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マー君世代・ハンカチ世代とは、1988年度生まれ世代の、特に野球選手を指す言葉である。
マー君とは、現在ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大の愛称であり、2006年夏の甲子園の決勝戦で田中と投げ合った、同学年の斎藤佑樹が名付け親とされている。
ハンカチとは甲子園で斎藤佑樹が所持していたハンカチのこと。
2006年夏の甲子園の活躍で斎藤がマスコミに大注目されるようになり、斎藤は青いハンカチを使用していたことからハンカチ王子と呼ばれ「ハンカチフィーバー」が巻き起こった。この決勝戦&再試合の田中将大との対戦は非常に注目を集めで両者とも人気を上げていった。
そして甲子園で優勝投手となった斎藤を中心として「ハンカチ世代」と呼ばれるようになる。
しかし斎藤は大学では実績を残すもののプロ入り後はなかなか結果を残せず、対して田中は球界を代表する投手となっていったためしだいに「マー君世代」「田中世代」と呼ばれるようになってきた。[1]
田中や坂本だけではなく、前田健太(広島・斎藤より先にプロ入り)、澤村拓一(巨人・2010年プロ入り)、梶谷隆幸(横浜DeNA)、秋山翔吾(西武)、高橋朋己(西武)、柳田悠岐(ソフトバンク)らが台頭しており、特定の個人に相当する名称ではなく、単に「黄金世代」や「プラチナ世代」と呼ぶことも多い。
既に沢村賞投手を2人輩出するなど、20代前半から各球団の主力となっていた選手や、今後の成長が期待される選手が並ぶ。
なお、現在の最新ドラフト会議である2016年度新人選手選択会議でも同世代の指名選手がいる。
松坂世代同様、日本の野球選手に対して使われ、外国人選手には使われない。ちなみにNPB在籍経験のある当世代の外国人選手は、当該節を参照。
また、第一線で活躍する選手がいる傍ら、ネタキャラも数名存在するところも共通している。
2012年7月には、「88年会」を結成することが発表された。発起人は坂本,田中,前田。
※赤は投手、水色は捕手、黄色は内野手、緑は外野手。無色斜体は戦力外および引退した選手。
※福井優也(広島東洋)は斎藤・大石と早稲田大学で同学年だったが、1年浪人しているのでこの世代ではない。
| 名前 | プロ入り | 所属 | 主なタイトル・備考 |
|---|---|---|---|
| 會澤翼 | 2006年高校生ドラフト3巡目 | 広島(2007年-) | |
| 秋山翔吾 | 2010年ドラフト3位 | 西武(2011年-) | 2013年ゴールデングラブ賞 2015年最多安打・ベストナイン シーズン216安打のプロ野球記録保持 |
| 秋吉亮 | 2013年ドラフト3位 | ヤクルト(2014年-) | 2015年・2016年、最多登板 |
| 阿部俊人 | 2010年ドラフト3位 | 楽天(2011年-) | |
| 石川歩 | 2013年ドラフト1位 | ロッテ(2014年-) | 2016年最優秀防御率 |
| 伊志嶺翔大 | 2010年ドラフト1位 | ロッテ(2011年-) | |
| 石山泰稚 | 2012年ドラフト1位 | ヤクルト(2013年-) | |
| 乾真大 | 2010年ドラフト3位 | 日本ハム(2011年-2016年) 巨人(2016年-) |
|
| 上田剛史 | 2006年高校生ドラフト3巡目 | ヤクルト(2007年-) | 国籍は韓国だが、日本の高校を卒業しているため日本人登録 |
| 植村祐介 | 2006年高校生ドラフト3巡目 | 日本ハム(2007年-2013年) | 現:日本ハム打撃投手 |
| 遠藤一星 | 2014年ドラフト7位 | 中日(2015年-) | |
| 大石達也 | 2010年ドラフト1位 | 西武(2011年-) | 「達者」 |
| 大野雄大 | 2010年ドラフト1位 | 中日(2011年-) | |
| 大嶺祐太 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | ロッテ(2007年-) | NPB日本人選手史上最南端出身 |
| 加賀美希昇 | 2010年ドラフト2位 | 横浜・DeNA(2011年-2015年) | 現在は社会人野球所属 |
| 梶谷隆幸 | 2006年高校生ドラフト3巡目 | 横浜・DeNA(2007年-) | 2014年盗塁王 2014年に内野手から外野手に転向 |
| 亀澤恭平 | 2011年育成ドラフト2位 | ソフトバンク(2012年-2014年) 中日(2015年-) |
2014年支配下登録 |
| 木村文紀 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | 西武(2007年-) | 2012年に投手から外野手に転向 |
