ファイナルファンタジーXIとは (ファイナルファンタジーイレブンとは) [単語記事]

ファイナルファンタジーXIとはスクウェア・エニックスが開発したMMORPGである。略称はFF11、FFXI。

概要

スクウェア・エニックス（当時スクウェア）のRPGの代表作ファイナルファンタジーの11作目にあたり、シリーズ初のオンラインゲームとして発売。テーマは「絆」。

仮想世界「ヴァナ・ディール」を舞台に、冒険者と呼ばれるプレイヤー達が様々な冒険を繰り広げていく。

2002年5月16日に正式サービスを開始し、ジラートの幻影、プロマシアの呪縛、アトルガンの秘宝、アルタナの神兵と4つの拡張ディスクが発売(および発表)され、現在もその世界は広がりつつある。
PC版の発売当時はかなりのスペックが必要で、PC関係のベンチマークにはよく登場した。
しかしCPUの進化、マルチコアの一般化により、現在ではほとんどのPCで動くソフトとなりつつある。

プレイヤー、自分の操作するプレイヤーキャラクター (PC) を作り、仮想の世界ヴァナ・ディール(Vana'diel)の中を冒険者として自由に往来しながら、モンスターと戦ったり、ミッション（PCの所属する国家や、追加ディスクの世界にまつわるストーリーイベント）やクエスト（ミッションより小規模な、街の人々などからの依頼）をクリアしたりすることで、自分のPCを育てていく。

同時に、他のプレイヤーたちとチャットで会話したり、協力し合ったり、取り引きしたりすることで、仮想的な社会に属することを楽しむ。

オンラインゲームとしては珍しく、ストーリーや時代背景などの設定が非常に充実している特徴を持つ。主に拡張ディスク１つにつき、１本のメインストーリーが展開されると言うのが通例である。

また日本のプレイヤーと外国のプレイヤーが共通の鯖でプレイすることになる点も特徴である（日本のプレイヤーのみのサーバーは存在しないので当然言語も混在する）。日本有数の規模を持つオンラインゲームの一つである。

システム、ゲームの特徴

ジョブチェンジシステムが採用されており、ジョブ毎に経験値が独立している。ジョブは特定ポイントで自由に変更出来るため、１つのキャラクターで様々なジョブを鍛える、と言うプレイが一般的。　反面、他のオンラインゲームでありがちな、複数ＰＣを戦闘用に鍛える、と言うケースはよほどの廃人プレイヤーでないと少ない。
サポートジョブというシステムがあり、２つめのジョブを、ＰＣに付けられる。サポートジョブは、メインジョブの半分のレベルになる。例としては（戦士Ｌｖ４１/忍者Lv20）と言った表示になる。　
競売所というアイテム売買を代行してくれるシステムが存在し、一般的な物品の売買には露店販売より競売所が主流である。大規模な資金力を用いた価格操作、価格のつり上げ、つり下げなども発生する。
主に外国語版のサービス開始に前後して大規模なＲＭＴ業者の参入が発生し、大規模なインフレ、レアアイテムの独占、ハラスメント行為等が多発したと言われている。現在ではＲＭＴ業者の摘発に力を入れている。
基本的にソロ無理、パーティ必須のバランスに設定されていたため、「パーティに誘われる人気ジョブ＝正義」「パーティに誘われない不人気ジョブ＝社会的弱者」と言う厳しい文化があり、効率を重視するプレイヤーも多数存在していた。
また、パーティを組む際、パワーレベリングを禁止するためのシステムにより、レベル差が開くと取得経験値が大幅に下がってしまうシステムがあり、ちょっとでも友人とレベルが離れると一緒に遊ぶのが難しかった。
現在では戦闘システム、ジョブ性能バランスの見直しに加え、ソロ、少人数向けの仕様も多数実装されており、大分バランスは修正されてきている。
が、反面昔のＦＦ１１プレイヤーから見ると「ぬるすぎる」バランスにまたいかがなものか、という声も上がってきているとか。何なんだあんたら。
公式掲示板が無かった影響か、2chのネトゲ実況板をはじめとする匿名掲示板で発達した文化も多い。PS2で発売されたオンラインゲームと言うことで、サービス開始当初は2chへのアクセスが集中しすぎて負荷分散が図られた程であった。