パラセ・ルシアとは (パラセルシアとは) [単語記事]

パラセ・ルシアとは、史上最凶のボスである。

概要

パラセ・ルシア（Parace L'sia　通称パラセ）はEXAMUより２００８年３月に稼動開始したアルカナハート２、その半年後に出たバランス修正＋キャラ追加がされたすっごい！アルカナハート２においてストーリーモードの最後にでてくる隠しボスである
出現条件は
・１本もとられずにストーリーモードのラスボス、アンジェリア＝アヴァロン（常時ミルドレッド待機状態）までを撃破すること
であるが、そのラスボスを一本も落とさずに倒すのがけっこう難しいので、実際に会うのは非常に難しい
パラセはまるでどこかにいそうな教授の格好をしているが、実は聖霊界より研究対象を探しにきた命のアルカナそのものである。
聖霊形態時には周囲にある風・水・地・火の四大元素の珠を使い、全てのプレイヤーたちに絶望を与える。ちなみに聖霊形態時の服はどうしてポロりにならないのか？という問いには「濡れタオルだから」という答えが定説となっている。
なお、設定上では以前にも何回か（数百年に一度？）人間界に来ており、同じような問題を起こしたが神威によりその都度追い返されたことになっている。神威TUEEEEEEEEEEEEEE！！
このパラセには、

・HPが自然に回復していく
・アルカナゲージが徐々に増えていく
・フロントステップ、バックステップ時に裏回り可能な上に無敵（MELTY_BLOODでいう白レンダッシュ）

というラスボスにふさわしい性能があるのだが…
なんといってもパラセの凶悪なところといえば「超必殺技の大半の威力がとんでもないこと」だろう。
たとえば一番使用頻度の高いサラマンダーと呼ばれる攻撃は、通常のキャラに単発で４～６割もっていくチート技。それなのにゲージの消費は１というなんとも効率のよすぎる技なのである。他にも
「混乱（レバー判定逆転）」「毒（徐々にHP減少）」「遅延化（全ての速度が半分）」「微少時間スーパーアーマー付与」を一度に与えるもの（通称、４色　約３～４割）
空中ガード不能でガード硬直が長いもの（通称、足　約４～５割）
空中ヒット時強制ダウンでガードしても上記の遅延化を付与してくる水柱を数本だすもの（通称、Eｘ水柱）
発生が早く、足元から遥か上空にキャラと一緒に進んでいくもの（このあとサラマンダーに繋げた物が下記の動画でいう「きたねぇ花火」である）
などがあり、他にもまだあるため、手がつけられない。

さらにアルカナとしての最終必殺技「アルカナブレイズ」扱いの技が２種類ある
片方は「春休み（通称、黄氷）」というもので、壊しにくい黄色い氷に閉じこもる。全ゲージ消費技（ゲージがなくても使用できる）で、よほどのダメージを与えない限りこの氷を割ることはできず、パラセにもダメージも与えられないので上記のHP回復をみてるだけしかない。さらに氷の中にいる時は回復速度が約２倍に跳ね上がる為、連続して出されたりすると一気に体力を回復し、体力が逆転されることなどもしばしば。
これだけでも酷いのだが、この技の本質はこっち。急速にアルカナゲージを回復させることであり、約５秒で一気に最大の９ゲージまで回復させる
このあとは超必殺技のオンパレードでガードし続けるハメになり、ゲージが切れるころに再び氷に閉じこもって９ゲージまで回復～のループ→タイムアップ負けはもはや日常茶飯事である。
もう片方は「アルベド」と呼ばれ、下にある動画にて最も防御力が低いレベルのキャラをﾃｰﾚｯﾃｰ＝一撃死させたことより某所で生まれたエターナルフォースブリザード（略称EFB）と呼ばれるようになる。全ゲージ消費技（発動に１ゲージ以上必要）
この技、EXAMU特有の「ラスボス特有の超必殺技には１フレーム発生の技がある」の法則が適応されており、あらかじめガード入力をしていないとガードできないという技である。そのため、アルカナ技入力、重ね起き攻めなどでガードをしてない場合は諦めるしかない…
そんな技であるにもかかわらず、最も硬いキャラで５割近く、通常キャラで６～８割、防御力が低めといわれてる組み合わせ（下記の動画のクラリーチェ＆火のアルカナなど）に至っては一撃必殺。このバランスブレイカーにより、大量リードしていても油断できない緊張を強いられる。

とまぁ、ここまでバグに等しいゲージ技のオンパレードを紹介してきたわけで…ならばゲージがない時の通常攻撃だけなら安全かというとそうは行かないのがパラセが最凶たる所以。
似たモーションで、発生の早い中段技と下段技をそれぞれ繰り出したり、ほんのわずかに浮いて発生の早い空中攻撃（＝中段技）をするため、地上ガードを固め続けるのは実質不可能といっても過言ではない。そして攻撃がヒットするとほぼ確実に超必殺技に繋げてきて、体力が一瞬で半分減るなども日常茶飯事である。
また、対空に非常に優れている技、技同士の判定に異様に強い技をいくつも持っており、攻撃を当てる手段が限られる。リーチの長い攻撃や遠距離から当てられる必殺技をもってないと何も出来ず封殺されることも。

