『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』とは、2011年5月26日に発売した任天堂ゲームソフトである。
開発はガンバリオン。ジャンルはアクションRPG。
2012年4月13日には欧州で発売、
さらに2013年3月26日には北米での発売が決定している。
時間制限のあるアクションRPG。仕掛けを解きつつ、敵を倒していく。
攻略中のダンジョンを引き返すのはめんどくさく感じるかもしれないが、
ショートカットも多く用意されているため割とあっさり戻ってこれる。
獣の呪いによって、本作ヒロインのセレスが獣化してしまうとゲームオーバーとなる。
「外僕(げぼく)の肉」を持ってセレスの所に戻れば一時的に呪いの進行を戻すことができるが、
最終的な目的は塔の最深部にいる「主(あるじ)」の肉を持ち帰ることである。
統合暦511年、グラエキア大陸国家エリュシオン。
王都ラダマンチェスでは、国を挙げての収穫祭が始まり、民衆が饗宴に沸いていた。
その最中、祭りの歌い手に選ばれた巫女セレスが、華やかな壇上で異常を来たす。
直後、突如として獣が現れ、民衆に牙を剥いた。
セレスと親しい青年エンデは、混乱の中でセレスを捜し求める。
ようやく見つけたとき、セレスは意識を失っていた......。
事件の重要参考人としてエリュシオン軍はセレスを拘束しようとする。
セレスとエンデは、行商人のグライアイに手引きされ、ある隔離施設へ逃れた。
"十三訃塔"。
グライアイによると、事件の影響でセレスは”獣の呪い”に蝕まれており、
呪いを解くには、十三訃塔に棲む獣の肉が必要になるという。
セレスを救うため、打ち棄てられた十三訃塔に臨むエンデ。
呪いに苦しみながらも、エンデの身を案じ帰りを待つセレス。
行き着く先でふたりを待つ運命とは........。
エリュシオン王国出身。エオス教徒。18歳。
ひまわりのように朗らかで慈悲深い女性。
収穫祭では神に捧げる歌を謡う巫女に選ばれるも舞台上で突如「獣の呪い」にかかってしまう。
肉食が禁じられているエオス教徒なのにも関わらず
化け物の肉を渡され、涙目で肉をかじる。が、物語が進んでいくと…?
序盤の親密度が低い状態でも非常に好意的。というかもはや 嫁。
エンデのためならばお菓子作りから古文解読までなんでもこなす。
また彼女にはプレゼントができるが、珍しいものを渡すとちゃんとそれぞれ違った反応で喜んでくれる。
…大骨とか渡してないよね?
親密度が上がってくると、イベントで抱きついてきたり出かけるときに見送ってくれたりする。
上から落っこちてくることも…。
海外版での名前は「Elena」。
アテナイ出身。口数の少ない青年。
「獣の呪い」にかかったセレスを救うべく、呪いを解く鍵を求め十三訃塔へ。
「無口」とあるだけあって、本当にほぼ喋らない。字幕は出てもボイスが無かったり…。
ただし重要な場面では頑張って語ってくれる。
公式イラストでは厳めしい表情をしているが、本編ではひとたびセレスに何かあると
焦る・とまどう・そわそわするなど割と気弱そうな描写が目立つ。
一方でセレスを抱き寄せたり、頭をなでなでしたりと漢前な行動をとったりもする。
末永く爆発してください。
戦闘では元傭兵というだけあって大剣・小剣・鎌・さらにはこんなものまで使いこなす。
またドヴェルグ族しか使えないはずのオレイカルコスの鎖も操り、グライアイのお墨付きをもらっている。
そしてどんな高いところから落ちても受け身をとれるというとんでもないスキル持ち。
ちなみに、本編開始時点でエンデとセレスが出会ってからは3年ほど経過している。
最初から二人が非常に仲がいい理由はこのためだと思われる。
海外版での名前は「Aeron」。
行商人・ドヴェルグ族の民。セレスとエンデを助ける謎の人物。
背中に背負っているのは夫とのことだが、真偽のほどは定かではない。
一族の宝である大事な鎖を初対面のエンデにあっさり渡してくれる。
かと思いきや回復薬などのアイテムはしっかり購入させられる。しかも割と高額。
あんまりダンジョン用の買い物をしているとセレスへのプレゼントが用意できなくなってしまう。
ご利用は計画的に。
辿りついたエンディングによって印象がかなり変わる人物。いい意味でも悪い意味でも。
そしてなぜか背中の爺さんに萌えるプレイヤーが続出。
海外版での名前は「Mavda」。
リアルタイムで戦闘を行うアクションRPG。イメージは「ゼルダ」に近い。
拠点・監視塔で装備を整えダンジョンに向かい、塔の最深部にいるボスを目指す。
ダンジョン内では時間制限が発生し、だいたい連続25分程度は探索が可能。それ以上遅くなると拠点で待つセレスが獣化してしまう。戻るタイミングはプレイヤー次第。
またダンジョン内には仕掛けが多数設置されているが、一度解いた仕掛けはそのままになる。
一方、拠点では買い物・休憩のほかヒロイン・セレスとの会話やプレゼントができる。
セレスとのやりとりによって上下するパラメータ「親密度」はゲームの展開に大きな影響を及ぼす。
操作はリモコン&ヌンチャクまたはクラシックコントローラで可能。
スティックで移動、ターゲットをポイントし鎖を打って仕掛けを解く・戦闘などが行える。
「ターゲットをポイントする」というのがゲームプレイで大半を占めるため、筆者はリモコンプレイ推奨。遠くのアイテムを回収するのもラクラクに。
プレイ中に登場するのは拠点とダンジョンの2カ所のみ。
プレイヤーはこの間を行ったり来たりしながらセレスを助ける方法を模索することとなる。
ゲーム中には時間の概念があり、イベントシーンにも昼夜の状態が反映される。
行けるところは少ないが、そのぶんセレスとの時間をどう過ごすかがプレイの肝となる。
さあ!会話でもプレゼントでもじっと見つめるだけでもなんでもするがいい!
