マー君世代 単語


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マークンセダイ

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マー君世代とは、1988年度生まれ世代の、特に野球選手を指す言葉である。

概要

マー君とは、現在ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大の愛称であり、2006年夏の甲子園の決勝戦で田中と投げ合った、同学年の斎藤佑樹が名付け親とされている。

夏の甲子園の活躍で斎藤がマスコミに大注目されるようになり、「ハンカチフィーバー」(斎藤の愛称がハンカチ王子)が元でかつてはハンカチ世代とも呼ばれたこともあったが、現・読売ジャイアンツの坂本勇人は、 「佑ちゃん世代? それはないでしょう」と一蹴、「僕たちはマー君世代です。(田中は)プロに入って最初に活躍して、ずっと変わらずに結果を残していますからね。僕らもずっと目標にしてやってきた」と、いち早くマー君世代の1人と答えている。

しかし、プロ入り後の成績で世代名を変更するのであれば、松坂世代に関しても30代以降は和田毅、杉内俊哉、村田修一らの方が活躍しており、こちらも松坂世代から変更すべきという意見もある。松坂世代の法則に習うならば、世代名の呼称は甲子園優勝投手をそのまま使うべきであり、永遠に「ハンカチ世代」であるべきとされる。つまり、プロ入り後に田中将大と斎藤佑樹の成績の差がどれだけあろうと、坂本勇人らが口にする「マー君世代」なんて呼称は、個人的に使っている場合を除いて本来はありえないのだ。

ちなみに田中将大と斎藤佑樹の成績の格差が広がって以降も、ネットのメディアでは特に「ハンカチ世代」を使用するケースは多々あり、斎藤佑樹への記憶と彼の影響力の大きさはいまだに残っている。プロ入り後に目立った活躍をしていない斎藤佑樹ではあるが、その状況であっても注目度はいまだ健在で、成績では田中の方が上だが、存在感では斎藤の方が上という見方があるのだ。実際、斎藤佑樹の場合には2軍戦に登板しただけでニュースになることもあり、これは松坂大輔も同様である。

田中や坂本だけではなく、前田健太(広島・斎藤より先にプロ入り)、澤村拓一(巨人・2010年プロ入り)、梶谷隆幸(DeNA)、秋山翔吾(西武)、高橋朋己(西武)、柳田悠岐(ソフトバンク)らが台頭しており、特定の個人に相当する名称ではなく、単に「黄金世代」や「プラチナ世代」と呼ぶことも多い。

沢村賞投手を2人輩出したり、2010年代はほぼ毎年タイトルや表彰を複数人が獲得したり、NPBの歴代シーズン記録を更新したりするなど、20代前半から各球団の主力となっていた選手がずらりと並んでいる。

松坂世代同様、日本の野球選手に対して使われ、外国人選手には使われない。ちなみにNPB在籍経験のある当世代の外国人選手は、当該節を参照
また、第一線で活躍する選手がいる傍ら、ネタキャラも数名存在するところも共通している。

2012年7月には、「88年会」を結成することが発表された。発起人は坂本、田中、前田。

当該世代で記事がある選手

※赤は投手、水色は捕手、黄色は内野手、緑は外野手。無色斜体は戦力外および引退した選手。
※福井優也(2010年ドラフト1位)は斎藤・大石と早稲田大学を同期入学したが、1年浪人しているのでこの世代ではない。

名前 プロ入り 所属 主なタイトル・備考
會澤翼 2006年高校生ドラフト3巡目 広島(2007年-) 2017年~2019年、ベストナイン
秋山翔吾 2010年ドラフト3位 西武(2011年-2019年)
レッズ(2020年-)
2013年・2015年~2018年、ゴールデングラブ賞
2015年・2017年~2019年、最多安打・ベストナイン
2017年首位打者

