メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 単語

メチシリンタイセイオウショクブドウキュウキン

これはリビジョン 3376755 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)とは、メチシリンという抗生物質に対して耐性を持った黄色ブドウ球菌のことである。

概要

そもそも黄色ブドウ球菌は健康な人の皮膚や鼻の穴、のどなどにも生息している常在菌であり、普段は特に悪さをしないが、怪我をしたりストレスなどで免疫力が低下した状態になると皮膚などに感染症を起こすことがある。

主に日常的に抗生物質・抗菌薬が使われる病院で発生することが多く(ちなみにこれは多剤耐性結核菌など他の薬剤耐性菌も同じである)、特に入院中の患者が被害を受けることが多い。

あくまで黄色ブドウ球菌なので毒性自体はそれほど強くなく健康な人ならあまり問題にならないが、別の病気で入院している患者(院内感染)や免疫力が低い人(日和見感染)に感染すると重度の胃腸炎(激しい下痢、血便)や骨髄炎、感染性心内膜炎、細菌性髄膜炎などの重い病気を起こすことが多く、治療が難しくなり致死率が高くなってしまう。

また、ほとんどのMRSAはメチシリンだけでなくペニシリンなど他の抗生物質に対しても耐性を持っているため厄介である。

関連項目

  • 医学記事一覧
  • 感染症
  • 細菌
  • 薬剤耐性菌
  • 薬学、医学
  • 黄色ブドウ球菌
  • バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)…メチシリンはおろかバンコマイシンも効かなくなってしまった、非常に厄介な黄色ブドウ球菌のこと。事実上、MRSAの上位互換である。
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

  • なし

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/06(土) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/06(土) 08:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP