井端弘和(いばた ひろかず)とは、神奈川県出身のいいバッタープロ野球選手(内野手)である。現在は読売ジャイアンツ(背番号2)に所属。
一般社団法人日本プロ野球選手会理事長。
川崎市立川中島中学校時代までは投手、堀越高等学校時代に遊撃手として夏の甲子園に出場。その後亜細亜大学に進学し、主に二塁手として活躍。大学時代の後輩には赤星憲広、藤本敦士などがいる。
1997年のドラフト会議で中日ドラゴンズから5位指名を受け入団。同期には川上憲伸、高橋光信らがいる。
ルーキーイヤーである1998年9月8日のタイガース戦にて7番ショートスタメンで一軍出場を果たしが、翌年の1999年はに一度も一軍へ上がることはなかった。
2000年にはチームの主力選手の不振が相次ぐ中再び頭角を現し、チームに欠かせない存在としてスタメンに定着するようになる。
2001年には自身初となる全試合出場を果たした。
2002年には初のベストナインを受賞し、同年9月21日のベイスターズ戦にて史上57人目となるサイクルヒットを達成する。
2004年には、チームの柱としてリーグ優勝に貢献し、自身2度目となるベストナイン、更に自身初の打率3割と、ゴールデングラブ賞を受賞する活躍をみせた。
2004年から2009年までの6年間に亘ってセ・リーグのショート部門においてゴールデングラブ賞を獲得し守備の名手として認められる存在となった。
2010年・2011年は怪我と不振により出場試合数が激減し、セカンドへコンバートされていたことも重なりゴールデングラブ賞を逃していたが、ショートへ再コンバートとなった2012年には2年ぶりとなるゴールデングラブ賞へ返り咲いた。
2013年、WBC日本代表に選出。背番号3。持ち味である粘り打ちと右打ちを発揮し、台湾戦では9回ツーアウトでの場面で同点タイムリーを放ち、勝利に貢献し、2次ラウンドMVPを獲得。決勝ラウンドではプエルトリコに敗れたが、この試合でもタイムリーを放ち、意地を見せた。同大会において打率.556 出塁率.652 OPS1.263 得点圏打率667と驚異的な成績を残しDH部門でのベストナイン賞を受賞した。しかしレギュラーシーズンでは打率.236、1本塁打、16打点と2011年に近い成績に終わり、大減棒掲示を受け入れず、秋季キャンプにも参加しなかったため、中日との契約が結ばれなかった。
2013年11月26日、恩師川相昌弘がヘッドコーチを務める読売ジャイアンツへの入団が決まった。
外角の球に限らず内角の厳しいコースも腕をたたんで右方向へ運ぶ技術を備え、得点圏時には右方向に8割以上の割合で打球を運ぶなど場面に応じたバッティングもできる。
空振りが少なく、ファウル打ちは球界屈指の技術を誇る。
中学生時代に地元少年野球チームでピッチャーとして活躍していた井端を当時名門少年野球チーム「港東ムース」で監督をしていた野村克也に見いだされ自身のチームに引き抜かれるが、野村克也がヤクルトスワローズの監督に就任した後に井端は「港東ムース」を辞めてしまう。
その後地元の高校へ進学しようとしていた井端に再び野村克也からの連絡が入り「堀越高校に進学しろ」と要請される。
当時の堀越高校の監督である桑原監督は野村と親しく、息子のカツノリも在学していた。
井端自身は中学生時代までピッチャーしか経験していなかったが、高校進学の際に野村から「高校に行ったら野手になった方がいいぞ」と助言され野手として堀越高校の野球部に入部するのである。
球界を代表する名ショートの誕生には球界の大物が深くかかわっていたのである
2008年に故意落球を行い、その時あまりに黒い笑顔を見せたことから「黒井端」「新セ界の神」などとも呼ばれる。
私生活においては福留孝介、川上憲伸とともに「婚期絶望」組の一角であったが、2008年オフ、かねてから井端のファンであることを公言していたテレビ朝日のアナウンサー河野明子と結婚した。D専はちょっとした祭りとなった。
2011年11月20日に行われた日本シリーズの第7戦では、対戦相手の福岡ソフトバンクホークスに3対0で抑えられ、まさかのブライアン・ファルケンボーグが連投する絶望の9回表、井端の打球がファルケンボーグの右肘に直撃してしまうアクシデントが発生した。この瞬間、2ちゃんねるのなんでも実況J板や野球chを扱っていたuni鯖が高負荷で吹き飛んでしまい、野球実況chは数分で復帰するも、なんJ板のデータは消失、そのままなんJ板が消滅してしまった。やはりただでは終わらないオトコである。
[ー。ー]つ<<< ´w`)「川相さん、帰りますよ」
川相昌弘(当時中日ドラゴンズ)がグラウンドで「井端はいいバッター」と駄洒落をとばしたところ、通りがかった井端が「川相さん、試合中なんだからベンチに帰りますよ」と回収した故事から、2ちゃんねるのなんでも実況J板や野球chにおいて、駄洒落を発する人を退場させるのに用いられるようになった。
| 中日 応援歌 |
「おーおーおおおおー」と合唱する前奏部分が非常に長く合間合間に「それいけ井端!」と合いの手が入るなど特徴的で応援歌の中でも人気のある一つ。
ニコニコで耳にする機会は少ないが公式生放送の横浜DeNAベイスターズ戦や交流戦での出番にはここぞとばかりに弾幕が貼られる。
というかどう考えても相手チームのファンも参加している「お約束」である。
(2013年終了時点)
| 通算:15年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NPB | 1711 | 7326 | 6370 | 795 | 1807 | 52 | 475 | 146 | 234 | 21 | 647 | 56 | 826 | 154 | .284 | .354 |
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最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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