久遠寺有珠 単語


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クオンジアリス

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久遠寺有珠(くおんじありす)とは、TYPE-MOONのビジュアルノベルゲーム『魔法使いの夜』に登場する主要人物の一人である。CV:花澤香菜(リメイク版)

概要

黒い短髪、闇のより濃い漆黒の瞳、自身が通う礼園女学院の制服である黒衣を身に纏う、16歳の少女。誕生日は9月30日で一人称は私。

言動は実に物静かであり、その現実離れした美しさは地の文でよく彫像や絵画などの芸術品に喩えられる。作中でも立っているだけで三咲高の男子生徒から注目の的にされていた。しかし常に表情を崩さないポーカーフェイスに加え、多くを語らない寡黙な性格のため、何を考えているのかよく分からない人。幼少期は母国イギリスで過ごす。そこでは唯一の友人であり、自分と同じ名前の少女アリスを遊び相手にしていた。彼女が属する久遠寺家は輸入業で財を成した大企業であり、拠点をイギリスから日本の三咲市へ移した事で有珠も三咲市へ移住している。元々イギリスに住んでいたせいか、紅茶、及びティータイムに関してはかなりのこだわりを持っている。

その正体は現代に隠れ住むマインスターの魔女。先代マインスターの魔女である母から受け継いだ童話の怪物――プロイキッシャーと呼ばれる数々の使い魔を使いこなす。自分自身は戦わずプロイキッシャーに代行させる戦闘スタイルから人形師と表現される事もある。マインスターの魔女はプロイキッシャーを自分好みに改造するのだが、母が大のルイス・キャロル好きだった影響で童話モチーフの怪物だらけになってしまった。彼女の左目はプロイの一つであり魔眼でもある『スクリプス・ハンプティ』となっている。

本編開始の2年前に魔術師の道を歩み始めた蒼崎青子とは対照的に生まれた時から魔女として育てられた来歴を持つ。このため実力は破格であり、青子は勿論、三咲の管理地を狙う野良魔術師程度では勝負にすらならない。魔術師としてのスキルも一流であり、まだ魔術師としての経験が浅い青子とは異なり魔術戦の何たるかも心得ている。その技量は、魔術師としてずば抜けた技量を持つ蒼崎橙子も賞賛するほど。もっとも有珠には青子の様に魔弾を飛ばしたりするような直接戦闘のスキルは無い(むしろ必要としないため習得の意味がない)。このように実力者でありながら自己の研鑽を怠らず、久遠寺邸にこもって魔術の研究やプロイキッシャーの製作に邁進している。マインスターの魔女には生涯をかけて一つの最高傑作を作らなければならない使命があるのだとか。

久遠寺家は蒼崎家と協同で三咲市一帯の霊脈を管理している。二人とも魔術協会に属していないフリーな魔術師な上、片割れの青子が半人前であるため、土地を持たない魔術師から格好の標的にされる。実際本編開始前の時点で既に4回襲撃されていた。しかしいずれも彼女らを半人前と見くびって正面から勝負を仕掛けたところを有珠の猟犬に喰われて終了、という一方的な決着だったが。

自宅は三咲市内白犬塚の山の中腹にある久遠寺邸。イギリスから直接持ってきたその屋敷は非常に広大であり、ロビーを中心にして有珠の居住区である西館、青子に貸し出された東館、招かれざる同居人静希草十郎にあてがわれた屋根裏部屋、住民の緩衝地帯である居間、食堂代わりのサンルームに大別される。この久遠寺邸は有珠の工房でもあるため、侵入者用の即死トラップが至る所に仕掛けられている他、プロイの一つ『名無しの森』で三咲市の管理地を狙う不届き者を常時監視している本丸。普段は友人にして共犯者である蒼崎青子と共に居を構え、ひょんな事から魔術行使を草十郎に目撃されてからは監視の目的で彼も(強制的に)住むようになった。蒼崎家と久遠寺家は家柄的に最後は全てを賭して命を奪い合う関係にあるが、駆け出し魔術師の青子を瞬殺するのは面白くないらしく、一人前になるまで教育すべく青子と協定を締結。彼女を久遠寺邸に住まわせて共同生活を送っている。

