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ミツビシミニキャブ

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ミニキャブとは、三菱自動車工業で1966年から製造している軽トラック&軽1BOXバン&軽1BOXワゴンである。軽自動車の商標の中では5番目に古い歴史がある。

概要

ミニキャブの車名の由来は、『車は小さいが、広い荷台をもつキャブオーバー』という意味で命名される。駆動方式は初代からFR駆動である。

2003年より、日産自動車へOEM供給をしていて名称はクリッパーとなる。

1970年代の三菱製の軽自動車の特徴である、サブネームを年ごとにコロコロと替えるというパターンがあるのだが、このミニキャブも例外ではない。

初代・(トラック:1966年~1971年 バン:1968年~1976年)

1966年にトラックのみが登場。2年後の1968年にバンが登場する。

1971年にバンをマイナーチェンジ。同時にバンの名称を「ミニキャブEL(エル)」とする。

1974年にバンを「ミニキャブEL」のまま現行の黄色ナンバーに対応すべくナンバープレート架台を大型化し、番号灯を増設。

二代目・(1971年~1976年)

1971年にトラックのみモデルチェンジ。名称は「ミニキャブEL」とし、バンは先代モデルをマイナーチェンジをして継続販売。

1972年にエンジンを空冷式から水冷式に変更。同時に名称を「ミニキャブW」とし、ヘッドランプが角型から丸型となる。

1973年にマイナーチェンジ。フロントグリルのデザインを変更。給油キャップが鍵穴付きとなる。またスーパーデラックスはホイールキャップのデザインが変更される。

1974年に「ミニキャブW」のまま、現行の黄色ナンバーに対応すべくナンバープレート架台を大型化し、番号灯を増設。スーパーデラックスはシートベルトが2席とも3点式化され、安全性がさらに増す。

三代目・(1976年~1984年)

1976年に登場。エンジンの排気量が360ccから、500ccに変更となる。名称は「ミニキャブ5(ファイブ)」となる。

1977年にマイナーチェンジ。ボディサイズを拡大し排気量が550ccとなる。名称も「ミニキャブ55(ゴーゴー)」となる。

1979年にマイナーチェンジ。フロントグリルの形状変更が行われたほか、営農仕様を追加。

1981年にマイナーチェンジ。名称を「ミニキャブ」に戻し、同時にシリーズ初の4WD仕様が登場する。

1982年にフロントグリルに"MMC"のエンブレムが付く。

四代目・(1984年~1991年)

1984年にモデルチェンジ。

1987年にマイナーチェンジ。エンジンを2気筒から3気筒に変更され、同時にスーパーチャージャー仕様も登場する。後に三菱のマークであるスリーダイヤも復活。

1989年に乗用仕様のブラボーが登場。五代目まで存在していた。

1990年にマイナーチェンジ。規格変更により、排気量が550ccから660ccに変更となる。ただし、スーパーチャージャー仕様は550ccのままとなる。

なおこの型が登場時のみイメージキャラクターに俳優・宅麻伸を起用。三菱製の軽自動車のイメージキャラクターでもあったためでもある。

五代目・(1991年~1999年)

1991年にモデルチェンジ。最廉価グレードを除き3気筒SOHCシングルキャブエンジン搭載とおよび12インチフロントディスクブレーキを搭載する。

1994年に初のマイナーチェンジ。最初のマイナーチェンジ。ヘッドランプがSAE規格の角型2灯式に変更となる。

1996年に二度目のマイナーチェンジ。ヘッドランプが乗用仕様の”ブラボー”と同じと共通の異形レンズのハロゲンバルブ式になり、最高峰グレードではエンジンが電子制御のECIマルチ化がされる。

六代目・(1999年~)

1999年に軽規格が更新されたことに対応してモデルチェンジ。同時にこれまでの座席の下にあったフロントタイヤが、運転席前方に変更したセミキャブオーバー方式となる。衝突安全基準に合わせてのものである。軽トラック及び軽1BOX、NA車初の4ATがラインナップされた。ミニキャブバンをベースに乗用グレードのタウンボックスが登場する。

2000年にマイナーチェンジ。初期のフロントマスクがエアロパーツで改造したような大胆な外観が特長であったが、不評だったために軽乗用車・ekワゴンに似たオーソドックスなフロントグリルとなる。また、運転席ドア側にあったサイドブレーキは一般的な中央部に変更される。

2003年に日産自動車へOEM供給を開始。

2005年に一部改良。全グレードにトリップメーターやヘッドランプレベライザー等を標準装備。日産クリッパーも同時に一部改良。 2006年に40周年特別仕様車が登場。トラックの4速AT車はこのマイナーチェンジで廃止される。

2007年にマイナーチェンジ。二代目に移行した軽乗用車・ekワゴンを彷彿とさせるフロントグリルのデザインとしたほか、インストパネルを2トーンカラーに変更、後席に3点式ELRシートベルトを追加、液晶トリップメーターがA・B2区間対応になるなどの改良を施した。また、追加装備「ラグジュアリーパッケージ」の内容を変更して「エクシードパッケージ」に変更した。

2008年に一部改良。上級グレードにパワーステアリングを標準装備化がされる。またラジオもAMのみから、AM&FM対応となるが、スピーカーは本体組み込み式となる。

2009年にマイナーチェンジ。フロントデザインを変更をし、内装のインパネ上部の刷新と、ステアリングが乗用車系のiやekワゴンと同様の形状となる。バン及びトラックのAT車に存在をしていたフットレストも廃止される。特別仕様車としてバン&トラックにボディカラーが黒の特別仕様車の「黒バン」&「黒トラ」が発売される。

2010年に一部改良で、「黒バン」&「黒トラ」を廃止する代わりにトラックにシルバーの「銀トラ」が登場をする。

2011年にマイナーチェンジ。グレードでフロントデザインを変更をし、バンのリアデザインも刷新される。また5ナンバーワゴンの「タウンボックス」が廃止となり、4ナンバーのバンにターボエンジンを搭載したグレード「ブラボー」が登場をする。

また同年にはバンをベースにした電気自動車・ミニキャブMiEVも発売される。この同年には通販会社・ジャパネットたかたが日本初の自動車の通販を行い、3回の紹介では70台を売り上げたという記録を持つ。

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関連リンク

ミニキャブバン公式ホームページ

ミニキャブトラック公式ホームページ

関連項目

  • 三菱自動車工業
  • 三菱自動車の車種一覧
  • 軽自動車
  • 軽トラック

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