988年に登場し、ライトクロカンというジャンルを築きあげた車である。

概要

スズキ（株）の四輪駆動車。

平成元年に初代モデルのTA01W型が発売されて以来、ジムニーとは異なる都会派のSUVとして人気を集める。発売当初は直4・1.6リッターのエンジンを搭載した2ドア・ショートボディーのみだったが、のちに5ドア・ロングボディー車やオーバーフェンダーを装備したV6・2.5リッターやディーゼル車も追加された。

平成9年に2代目・TA02/52W型にモデルチェンジ。搭載されたエンジンは1.6～2リッターの直4になったが、平成12年にはV6・2.7リッターエンジンを搭載した上級シリーズの「グランドエスクード」(型式はTX92W型)が追加され、標準車も5ドア・ロングボディーに統一される。

平成17年に現行モデルの3代目・TD54/94W型にモデルチェンジ。これまで7人乗りだったグランドエスクードにあたるV6・2.7リッターエンジン搭載車も5人乗りになった。

現在販売中のものは、生誕20周年を迎えた平成20年にマイナーチェンジによりエンジンを大型化し、スズキ車では初めてのロータリーバルブ式可変吸気システムや、バランサーシャフトを搭載した直4 2.4 Lと、高出力と低燃費を両立させた給排気VVTシステムを搭載したV6 - 3.2 Lの2種類となっている。

この車は同じクラスのSUVとくらべて性能・機能からみてコストパフォーマンスも非常に優れており、取り回しやすいボディサイズは、街乗りや通勤といった適している。さらには安定感のあるフルタイム4WDが道を選ばない走行性能を披露し、運転しやすい、扱いやすいと言った観点から、幅広いユーザーに支持されている。