スーパーロボット大戦α外伝とは (スーパーロボットタイセンアルファガイデンとは) [単語記事]

スーパーロボット大戦α外伝とは、バンプレソフト開発、バンプレストが発売したプレイステーション用SLGである。
俗にαシリーズと呼ばれる作品の2作目。

概要

αの好セールスによって、「ファンディスク的なソフトを作ってはどうか」と言われて製作された作品。
前作とは色々な意味で変更点が多い。

今作が初参戦となったのは、機動新世紀ガンダムX、∀ガンダム、戦闘メカザブングル、銀河旋風ブライガー。
これらの作品はスパロボ全作品を見ても参戦作品が数えるほどしかない。かなりレアな作品が起用されている。
αからの比較では、機動戦士ガンダム、機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争、機動戦士ガンダムF91、新機動戦記ガンダムW、聖戦士ダンバイン、新世紀エヴァンゲリオン(THE END OF EVANGELION)、トップをねらえ！、ジャイアントロボ THE ANIMATION～地球が静止する日～が抜けた。

前作からの変更点

それまでのシリーズでは恒例の、二回行動が廃止された。
- その代わり、援護システムが据え置き機では初の採用となった。二回行動と援護が重なるととんでもない行動数になってしまうため仕方ないところである。
前作まで採用されていたパラメータ「反応」が廃止され、「防御」という値に置き換わった。
- 防御値が高いキャラほど受けるダメージも減る。スーパー系のほうがリアル系と比べるとこの値が高い。
- また、命中率に運動性が考慮されなくなったので、今までシステム上冷遇気味だったスーパー系の復権が図られた。
熟練度の仕様が変更。
- イージー・ノーマル・ハードの三段階に変化するようになり、全てマップ上での行動で1マップにつき熟練度は1のみ増加する現在のスパロボの熟練度システムの礎となった。
武器改造が、今までは武器ごとの改造だったのが、この作品から全武器一括改造へと変更された。
- しかし実際のところ武器攻撃力は歴代作品と比較して未改造でも高めなので、実際改造はほとんど要らない。
第四次では採用されていた、マップ上でアイテムが手に入るシステムが、コンテナ及びマウンテンサイクルという形で復活した。
- コンテナは見えるが、IMPACT以降と違ってマップクリア後に自動回収はしてくれないので注意。
- マウンテンサイクルのほうは第四次と違って「探索」という精神コマンドもないノーヒントなので発見は困難を極める。
旧作で採用されていたバザーシステムが採用されている。ブルーストーンと交換することでユニットや強化パーツと交換することが出来る。後作でこの強化パーツ売買システムが採用された作品もある。

以下雑多な内容

四魔装機神が揃ったスパロボ最後の作品。以後OGでも一堂に会することはない。
- プレシアがスパロボで唯一使える作品。
- プレシアの待遇はカットインから始まり専用曲「春風のプレシア」(初出は魔装機神)まで貰うほど破格のものだった。ロリコンホイホイ。
- ネオ・グランゾンが序盤から登場して度肝を抜く作品でもある。シュウが本気を出し過ぎである。ちなみにこの次にスパロポでネオ・グランゾンが出てくるのはOG外伝。
αで中心的な役割だった「超機大戦SRX」の連中は開発凍結のためSRXに合体できないどころか、R-1とR-2は解体されている始末。挙句ハードで無ければ出ない連中すらいる。参戦期間も短いことも相まって超空気。
- 量産型ゲシュペンストMk-Ⅱと銘打って、F以来久々にゲシュペンストが登場した。
新規参戦となったガンダムXのサテライトシステムに対応して、今回は夜間ステージが存在し、更に月が出ているかどうかを判定するシステムがある。当然ながら月が出ていなければサテライトキャノンは使えない。
同じく新規参戦となったザブングル勢は、アニメーションが非常に独特。ICBMブン投げとかなんかシュールである。
- 「うぉぉぉぉぉっ！死なばもろともぉ！」
この作品には主人公が存在しない。上記の通りSRX勢も空気なので、誰を主人公と見るかは個人で異なる。
- また、今作は仲間との対立を乗り越えるというのがテーマになっているので仲間同士でいがみ合うシーンが多くなっている。いがみ合い、和解することで成長していく。
現代からはるか未来の地球をメイン舞台とするため、ほとんどのマップが地上戦となっている。
マクロスプラスのゴーストX-9の回避に悩まされる作品。また敵でもHPが少なくなると防御してきたり、回避を選んだりしてくるため、命中面では何かと苦労する作品である。
- おまけに、相手によっては集中や鉄壁など精神コマンドまで使ってくる。この結果、通常の作品よりも必中の必要性が増えており、これもスーパー系優遇の一環と言えるだろう。
- 尤も以前から、特定条件で精神コマンドを使用してくる敵はいる。が大体はそのターンのみの使用で次ターンは使用してこないが、今作では複数ターン使用してくることもあるので余計に厄介である。
現在のスパロボでは当たり前となったオープニングとエンディングテーマが初めてついた作品。スパロボの主題歌は大体はJAM Projectが担当するが今作品もそうである。
- オープニングは「鋼の救世主」、エンディングは「POWER」。