シーズン216安打のプロ野球記録保持(2015年)
秋吉亮 2013年ドラフト3位 ヤクルト(2014年-2018年)
日本ハム(2019年-)
2015年・2016年、最多登板
阿部俊人 2010年ドラフト3位 楽天(2011年-2017年) 現:楽天球団職員
石川歩 2013年ドラフト1位 ロッテ(2014年-) 2016年最優秀防御率
伊志嶺翔大 2010年ドラフト1位 ロッテ(2011年-2019年) 現:ロッテコーチ
石山泰稚 2012年ドラフト1位 ヤクルト(2013年-) 「石山本願寺」
乾真大 2010年ドラフト3位 日本ハム(2011年-2016年)
巨人(2016年-2017年)
現在はBCリーグ所属
上田剛史 2006年高校生ドラフト3巡目 ヤクルト(2007年-) 国籍は韓国だが、日本の高校を卒業しているため日本人登録
植村祐介 2006年高校生ドラフト3巡目 日本ハム(2007年-2013年) 現:日本ハムブルペン捕手(現役時代は投手)
遠藤一星 2014年ドラフト7位 中日(2015年-)
大石達也 2010年ドラフト1位 西武(2011年-2019年) 現:西武球団職員
「達者」
大野雄大 2010年ドラフト1位 中日(2011年-) 2019年最優秀防御率
2019年にノーヒットノーラン達成
大嶺祐太 2006年高校生ドラフト1巡目 ロッテ(2007年-) NPB日本人選手史上最南端出身
2020年より育成契約
加賀美希昇 2010年ドラフト2位 横浜・DeNA(2011年-2015年) 現在は社会人野球所属
梶谷隆幸 2006年高校生ドラフト3巡目 横浜・DeNA(2007年-) 2014年盗塁王

消えたセカンド事件
2014年に内野手から外野手に転向
亀澤恭平 2011年育成ドラフト2位 ソフトバンク(2012年-2014年)
中日(2015年-2019年)
琉球(2020年-)
2014年オフにソフトバンク育成から中日に支配下で移籍
木村文紀 2006年高校生ドラフト1巡目 西武(2007年-) 2012年に投手から外野手に転向
黒沢翔太 2010年育成ドラフト1位 ロッテ(2011年-2017年) 2013年支配下登録
現:ロッテ球団職員
小山雄輝 2010年ドラフト4位 巨人(2011年-2016年)
楽天(2017年-2018年)
現:巨人打撃投手
斎藤佑樹 2010年ドラフト1位 日本ハム(2011年-)
坂本勇人 2006年高校生ドラフト1巡目 巨人(2007年-) 2012年最多安打
2016年首位打者・最高出塁率・ゴールデングラブ賞
2016年・2018年・2019年、ベストナイン
2019年セ・リーグMVP

2015年に巨人のキャプテン就任
佐藤賢治 2006年高校生ドラフト2巡目 ロッテ(2007年-2010年)
日本ハム(2010年-2015年)
澤村拓一 2010年ドラフト1位 巨人(2011年-) 2011年セ・リーグ新人王
2016年最多セーブ
塩見貴洋 2010年ドラフト1位 楽天(2011年-)
下水流昂 2012年ドラフト4位 広島(2013年-2019年)
楽天(2019年-)
高橋朋己 2012年ドラフト4位 西武(2013年-) 2019年から育成契約
田中将大 2006年高校生ドラフト1巡目 楽天(2007年-2013年)
ヤンキース(2014年-)
【本家】
2007年パ・リーグ新人王
2011年・2013年、最多勝・最優秀防御率・ベストナイン・沢村賞
2012年最多奪三振
2013年最高勝率・パリーグMVP
2011年-2013年、ゴールデングラブ賞

24勝0敗のプロ野球記録保持
堂上直倫 2006年高校生ドラフト1巡目 中日(2007年-)
中村恭平 2010年ドラフト2位 広島(2011年-)
林崎遼 2010年ドラフト5位 西武(2011年-2015年)
福田秀平 2006年高校生ドラフト1巡目 ソフトバンク(2007年-2019年)
ロッテ(2020年-)
平成生まれのプロ野球選手第1号