さらに必殺技にも凶悪なものが揃っており、
水のアルカナのカタラクタ（通称、水柱）…通常は別の技で配置してコマンド入力で発生させるものであるがパラセの場合は設置→即発生となっている
水のアルカナのニトルム（通称、水投げ）…通常は１ゲージのコマンド投げ。パラセの場合は前作のミルドレッドと同じくゲージ関係なしに使ってくる。ガードを固めてれば大丈夫なんて考えてると…
風のアルカナのシキリス（通称、ガイル）…ブーメランのように戻るソニックブームを発射。攻撃を当てれば消えるが、ガードが堅いため消えることはほとんどない。むしろ攻めに行って攻撃の硬直中に戻ってきたのに当たって事故る
土のアルカナの要石（通称、石）…前方に大きな石を落とす。通常は発生前に攻撃を当てると消えるが、パラセの場合は発生保証されている。これと下段技を重ねて事実上ガー不なんてお手の物
オリジナルの氷の短剣（通称、氷剣）…最も使用頻度の高い必殺技。ガード硬直も長めなのだが、ヒット時に約１秒、カウンターヒット時には２秒以上のヒットストップがあり、ゲージがある場合超必殺技に繋げられてライフがごっそり持っていかれる。
上にいくつか使用頻度が高いものを上げたが、氷山の一角に過ぎない…

以上より運よく攻めることができて、「勝てそう…」と思ったところで一気に逆転されるという人間を絶望に落とす術を心得ている。汚いな、さすがパラセ、汚い。
唯一の有情といえば有情な点は、バ火力の超必殺技は「地上にいないと出せないこと」だろうか。
ちなみに、MUGEN等で何もできないと話題のカイザーナックルのジェネラルを比較に持ち出す人たちがいるが、迷惑なのでやめるように。

一応正攻法ではない方法を使えば全キャラでパラセを倒す方法は確立されている。目には目を、歯には歯を、チートにはチートを…である。
使用アルカナ…鋼のアルカナ：オレイカルコス
・攻撃を喰らわなければパラセのゲージが急激に増えることはないので落ち着いて距離をとってエネルゲイアでゲージを溜める
・氷剣はゲージがなければ全く怖くない。距離しだいでは即ガードが間に合う
・壁端に追い詰められそうになったら早めに上空を通って反対側に逃げる
・再び溜め直す。このとき、パラセのゲージには注意しておく。後ジャンプすると高確率でゲージ技を使うので、パラセのゲージを０にするまでおとなしくしてるべき。エネルゲイアでも反応してゲージ技を使うが、発生の早いものではガードが間に合わないので注意
・ラウンド数にもよるが、第１ラウンドはゲージを９まで溜めることに専念する。溜まったらダメ元で挑みに行ってもいい。間違いなく死ぬが。以下の方法で倒しにかかってもいいが、時間的にも厳しいのでゲージの無駄遣いになる可能性がある。
・こちらのゲージが大量にあり、パラセのゲージが０なのを確認してエピドシスを２回使い、必殺技レベルを３（金色）にする。黄氷中なども使うチャンス。
・注）ディカイオーシスの入力は1478963や2147896など、最後の剣が下から出るようにすること。復帰後地面に足を付けるまでが長いため、リバサ超必殺技をあまり気にせず戦える
・ゲージを使い切ったorEFBをガードしてパラセのゲージが０になったのを確認してディカイオーシスを連打。EFBの前ガーキャン後発動をすると神になった気分になれる（攻撃を与えてパラセのゲージが増えていることに注意）
・ゲージの切れ目＝命の切れ目なので安全なときにちょくちょくエネルゲイアでゲージを回復させておく
・黄氷のときは氷が割れるちょっと前にディカイオーシスを出しておき、うまい具合に重ねるようにする（ちょっと早めでもいい。6本目あたりまでには氷を割れる＝五分だから。基本アルカナホーミングでスキを消すこと）。間違っても割れてから攻撃が出る状況にしないように。死ぬ。
・パラセはディカイオーシスを全段ガードするor前ステ＆バクステで回避するor喰らうので、その都度対処をミスらないこと。

この方法を使えば慣れさえすればどんなキャラでも８０％の確率でパラセには勝てる。花のアルカナ：カヤツヒメでも似たようなことは出来るが、いかんせん火力が低い＆ゲージの溜まり方が遅いので勝率はぐっと下がる。
もちろんこんなの卑怯だというならばこの方法を使わなくてもいい。しかし正攻法では倒せないキャラがいるのも事実だが…