完璧超人に見える有珠だが、実は壊滅的なレベルで運動音痴。泳ぎは犬かきしか出来ず、しかも競争相手は大型犬。本人曰く「走る事出来る」。戦闘をプロイキッシャーに丸投げする戦い方故に必ずしも運動能力を必要としないが…。メルブラ参戦はダメみたいですね(諦観) また彼女は寒がりのため手袋を二重にはめている。

彼女の使い魔である駒鳥ロビンいわくマイ天使。天使の様に美しいという意味でもあり、天使の様に下界の雑事には無関心という意味でもあるようだ。ちなみに母親の事はマイ女神と呼ぶ。

性格

パッと見ではクールそうに見えるがその実かなり激情家な部分があり、加えて「自分の物」に対する執着心も人一倍強い。独占欲を見せると青子ですらお手上げになるのだという。

彼女の実家である久遠寺家は相当なお金持ちではあるのだが、青子との共同生活は二人の仕送りだけで賄われている為(青子3万円、有珠5万円)、二人ともすっかり守銭奴が身に染み付いてしまっている。が、守銭奴ではあっても倹約家ではなく、お金の使い方は実に大雑把。基本的に食事は青子か有珠のどちらかが気が向いた時のみ作るズボラな体制のため、食生活は外食や出前が中心だったが、草十郎が同居人に加わってからは当番制になった模様。たかだか1~2人前程度の注文で山の中腹にある館まで出前させられるせいで各飲食店からは忌み嫌われており、後に3人前以上じゃないと受け付けない条件が追加されたらしい。また久遠寺邸の家主である有珠は、彼が身を粉にして稼いでくるバイト代を家賃と称して何割か接収する。

イギリス人だが日本語はペラペラであり既に日本文化にも染まっている様子。番外編「なぜ?なに!?プロイ」では同居人の財布を勝手に使って寿司屋で大トロやマグロを食べまくった上、店内の大トロを全て食べ尽くす野望に燃えている。やっぱりマグロ食ってる奴は違うな

冷酷無比な魔術師である彼女は、魔術行使を目撃した一般人の草十郎を殺害しようとし、紆余曲折を経て図らずも久遠寺邸に住まわせる事になった時には彼を「異物」と認識。露骨な憎悪こそ見せないものの殺意全開で警戒し、隙あらば抹殺しようと画策する。殺意を持った同居人や即死トラップだらけの屋敷で生き延びなければならないという、草十郎視点ではもはやサバイバルホラービジュアルノベルである。そんな中、彼がもたらす予想外の驚きや男メシといった未知の体験によって少しずつ興味関心を抱き始め、ラスボスに敗れて殺される寸前だった彼女を草十郎が身を呈して助けた事で遂に心を開く。番外編では「草十郎が帰ってくると必ず目を覚ます」「彼と一緒にいたいがために同じ職場でアルバイトしている(意訳)」とロビンに暴露されて鉄拳制裁している。最終的には、普段であれば実の父親ですら滅多に入れない久遠寺邸に「静希君の友達なら」という理由で魔術とは無関係の人々まで招待するように。

友人にして共犯者であり、かつ教え子でもある青子とは基本ドライに、時々仲良く、場合によっては殺しあう仲である。彼女らの言動から、将来的に二人は争うことが宿命付けられているようだが……ひとまず現状は何だかんだ言っても仲が良い。「場合によっては殺し合いもギリギリ有り」という二人の友情の形は、まあ型月にはよくあること。

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関連項目

  • TYPE-MOON
  • 魔法使いの夜
  • 蒼崎青子
  • 蒼崎橙子
  • 静希草十郎
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