万丈龍我とは (バンジョウリュウガとは) [単語記事]

万丈龍我とは、特撮作品「仮面ライダービルド」の登場キャラクターである。

演：赤楚衛二

俺が生まれたのは横浜の産婦人科だった。3203gの元気な赤ん坊で…

戦兎「誰が生い立ちから話せっつったよ！」

東都の刑務所から脱獄し、謎の追手から逃亡を続けてきた青年。かつて格闘家として活躍していたが、八百長の疑惑をかけられて格闘界を追放されてしまい、さらに殺人の罪で逮捕・投獄されてしまった経歴を持つ。生身の状態でガーディアン（ロボット兵士）の集団であれば一掃できるほどの身体能力を持つ。

脱獄した彼の身体からはスマッシュの反応があり、駆けつけた仮面ライダービルド／桐生戦兎と一戦を交えるが、事情を聴かされた戦兎の手によって追手から逃げ出し、戦兎たちの秘密基地に匿われることになる。

投獄中に看守によって一服盛られ、ガスマスクの科学者たちに囲まれて何かしらの人体実験に巻き込まれたと語っており、これは記憶喪失の状態にある戦兎が唯一覚えている記憶とベストマッチしている。このため戦兎は龍我が自分の記憶の鍵を握っていると考えているようだ。

冤罪の真相

龍我の冤罪には恋人の小倉香澄が関わっていた。香澄は病気のために身体が弱っており、龍我は彼女の治療費を稼ぐために八百長に加担したのだという。仕事を探していた龍我は彼女から「葛城」という科学者の助手の仕事を紹介されたが、香澄に教えられて向かった葛城の家で本人が殺害されている現場に遭遇し、駆けつけた警察によって逮捕されてしまった。

その香澄もナイトローグが率いるガスマスクの科学者によってバーンスマッシュに変貌し、さらに病弱だったためにスマッシュの成分を抜き取っても元の肉体に戻らず死亡してしまう状態にあった。スマッシュに変貌した人間は自我を失うのだが、バーンスマッシュは香澄としての自我を完全に失わず龍我を攻撃しまいと必死に抵抗していた。
龍我はビルドに「せめて彼女を元に戻してほしい」と頼み込み、スマッシュはビルドの手によって一時的に香澄の魂を分離させられ「鍋島という男に仕事を紹介された」という真相を語り消滅した。

香澄が変貌したスマッシュから抽出したフルボトルは龍我の手に渡った。さらに鍋島という男が服役中に龍我に一服盛った男であることも判明し、龍我は自らの冤罪を晴らすために引き続き戦兎たちと行動を共にする。
しかし、その鍋島が秘密結社「ファウスト」の二度目の人体改造を受けた結果、スマッシュ化の後記憶喪失に陥り、冤罪を晴らす手がかりがなくなってしまう。

冤罪を晴らす機会がなくなった後、まともに外出もできない状況。
加えてその後、戦兎の記憶の手がかりが見つかったことで、戦兎が自身の記憶の手がかりが見つかったことをきっかけに余裕がなくなり、龍我にそっけない態度を取り続けてしまう。
追い詰められた結果、龍我はその戦兎の記憶の手がかりである岸田立弥がスマッシュから元に戻ったところに乱入。抜き取った成分を立弥に戻し、アジトを探す為に立弥を利用するという、人命を度外視した暴挙に出てしまった。どうなる第6話！？

余談

龍我を演じる赤楚衛二氏は以前に「仮面ライダーアマゾンズ Season2」に長瀬裕樹役で出演しており、主要キャストでは珍しく仮面ライダーシリーズの過去作に出演経験がある。
一部視聴者からは劇中の龍我の境遇にあわせて「アマゾンズの世界から脱獄してきた」、長瀬の台詞「千翼ォ！逃げろォ！」のパロディである「戦兎ォ！逃げろォ！_{（表記揺れ：逃げルォ！、逃げルルォ！）}」などとネタにされているが、作中龍我は「エリアC4にある刑務所」から脱獄したことになっており、C4をもじった「4C」という単語もアマゾンズに登場しているため制作側も若干意識していると思われる節がある。