ファントム・ブラスター・オーバーロードとは (ファントムブラスターオーバーロードとは) [単語記事]

ファントム・ブラスター・オーバーロードとは、「カードファイト!! ヴァンガード」に登場するユニット（カード）である。

スペック

ノーマルユニット
クラン：シャドウパラディン　種族：アビスドラゴン
グレード：3　パワー：11000　クリティカル：1　シールド：なし
能力：永【V/R】：《シャドウパラディン》以外のあなたの、ヴァンガードかリアガードがいるなら、
このユニットのパワー-2000。
永【V】：あなたのソウルに「ファントム･ブラスター･ドラゴン」があるなら、このユニットのパワー+2000。
自【V】：[CB(3),あなたの手札から「ファントム･ブラスター･オーバーロード」を1枚選び、捨てる]このユニットが
アタックした時、コストを払ってよい。払ったら、そのターン中、このユニットのパワー+10000/クリティカル+1。

聖域中に繁殖した絶望を喰らい、より強大な闇の力を取り込んだ奈落竜の姿。
謎に包まれていたその正体は、かつて聖域を見守る立場にあった古の守護竜の一柱。
長い歴史の中、人々の心に潜む幾千幾万の暗い感情を見たことで、その魂は穢れ、昏き奈落の底に身を投じてしまった、と記されている。
全てを滅ぼすだけの存在となってしまった守護者の末路。その心中に渦巻くのは終わりの無い深い絶望だけなのだろうか。

公式ポータルサイト「今日のカード」より引用

概要

シャドウパラディンのグレード3ユニット。
《シャドウパラディン》で唯一パワー11000になれる『ファントム・ブラスター・ドラゴン』も、『ブラスター・ダーク』への
ライドが失敗した場合は、パワー10000のままになってしまうが、ヴァンガードでもリアガードでも常に
パワー11000であるこのユニットの登場により防御性能は向上したといえる。

ソウルに『ファントム・ブラスター・ドラゴン』がいればパワーが常時+2000される能力を持つ。
『ファントム・ブラスター・ドラゴン』の上にライドすれば条件は満たせるが、クロスライドに失敗しても
『ナイトメア・ペインター』で手札から『ファントム・ブラスター・ドラゴン』をソウルに送れば、パワー13000になれる。
パワー13000になれなくとも、素のパワー11000はヴァンガードとして及第点であり、安定したヴァンガード用の
ユニットとして重宝するだろう。
シャドウパラディン以外のユニットがいるとパワーが-2000されるので、可能な限り単クランで構築したいところ。

また、アタック時にカウンターブラスト3枚とペルソナブラスト（同名カード1枚を手札から捨てるコストの払い方）に
よってパワー+10000、クリティカル+1する能力も持っている。
類似能力の『ファントム・ブラスター・ドラゴン』と比較すると、カウンターブラストのコストが重くなった代わりに
ドロップするカードの数は2枚下回っている。
シャドウパラディンには優秀なカウンターブラスト持ちが複数存在するので、能力発動を狙う場合はダメージの確保がネックとなるが、それ以外の点ではいくらか使い勝手は増しているといっていいだろう。
ただ、『ファントム・ブラスター・ドラゴン』などと同じく、完全防御できるカードに非常に弱い。
特にかげろうやスパイクブラザーズを相手にする場合は、安定してそれらをサーチできるカードが存在するため過信は禁物。
相手の手札に応じて柔軟にカードを捌くプレイングが求められるだろう。

『ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド』と同じく、専用サーチカードとして『ファントム・ブリンガー・デーモン』が存在する。

アニメでは雀ヶ森レンが使用するカード。第58話にて初登場。
ウルトラレアのスイコから「光と闇のカード、どちらを選ぶ?」と聞かれ、厨二病のレンは闇のカードを選び、このカードを手に入れた。
櫂トシキ戦では、『ファントム・ブラスター・ドラゴン』の上にライドし登場。『アポカリプス・バット』のブースト、ペルソナブラスト、そしてクリティカルトリガーの効果を受けパワー38000/クリティカル3となり、フィニッシャーになった。
第64話の先導アイチ戦でも再びクロスライドしている。

ライド時の口上は「混沌なる静寂に叫びし絶望。幻すら見られぬ闇より、暗き闇の力を我に。クロスライド！ファントム・ブラスター・オーバーロード！！」