ヒューズのクレイジー捜査日誌

ヒューズのクレイジー捜査日誌とは、サガフロンティアの小説である。作者はウィザードリィ小説「隣り合わせの灰と青春」等を手がけたベニー松山氏。

概要

サガフロンティア攻略本「裏解体新書」掲載の小説で、ゲームでは没になったヒューズ編を下敷きとして執筆されている。

本編の各主人公のシナリオが同一の時間軸で展開されており、その全ての事件に関わる事になったIRPO捜査官ロスター（通称クレイジー・ヒューズ）の視点から物語を描く。

これは、元々想定されていたヒューズ編の内容である「各主人公のシナリオを渡り歩く」と言うコンセプトを反映したものである。

内容はと言えば、本編のシナリオや多くのキャラクターがギャグ化しており、また本編の内容を生かしたあるあるネタが随所にあったりと、概ねファンなら笑えるコメディ調の作品であるが、時折シリアスなシーンが挿入される事もある。

また、それまで一部が相互に「顔見せ」で登場するのみで、想像に任されていた主人公同士のストーリーラインの交錯を、改変を交えつつも一本の物語として描ききっている点も見所である。

こうした点からファンからの評価は概ね高く、リメイク時にはヒューズ編の追加を望む声も多い。ファンにとっては裏解体新書の一番の目玉だったりもする。

好評は製作サイドにも伝わったのか、続編であるサガフロンティア2のアルティマニアにも、同作者のノベル版が載っている。

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関連項目

• サガフロンティア