ドゥエドゥエドゥエとは (ドゥエドゥエドゥエとは) [単語記事]

　ﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩｴ（以下ﾄﾞｩｴ）とは、GBAの探索型アクション『キャッスルヴァニア　暁月の円舞曲』の隠しキャラ「ユリウス・ベルモンﾄﾞｩｴ」を筆頭とした変態的移ﾄﾞｩ（攻撃）方法である。

概要

　ベルモンド家、モリス家、その他問わず数々の変態が集う悪魔城TASだが
　2008年6月17日あるTAS動画が投稿された。

　

　以前までは通常（徒歩）の移動から「ジャンプ」+「ジャンプキック」の連打による高速変態移ﾄﾞｩを実現させた。その時の彼の掛け声が「ﾄﾞｩｴﾄﾞｩｴﾄﾞｩｴ」と聞こえる事からこのタグが付けられた思われる。そのあまりに変態じみた動きに視聴者の心は釘付けとなる。

　しかし、これで終わりではなかった。

　最初の動画から七ヶ月後、彼は進化して帰ってきたのだ。

　

　彼はより細かいﾄﾞｩｴを披露し、最早「ﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩﾄﾞｩｴ」と聞こえる程まで動きが限りなく細かくなっている。視聴者の間では「

進化して帰ってきた変態」「変態という名の変態」等と言った賞賛が送られている。

　現在、彼の変態的な動きを模したTAS動画なども多数誕生している。詳細は以下の「ﾄﾞｩｴﾘｽﾄ」で表記する。

ﾄﾞｩｴﾘｽﾄ

　この衝撃的な変態移ﾄﾞｩを見た者たちが後の「悪魔城シリーズ」はもちろんの事、他のゲームでもﾄﾞｩｴが使われるようになった。

　後に自然と彼らを賞賛（？）しﾄﾞｩｴを使える者達を総じて『ﾄﾞｩｴﾘｽﾄ』と呼ばれるようになった。

　語源はく英語の『デュエリスト』（duelist）「争う者、決闘する者などを意味する」をもじったものだと思われる。
　ここからは悪魔城シリーズのﾄﾞｩｴﾘｽﾄを紹介する。（他のゲームやmugenでのﾄﾞｩｴﾘｽﾄは割愛させて頂く）

「ユリウス・ベルモンﾄﾞｩｴ」
登場作：「暁月の円舞曲」「蒼月の十字架」「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」
　言わずと知れたﾄﾞｩｴﾘｽﾄ第一人者。
　「暁月の円舞曲」ではジャンプ中に↓+Aボタン（下三方向）でジャンプキックを限りなく細かく連打する事でﾄﾞｩｴを行う。その際声で「ﾄﾞｩｴﾄﾞｩｴﾄﾞｩｴ」と叫ぶ事からこの呼称が広まった。
　尚、彼はゲーム開始時からﾄﾞｩｴが行使でき、掛け声があるのもユリウスただ一人だけである。掛け声の有無で変態としてのﾄﾞｩｴに大きな差があるが故、創始者であり最高峰のﾄﾞｩｴﾘｽﾄ。

　TAS動画におけるﾄﾞｩｴﾘｽﾄが増加傾向にある中、創始者として門下生にウォーミングアップの様子を公開したり、他作品のﾄﾞｩｴﾘｽﾄと一戦交えたり、今まで放置していた悪魔城のボスを倒したり、はたまたﾄﾞｩｴ楽器として演奏したりと交友関係も徐々に広がっている。

　悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair（以下悪魔城HD）では追加キャラとして登場。勿論ﾄﾞｩｴも出来る。
　下記のﾄﾞｩｴﾘｽﾄが総じて悪魔城HDに出演していることもあり、悪魔城HD（ﾍﾝﾀｲｵﾌﾞﾄﾞｩｴﾘｽﾄ）と呼ばれることはこの先あるかもしれない。……個人的にはそうあって欲しい。

※「蒼月の十字架」で登場しているのはユリウス・ベルモンﾄﾞｩｴではなく、ただのユリウス・ベルモンドらしい。通称「蒼月版ユリウス」
「来須蒼真」（くるす　そうま）
登場作：「暁月の円舞曲」「蒼月の十字架」「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」
　「暁月の円舞曲」「蒼月の十字架」の主人公。同じゲーム内であるため彼もまた同様の操作でﾄﾞｩｴが可能である。しかし彼の場合はタクティカルソウル「マルファス」（二段ジャンプ）「スケルトンキッカー」（ジャンプキック）を入手しないとﾄﾞｩｴが使用できない。
　尚、「ブラックパンサー」（衝撃波をまとったダッシュ）の方がTASにおいては早いため、ブラックパンサーを入手するとﾄﾞｩｴの変態さが失われてしまい視聴者から残念がられてしまう。

　※ちなみに落ち着いてしまうのはﾄﾞｩｴとブラックパンサーでの移動は同速であると悪魔城tasの制作者の一人gocha氏が言及している。（掲示板No.11～13を参照）