2011年に内野手から外野手に転向
福田永将 2006年高校生ドラフト3巡目 中日(2007年-) 2008年に捕手から内野手に転向
福山博之 2010年ドラフト6位 横浜・DeNA(2011年-2012年)
楽天(2013年-)
「サブちゃん」
2016年最多登板
2020年より育成契約
藤井亮太 2013年ドラフト6位 ヤクルト(2014年-) 「忍者」
前田健太 2006年高校生ドラフト1巡目 広島(2007年-2015年)
ドジャース(2016年-2019年)
ツインズ(2020年-)
2010年投手三冠、2011年奪三振王
2012年・2013年、最優秀防御率
2015年最多勝
2010年・2013年・2015年、ベストナイン
2010年・2012年-2015年、ゴールデングラブ賞
2010年・2015年、沢村賞
2012年にノーヒットノーラン達成
増田達至 2012年ドラフト1位 西武(2013年-) 2015年最優秀中継ぎ

2018年に西武の選手会長就任
増渕竜義 2006年高校生ドラフト1巡目 ヤクルト(2007年-2014年)
日本ハム(2014年-2015年)
松永昂大 2012年ドラフト1位 ロッテ(2013年-)
南昌輝 2010年ドラフト2位 ロッテ(2011年-) リリーフカーで帰宅事件
宮崎敏郎 2012年ドラフト6位 DeNA(2013年-) 2017年首位打者・ベストナイン
2018年ゴールデングラブ賞・ベストナイン
屋宜照悟 2012年ドラフト6位 日本ハム(2013年-2017年)
ヤクルト(2017年-2019年)
現:阪神打撃投手
柳田悠岐 2010年ドラフト2位 ソフトバンク(2011年-) 2015年・2018年、首位打者
2015年トリプルスリー・パリーグMVP
2015年~2018年、最高出塁率
ベストナイン&ゴールデングラブ賞各4回
山田大樹 2006年育成ドラフト1巡目 ソフトバンク(2007年-2017年)
ヤクルト(2018年-)
2010年支配下登録
吉川光夫 2006年高校生ドラフト1巡目 日本ハム(2007年-2016年)
巨人(2017年-2019年)
日本ハム(2019年-)
2012年最優秀防御率・パリーグMVP
李杜軒 2006年高校生ドラフト4巡目 ソフトバンク(2007年-2016年)
富邦(2017年)
ロッテ(2018年-2019年)
琉球(2020年-)
国籍は台湾だが、日本の高校を卒業しているため日本人登録

大百科に記事のあるNPBに所属した外国人選手

※色付きは現所属

名前 所属 主なタイトル・備考
ファビオ・カスティーヨ 西武(2018年-2019年)
ネフタリ・ソト DeNA(2018年-) 2018年・2019年、本塁打王
2018年・2019年、ベストナイン
2019年打点王
ミッチ・デニング ヤクルト(2015年)
ザック・ニール 西武(2019年-)
エディソン・バリオス ソフトバンク(2011年-2016年)
DeNA(2018年-2019年)
ダヤン・ビシエド 中日(2016年-) 2018年首位打者・最多安打
2018年・2019年、ベストナイン
マイルズ・マイコラス 巨人(2015年-2017年) 2015年最高勝率
クリス・マレーロ オリックス(2017年-2019年) プロ野球通算10万本塁打

本塁踏み忘れ事件
アリエル・ミランダ ソフトバンク(2018年-2019年)
ライネル・ロサリオ 広島(2014年-2015年)
ウィリン・ロサリオ 阪神(2018年)
ステフェン・ロメロ オリックス(2017年-2019年)
楽天(2020年-)

関連商品

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関連項目

  • 日本のプロ野球チーム一覧
  • プロ野球選手一覧
  • プロ野球選手一覧(世代別)
  • 松坂世代
  • 1994年世代

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