フー・ファイターズとは、以下の人物を指す名称である。
ジョジョの奇妙な冒険・第6部『ストーンオーシャン』の登場人物。
通称F・F。湿地帯のプランクトンにプッチ神父により『能力』と『記憶』のDISCを与えられ「フー・ファイターズ」という生物になった。本体もフー・ファイターズで同一。
体はプランクトンの集合体で水さえあれば分裂し、別れて行動もできる。プッチ神父の命令により刑務所敷地内の湿原の倉庫でDISCを守っていた折に徐倫・エルメスと交戦のち敗れ、トドメを刺されるかと思ったら徐倫に水を与えられ命を救われてからは徐倫を守りたいという思いに目覚める。
徐倫達の仲間に加わってからはエートロという女囚の死体を乗っ取り新しい身体にすると、エートロとして女子房で生活をしているが、普通の人間と違い(湿地と違って水分の無い陸地で過ごすためには)定期的に水分を補給しなければならない身体であるため、それを巡るトラブルも少なくなかった。
はじめは「ホワイトスネイク」の命令に従っていたFF。徐倫と出会う以前の『記憶』は言われるがままに農場を守っていただけ。それだけだったのだ。
だが徐倫達に出会い、助けられ、共に過ごす日々が始まってから彼女(と便宜的に呼ぶ)の価値観は一変する。
徐倫やエルメェスとのくだらない世間話、刑務所の見慣れた風景、ただの落書きやドアの開閉する音・・・。普通であれば気に留めないような些細な事を彼女は『記憶』として全て頭に残っていた。
やがて彼女はこう考えるようになる。
生きるという事はきっと「思い出」を作ることなのだ・・・(中略) それを失うこと・・・それだけが怖い
徐倫が父親の為に命を懸けて戦っている。エルメェスだって・・・。
それは「いい思い出があるから」であり、人間のパワーの源は思い出である。FFはその「思い出が自分自身に『勇気』を与えてくれる」という以前には無かった感覚が芽生えたこと、それが『知性』なのだと悟る。
しかし「ホワイトスネイク」の本体であるプッチ神父との戦いによって負傷した身体(エートロ)は捨てざるをえなくなり、その後DISCまで奪われてしまったF・Fはいよいよ死を迎える事になる。だがそこに恐怖は無かった。
- 「あたしの一番怖い事は・・・・・・・・・・・・・・・友達に「さよなら」を言う事すら考えられなくなる事だった」
「でも・・・・・・最後の最後に・・・・・・・・・それを考えることができた」
(中略)- 「ちょっと待ってッ!な・・・なに言い出すのよ エ・・・F・Fッ!」
- 「さよなら・・・・・・徐倫
もうここにはいられない・・・・・・フー・ファイターズは消える」- 「なに言ってるのよッ!バ・・・バカな事を!!」
- 「あたしを見て徐倫
これがあたしの『魂』・・・・・・これがあたしの『知性』・・・・・・」
「あたしは生きていた」- 「あの神父からあんたのDISCを必ず取り戻すッ!『フー・ファイターズ』のDISCをよッ! 」
「そうすればあんたは蘇れるッ!!」- 「それはきっと別のフー・ファイターズ
あたしじゃあないと思う
これがあたしなの さよならを言うあたしなのよ」
「最後にさよならが言えて良かった・・・徐倫
これでいい徐倫・・・これでいいのよ・・・」
スタンドでありながらも親友達との『思い出』や『知性』を得、最後まで徐倫達のために戦った彼女の魂は『思い出』や『知性』を失うことなく、「さよなら」という言葉を残し満足して空に昇っていった。
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最終更新:2025/12/14(日) 03:00
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