一般言語学とは、ロマーン・ヤーコブソンの主著である。
“われは言語学者なり,こと言語に関するものにしてわれに無縁のものなしとす”
われわれの究極の目標は,言語をすべてのレベルを含んだ複雑なものとして観察するものであるということが,ますます明らかになってきたのである.
言語学の対象となる基本的な事実は,対話,すなわち発信者と受信者,話し手と話し相手の間の,つまり符号化者と復号化者の間の,メッセージの交換だと思うのである.
個人の発話は,交換なしには存在しない.受信者なしには発信者は存在しない.
誰でも初めての人と話すときは,意識的にせよ無意識的にせよ,共通の語彙を見つけようとする.相手を喜ばせるために,またはただ単にわかってもらうために,あるいはまた自分を認めてもらうために,相手の用語を使う.言語には個人だけの所有物というようなものはない.何もかもすべて社会のものである.言語交換は,(どんな形の交際でも同じだが)少なくとも二人の伝達者を必要とする.
彼はコードを知っている.メッセージははじめてのものである.それで,コードによってメッセージを解くわけである.
受信者はコードによってメッセージを理解する.しかし,知らない言語を解く言語学者の立場は違う.彼はメッセージからコードを引き出そうとする.彼は復号化者ではない.いわゆる暗号解読者である.
言語の重要な任務の一つは,空間に橋をかけること――離れたところをつなぐこと――空間的連続を作ること――空間を通じて共通の言語を見出し設立することである.もちろん,距離が作用すると,もっと大きな,そしてたくさんの方言差が出てくる.二つの言語社会が隣接しているとき,コードは同じではないが,それでもどちらの言語社会も,密封され孤立したものではない.完全な孤立が起こるのは,異常な,むしろ病的な場合だけである.
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最終更新:2025/12/08(月) 12:00
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