アンチヒーロー作品とは、アンチヒーロー的要素が強い作品である。「アンチヒーロー系」「アンチヒーロー物」「ヒーロー作品アンチ作品」と言われる事もある。
「アンチヒーロー」が主人公の「アンチヒーローの作品」とはまた別。
ヒーローらしからぬ要素や言動が強い主人公などを「アンチヒーロー」と言うが、作品の構造や背景世界自体がアンチヒーロー的要素の強い物はこう呼ばれる事がある。
よく見られる特徴として
という点が上げられる。
ただし、所謂典型的なヒーロー・英雄作品など果ては大してそういう要素の薄い作品でも古くからこれらの要素がサブ的なテーマや単発エピソードで描かれる事は多く、初見のインパクトとしての優秀さは折り紙つきだがそのインパクトを越えづらい為、長期作品として成立させる難易度も高いと言えるかもしれない。
社会的に広く信頼されており、正義の基準になっているヒーローや英雄(それらは有名な作品を思わせるパロディ的キャラクターな事も多い)が悪事を行っていたり大きく問題のある人物というのは作品内の人物にも、視聴者にも強いインパクトのある設定として重宝されている。
それを下記の2.を行うことによってストーリーやテーマにしたり、その変わった構図をコメディやギャグにする事もできる。
ファンタジー作品などで描かれる場合は「勇者」がこのポジションに置かれる。
またヒーローが与える、「幻想」「奇跡」「ご都合主義」も同時に否定されることが多い。
ヒーローが悪事を行っていれば当然それによって不利益被る者がいるのは自然な事であり、またヒーローが社会的に認めれている=社会的地位が高ければそれを受けるのはその社会における弱者になるだろう。
また作品によっては明確に悪事は行っていないが、ヒーローが正義切り捨てた存在や視野の狭さ、その名声を周囲の人物が悪用する事により同様の状態となっている事も多い。
主人公がそれを救済・そのディストピア的社会の打破を行う為に動くことでストーリーを動かしたり作品のテーマを描くこともできる。
冒頭に書いた「アンチヒーローの作品」と最も異なる点。
作中におけるヒーローと敵対することも多いのでその社会からみれば「アンチヒーロー」と言えるが、視聴者から見れば典型的な主人公や英雄が持つ属性(強い、正しい、美しい等)=ヒーロー的な人物である事も珍しくない。
最もその社会などによって歪んでしまったアンチヒーロー的主人公も少なくないが。
そして、そんな主人公がヒーローとして成長、又は元々持っていたヒーロー性を取り戻していくという話も多い。
※序盤のみの要素も含む
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最終更新:2025/12/23(火) 15:00
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