休憩による体力回復、セレスとの交流、買い物や道具を倉庫に預けることができる拠点。
居間のほか地下室や屋上、水路のある広間などがあり、昔の資料なども多く残されている。
家具を購入するとセレスが居間に飾ってくれる。どうみても新婚さんの新居です。本当に(ry
全13の塔からなるダンジョン。各塔はエオス教のそれぞれの「理」を反映したものとなっており、
草木の生い茂る塔や溶鉱炉によって火の海のようになっている塔などがある。
最上階にはいわゆるダンジョンボスがおり、彼らの肉を取る=ダンジョンクリアとなる。
一度入った塔には再訪することができ、改めてアイテムなどを回収することもできる。
戦闘はポインタする鎖のほか、ボタン押しだけで攻撃できる第二武器(剣など)の二通り。
基本的には鎖で拘束→第二武器で攻撃、といった流れになる。
本作における時間制限のメーター。これが空になってしまうとセレスが完全に獣化・ゲームオーバーとなってしまう。
監視塔にいる間は減らないが、ダンジョンに行くと減少が始まる。
ある程度減った段階から獣化がはじまり、同時に親密度も徐々に下がってしまうのでなるべく獣化が始まらないうちに
帰るのが得策。質のいい肉を渡せば大きく、悪い肉なら少しだけ回復する。
獣化してしまったセレスとのイベントはプレイヤーに罪悪感を容赦なく与えてくる。
セレスとの仲良しさを表す。プレゼントをしたり雑談をすることで上昇、逆に嫌がることをすると下がる。
親密度の数値によっては監視塔でムービーイベントが発生する。
セレスが好きなものは綺麗な石や花など。嫌いなものは牙や体液など外僕の素材。
あまりにも低いままだとラストダンジョンまで行きつかないうちに悲劇が…。
アイテムはダンジョンにいるときに使える「道具」、合成に使う「素材」、「装備」、セレスにプレゼントする「雑貨」、そして「肉」の5種類。道具に関してはポーズ画面で使うほかショートカット使用も可能。
余談だが、セレスには雑貨だけでなく装備品や素材もプレゼントすることができる。
意外にも喜ばれたり、新しい使い方を発見してくれたりする。…料理に合成素材は入れないでほしいのだが…。
拠点である監視塔にて、セレスは掃除をしたり、料理を作ってくれたり、本を読んでいたり…と様々な行動をとる。セレスがどこにいるかは時間によって異なるので、ダンジョンから帰ってくるたびに探してみよう。
監視塔にいる際、セレスに服やアクセサリー、装備品をプレゼントしておくとそれ以降ちゃんと着け続けてくれる。
エプロンかわいいよ!
全体的にオーケストラ・クラシックアレンジのBGMが使用されている。以下にアレンジ元を記載。
エンディングはS、A、B、C、Dの計5種類。どのエンドになるかはセレスとの親密度によって決まる。一度見たエンディングはファイルセレクトの画面からもう一度見直すことができる。もう一回ラスボスも倒さないといけないが…。
ちなみにゲームオーバー時の演出もエンディングに近い。ただしムービーリストからは再見できず、イベント達成率にも含まれていない様子。まあ、後味悪いしね…。
↓ネタバレ注意
エンディングについては各所で「撃つ鬱展開」「最終兵器彼女」「死んで綺麗になる」など、嘆きの声が聞かれる。
SエンドがなければCERO:Cでは済まなかったかもしれない。
ちなみにSエンドについては「嫁の一本釣り」とのこと。 だいたいあってる
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 07:00
最終更新:2025/12/09(火) 07:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。