中央銀行(central bank)とは、一国の金融機構の中核となる機関で、紙幣(銀行券)を発行し、通常の銀行を相手に資金を貸し出す業務を行うものである。
中央銀行は、紙幣を発行し、通常の銀行(市中銀行)に資金を貸し出す。また、金融政策を通じて、景気を安定させることも中央銀行の大きな役割である。日本の中央銀行は日本銀行である。
中央銀行は法定準備率(銀行の預金総額のうちの何%を中央銀行に預金するか)などを調節することで、銀行の貸し付けによって市場に出回るお金の総量を調節し、景気を調節している。
また破綻しそうな銀行の株式を強制的に買い取ったり、公的資金を注入(ようするにお金を貸すのである)したりして、金融危機を未然に防ぐ仕事を金融庁と協働して行っている。銀行で取り付け騒ぎが起こると、どこからとも無く日銀の職員が現れ、大量の現金(札山と呼ぶのがふさわしい)を窓口に置いていくらしい。
ちなみに2004年に行われた大規模な円ドル相場への市場介入を「日銀砲」と呼ぶことがあるが、この為替介入は正確には日本政府によって行われたもので、日銀が国債の購入を通じて介入資金を政府に供給したためにこう呼ばれているとのこと。
日本銀行や欧州中央銀行は「物価の安定」を最大の任務としている。デフレや過度なインフレは経済に悪影響を及ぼすので、そのような事態に陥らないように金融政策が行われなければならない。
なお、米国には「中央銀行」に当たる単一組織は存在しない。連邦準備制度(FRS)が中央銀行制度として存在しており、連邦準備制度理事会(FRB)などが中央銀行的に金融政策を行っている。
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最終更新:2025/12/06(土) 20:00
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