世田谷区とは、東京都特別区23区の一つである。
人口は約84万人(2005年の国勢調査に基づく法定人口)で、特別区最大となっている。人口だけ見ると、政令指定都市の堺市、新潟市、浜松市、静岡市、相模原市、岡山市、熊本市の各市、県の福井県、徳島県、高知県、島根県、鳥取県の各県を上回っている。
私鉄の鉄道網や路線バスが充実していて、都心から近く、学校(大学だけで10校)も多いため、住宅地として発達し、人口の増加が続いている。但し、JR東日本と東京メトロと都営地下鉄のどの路線も、世田谷区には全く通っていない。
道が狭苦しく区画整理がされていないところが多いため、カーナビゲーションのテスト走行地区に世田谷区が必ず入る(都内の迷宮)。地元住民でさえ迷うことがあると言われている。ちなみにタクシー運転手は「世田谷が走れれば一流」と言われている。この他、「開かずの踏切」も大問題になっていて、小田急線で立体交差化工事が進められているほか、京王線の立体化が計画されている。
そもそも「世田谷区」のWikipediaの記事があまりにも充実しているので、主要な事柄について、それほど書くことはない。ということで、いくつか落穂ひろいをしてみようと思う。
区の北東部に位置する町。
商店街がいくつも立ち並び、ファッションとグルメに富んでいてたびたびテレビで紹介される。
ニコニコでは、某映像作品の舞台としてよくネタにされる。
経堂の北で都道から別れ、東進して環七に至る道がある。大迷宮である区の道でも数少ない東西方向の通りであるため、渋滞しやすい。この沿線には昭和の頃、何と、「牧場」があった。住宅地の中に牛や馬がいる光景はそこはかとなくシュールだった。
現在、跡地は住宅になって、当時の面影はほとんど残っていない。
かって、駅の東南に「二子玉川園」という遊園地があった。設備が老朽化した後閉園し、二子玉川タイムスパークとして再開発までの間土地が貸し出され「ナムコワンダーエッグ」として大輪の花を咲かせた。そう、そこはナムコスキーにとっては聖地だった。
今、その跡地は東急電鉄により予定通り再開発がなされ、2015年現在では商業施設・高層マンション群の複合施設である「二子玉川ライズ」が完成している。
区内で牛はほぼ絶滅し、農大の敷地に残るだけとなったが、馬は馬事公苑でまだまだ見ることができる。
「サザエさん」のまちとして有名で長谷川町子美術館がある。長谷川町子美術館は長谷川先生の自宅がもともとあった場所だという。また桜新町商店街の通りは「サザエさん通り」と名づけられた。地名に「桜」があるとおり国道246号線を越えると桜並木の道がある。また駅前には花木が並んでおり、4月上旬は桜とは違った花見が楽しめる。
地名の由来はまさに「ヨガ」から。
ここには、なぜか「世田谷ビジネススクエア」という再開発された区画があり、区内でここと三軒茶屋にしかない超高層ビルが建っている。サンマイクロシステムズ日本法人の本社等が入居している。
超高層ビルはちょっと、世田谷のイメージに合わないかも。
また用賀は、「首都高速3号渋谷線」・「東名高速道路」の起点・終点となる東京ICが存在し、そのICと接続しているのが「環状八号線」であり、環状八号を南の方へ行くと「国道246号線」「第三京浜道路」が、北の方へ登るとと「中央自動車道」「関越自動車道」があるなど、東京西部~東海・近畿地方などの自動車交通の要となる地点でもある。
ちなみに、サザエさんの町として知られるのは上記の桜新町だが、美術館を建設して引っ越した後の現在の長谷川家は用賀に存在する。長谷川先生は既に亡くなっているが、現在は親族が住んでいる模様。
世田谷線宮の坂駅の近くに井伊家の菩提寺である豪徳寺がある(小田急線豪徳寺駅からは少し歩く)。幕末の大老井伊直弼の墓がある。
一方、井伊大老による「安政の大獄」の巻き添えで死罪になった、吉田松陰の墓のある松陰神社は、世田谷線の松陰神社前駅の近くである。なお、少々遠くなるが小田急線梅ヶ丘駅から国士舘大学脇を抜けて徒歩10分~15分で行く事が出来る。
2つの墓は駅で3駅、直線距離で1km弱しか離れていない。相当な奇縁である。
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最終更新:2025/12/23(火) 19:00
最終更新:2025/12/23(火) 18:00
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