視聴者の落胆に応えるかのようにブラックパンサー取得後でも僅かながらﾄﾞｩｴるようにしたようだ
マリア・ラーネッド
登場作：「血の輪廻」「月下の夜想曲」「悪魔城ドラキュラXX」「Xクロニクル」「ジャッジメント」「ギャラリーオブラビリンス」「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」
　多くの作品に登場しているが、「月下の夜想曲」ではﾄﾞｩｴﾘｽﾄの片鱗を見せている。
　移動としてのﾄﾞｩｴは行使しておらずﾄﾞｩｴﾘｽﾄとしてはまだ未熟な所があるが、今まで移動方法として捉えられていたﾄﾞｩｴが初めて攻撃方法として活用され、新たなるﾄﾞｩｴの可能性を見出した。
　その後悪魔城HDにも出演を果たした。幼少時でありながらﾄﾞｩｴが出来、移動も出来る事からもう立派なﾄﾞｩｴﾘｽﾄとして大きく成長した。

（4：16辺りを参照）

（1：43～1：50の間）

　
ジョナサン・モリス登場作：「ギャラリーオブラビリンス」「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」
　ギャラリーオブラブホテルラビリンスの主人公の一人。彼は通常のﾄﾞｩｴも可能だが、後のバグワープ無しのTASにおいて背面方向にﾄﾞｩｴを行う「ﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴ」による移動を考案した。

通常ﾄﾞｩｴ

ﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴ

（1：56でグリフォンのつばさ入手、2：00辺りからﾄﾞｩｴを使い始める）

　ジョナサンの通常ﾄﾞｩｴはシャーロットの魔法「ハイスピード」（移動速度UP）を利用してのﾄﾞｩｴになる。動画にもあるように緑色のエフェクトが掛かっている。二人以上でのﾄﾞｩｴはこれが初めてで同時に初めての共ﾄﾞｩｴ作業になった。
　ﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴには魔導器（アビリティ）のみで行える。（バックステップ→「グリフォンのつばさ」ハイジャンプ+「ひしょう石」二段ジャンプ→ジャンプキック）バックステップが最初に来るので必然的に背面方向に進んで行く。
　動画はまだ確認されてないが、シャーロットももしかするとﾄﾞｩｴが出来るかも知れない。（不可能でした）
　このﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴが生まれた後はザコボスラッシュTASにおいて蒼真もﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴが出来る事が判明した。この事から確認はされてないが、ユリウスもﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴが出来ると言う事になる。
シャノア
登場作：「奪われた刻印」「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」
　「奪われた刻印」の主人公。シリーズ唯一の女性ﾄﾞｩｴﾘｽﾄである。バックステップ、有角（アルカード）走法など過去の変態走法を網羅している彼女の変態レベルの高さが見所ではあるが、彼女もまたジョナサンと同様バックステップを利用したﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴが行使できる。
※マリアは女性では？と言う質問を頂いたのですが、マリアは自称「兵器」なので問題ありません。『マリア兵器だもん！』

　しかし、彼女の進化はこれだけに留まらなかった。

　
グリフ（アビリティ）の「イニレ・ラピドゥス」を入手した彼女は『イニレ・ラピﾄﾞｩｴ』へと姿を変え、その変態移ﾄﾞｩ法は過去最速を誇る。ﾄﾞｩｴとしての変態さはもちろんの事、女性らしさをも兼ね備えた美しいﾄﾞｩｴへと進化を遂げたのだ。
　尚、このTASはまだテストランの段階なので、この先また進化を遂げる可能性を秘めている。　
アルカード
登場作：「悪魔城ドラキュラ漆黒たる前奏曲」「悪魔城伝説」「月下の夜想曲」「暁月の円舞曲」「蒼月の十字架」「悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair」
「月下の夜想曲」の主人公が最も有名だろう。登場作品は多いが、プレイヤーとして操作できない作品もある。
今までは自身の名から取られた有角（アルカード）走法（すり足による高速移動）が主流だったが、「蒼月の十字架」にてついにﾄﾞｩｴﾘｽﾄの仲間入りを果たす。マントを翻しながら進むﾊﾞｯｸﾄﾞｩｴはユリウスとは違うダイナミックさを体現している。

（ユリウスモード　アルカードモードです）
マクシーム・キシン

登場作：「白夜の協奏曲」

ニコニコ動画内では確認されていないが、youtube内にて僅かながら確認された。
http://www.youtube.com/watch?v=Beqb8mTmIBc&NR=1

（上記の0：22～23辺りの僅かな時間である）

元々ﾄﾞｩｴは可能だったが、「ムッムッホァイ」があまりに印象的で誰もが見落としていた。それ以上にTASで有効な使いどころが無かったのも一因である（ワープ等で全て済むため）

……ただし、ﾄﾞｩｴより早い移動方法を持つマクシームでさえもﾄﾞｩｴの魅力に惹かれたと言うのもまた事実であろう。

その他雑記

　・「マグロのように跳ねながら前進していく様はまごうことなき変態」
　　障害物の無いただの廊下や通路をﾄﾞｩｴで進むシーンで下コメにて出てくる。

　・「ｿｲﾔｯｿｲﾔｯｿｲﾔｯｿｲﾔｯｿｲﾔｯｿｲﾔｯ」
　　厳密にはユリウスでは無いが、グラハム戦にての鞭の猛攻（と言う名のリズムゲー）で聞こえるグラハムの謎の叫び。ありえん（笑）