| 黒沢翔太 | 2010年育成ドラフト1位 | ロッテ(2011年-) | 2013年支配下登録 |
| 小山雄輝 | 2010年ドラフト4位 | 巨人(2011年-2016年) 楽天(2017年-) |
|
| 斎藤佑樹 | 2010年ドラフト1位 | 日本ハム(2011年-) | |
| 坂本勇人 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | 巨人(2007年-) | 2012年最多安打、2016年首位打者 2015年に巨人のキャプテン就任 |
| 佐藤賢治 | 2006年高校生ドラフト2巡目 | ロッテ(2007年-2010年) 日本ハム(2010年-2015年) |
|
| 澤村拓一 | 2010年ドラフト1位 | 巨人(2011年-) | 2011年セ・リーグ新人王 2016年最多セーブ |
| 塩見貴洋 | 2010年ドラフト1位 | 楽天(2011年-) | |
| 下水流昂 | 2012年ドラフト4位 | 広島(2013年-) | |
| 高橋朋己 | 2012年ドラフト4位 | 西武(2013年-) | |
| 田中将大 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | 楽天(2007年-2013年) ヤンキース(2014年-) |
【本家】 2007年パ・リーグ新人王 2011年・2013年、最多勝・最優秀防御率・ベストナイン・沢村賞 2012年最多奪三振 2013年最高勝率・パリーグMVP 2011年-2013年、ゴールデングラブ賞 24勝0敗のプロ野球記録保持 |
| 堂上直倫 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | 中日(2007年-) | |
| 中村恭平 | 2010年ドラフト2位 | 広島(2011年-) | |
| 林崎遼 | 2010年ドラフト5位 | 西武(2011年-2015年) | |
| 福田秀平 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | ソフトバンク(2007年-) | 平成生まれのプロ野球選手第1号 2011年に内野手から外野手に転向 |
| 福田永将 | 2006年高校生ドラフト3巡目 | 中日(2007年-) | 2008年に捕手から内野手に転向 |
| 福山博之 | 2010年ドラフト6位 | 横浜・DeNA(2011年-2012年) 楽天(2013年-) |
「サブちゃん」 2016年最多登板 |
| 前田健太 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | 広島(2007年-2015年) ドジャース(2016年-) |
2010年投手三冠、2011年奪三振王 2012年・2013年、最優秀防御率 2015年最多勝 2010年・2013年・2015年、ベストナイン 2010年・2012年-2015年、ゴールデングラブ賞 2010年・2015年、沢村賞 |
| 増田達至 | 2012年ドラフト1位 | 西武(2013年-) | 2015年最優秀中継ぎ |
| 増渕竜義 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | ヤクルト(2007年-2014年) 日本ハム(2014年-2015年) |
|
| 松永昂大 | 2012年ドラフト1位 | ロッテ(2013年-) | |
| 南昌輝 | 2010年ドラフト2位 | ロッテ(2011年-) | リリーフカーで帰宅事件 |
| 宮崎敏郎 | 2012年ドラフト6位 | DeNA(2013年-) | |
| 柳田悠岐 | 2010年ドラフト2位 | ソフトバンク(2011年-) | 2014年・2015年、ゴールデングラブ賞 2015年首位打者・ベストナイン・トリプルスリー 2015年パリーグMVP |
| 山田大樹 | 2006年育成ドラフト1巡目 | ソフトバンク(2007年-) | 2010年支配下登録 |
| 吉川光夫 | 2006年高校生ドラフト1巡目 | 日本ハム(2007年-2016年) 巨人(2017年-) |
2012年最優秀防御率・パリーグMVP |
| 李杜軒 | 2006年高校生ドラフト4巡目 | ソフトバンク(2007年-) | 国籍は台湾だが、日本の高校を卒業しているため日本人登録 |
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最終更新:2025/12/24(水) 08:00
最終更新:2025/12/24(水) 07:00
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