代行者(遊戯王)

代行者(遊戯王)とは、遊戯王のテーマカテゴリである。

概要

テーマである『代行者』の名のついたモンスター。全てが光属性天使族である。
星の名を冠し優れた効果を持つ6種類のモンスターと、それらを統べる「マスター・ヒュペリオン」で構成される。

2011年の世界大会において『代行天使』と呼ばれるデッキが優勝した。
『代行』と言っても、入るのは「マスター・ヒュペリオン」「神秘の代行者　アース」「創造の代行者　ヴィーナス」「神聖なる球体」、たまに「奇跡の代行者　ジュピター」が入る程度で他の代行者や関連した効果の「天空の聖域」は入りにくい。他の代行者が入る場合は代行天使デッキではなく、代行者デッキと呼ばれる。

『代行天使』デッキは全てが光属性・天使族である事が重要となる。
墓地の天使族が4枚ならば特殊召喚でき、高い攻撃力、墓地回収、特殊召喚封じ、さらに場から墓地に落ちた場合デッキトップに戻り、なんどでも場に戻る効果をもつ。天使族においてのフィニッシャー「大天使クリスティア」。
光属性最高のサポート「オネスト」。
それ自体と天使族をコストに、魔法・罠・モンスター効果を無効にする「緑光の宣告者」「紫光～」「朱光～」などを用いる。
「代行者」「大天使クリスティア」は構築済みデッキ『ロスト・サンクチュアリ』に収録されているので、作成の簡単さがこのデッキの良さでもある。（といっても魔法・罠、エクストラデッキは揃えないといけないので、そこまで簡単というわけでもない。まだマシなレベル）
「神秘の代行者　アース」「創造の代行者　ヴィーナス」で場を固め、シンクロ召喚、エクシーズ召喚、「マスター・ヒュペリオン」、「大天使クリスティア」で相手を打倒する。
1ターンキルはあまり狙えず、手札事故もあるなど欠点があるが、攻撃力の打点がそれなりに高く戦闘負けしない。
さらにＴＧの三種を混ぜ展開力を上げた「ＴＧ代行」と呼ばれるデッキが登場。代行天使よりも事故率がはるかに低く、あらゆる手で幾度も強力なモンスターを並べるそのデッキは瞬く間に大会を支配していく。

ジャンクドッペル・真六武衆・ＢＦ、海外で大暴れしている天狗などに隠れ使用者がそれらよりすくなかったため、2011年9月1日の制限改定においてノータッチであり、全く弱体化せずに生き残った。
しかし、大方の予想通り2012年3月1日の制限改定で、サーチャー兼チューナーの効果で代行者の中心にいたアースが制限入り、組み合わされていたＴＧも制限を受けて「ＴＧ代行」は弱体化をまぬがれない事となる。「甲虫装機」の存在もあり、新たなデッキの形が模索される。

カード詳細

ここではテーマである代行者と、関連したカードを表記する。以下、遊戯王wikiより。

2003年11月20日発売”天空の聖域”に収録。

裁きの代行者 サターン/The Agent of Judgement - Saturn
効果モンスター/星６/光属性/天使族/攻2400/守 0
自分のライフポイントが相手を超えている場合、 自分フィールド上に存在するこのカードをリリースして発動する事ができる。
超えているライフポイントの数値分のダメージを相手ライフに与える。
この効果は自分フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在しなければ適用できない。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。　

土星の名をもつモンスター。代行者で唯一の上級。
「天空の聖域」とライフ回復方法が存在すれば１ターンキルが狙える。

英知の代行者 マーキュリー/The Agent of Wisdom - Mercury
効果モンスター/星４/光属性/天使族/攻 0/守1700
相手のエンドフェイズ時に、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在し、 自分の手札が０枚だった場合、次の自分のスタンバイフェイズ時に発動する。
自分のデッキからカードを１枚ドローする。

水星の名をもつモンスター。
ドロー効果は素晴らしいが、使用条件が難しい。

力の代行者 マーズ/The Agent of Force - Mars
効果モンスター/星３/光属性/天使族/攻 0/守 0
このカードは魔法カードの効果を受けない。
自分フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在し、 自分のライフポイントが相手より上の場合、 その数値だけこのカードの攻撃力・守備力がアップする。

火星の名を持つモンスター。
「天空の聖域」が入ったデッキにおいては、下級アタッカーになりうる。

創造の代行者 ヴィーナス/The Agent of Creation - Venus
効果モンスター/星３/光属性/天使族/攻1600/守 0
５００ライフポイントを払って発動する。
自分の手札またはデッキから「神聖なる球体」１体を 自分フィールド上に特殊召喚する。

金星の名を持つモンスター。
ライフを支払う事で「神聖なる球体」を特殊召喚する。代行天使の基本であり、３積みされやすい。「神聖なる球体」で場を埋める。

神聖なる球体/Mystical Shine Ball
通常モンスター/星２/光属性/天使族/攻 500/守 500
聖なる輝きに包まれた天使の魂。 その美しい姿を見た者は、願い事がかなうと言われている。

通常モンスター。
ヴィーナスによって呼び出されたこのカード２～３枚から、シンクロ召喚＋エクシーズ召喚が展開される。デッキ圧縮・墓地肥しにもなる。

天空の聖域/The Sanctuary in the Sky
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、 天使族モンスターの戦闘によって発生する天使族モンスターの コントローラーへの戦闘ダメージは０になる。

天使族サポートのフィールド魔法。
これに関連した効果を持つカードが１３枚もある。

ちなみに上記のカード６枚は、下記のストラクチャーに全て収録されている。

2010年12月11日発売”ストラクチャーデッキ－ロスト・サンクチュアリ－”

神秘の代行者 アース/The Agent of Mystery - Earth
チューナー・効果モンスター/星２/光属性/天使族/攻1000/守 800
このカードが召喚に成功した時、 自分のデッキから「神秘の代行者アース」以外の 「代行者」と名のついたモンスター１体を手札に加える事ができる。
フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、 代わりに「マスター・ヒュペリオン」１体を手札に加える事ができる。

地球の名を持つモンスター。
チューナーであり、サーチ効果を持つ。代行天使ではほぼ３積み、これと「ヴィーナス」と特殊召喚された「球体」の組み合わせで５～９のシンクロ召喚が可能。2012年9月1日に準制限へ。

奇跡の代行者 ジュピター/The Agent of Miracles - Jupiter
効果モンスター/星４/光属性/天使族/攻1800/守1000
１ターンに１度、自分の墓地に存在する「代行者」と名のついた モンスター１体をゲームから除外して発動する事ができる。
自分フィールド上に表側表示で存在する天使族・光属性モンスター１体の攻撃力は、 エンドフェイズ時まで８００ポイントアップする。
また、フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、 １ターンに１度、手札から天使族モンスター１体を捨てる事で、 ゲームから除外されている自分の天使族・光属性モンスター１体を選択して特殊召喚する。

木星の名を持つモンスター。
下級としては高い攻撃力、強化効果、帰還効果と１枚で色々とそろっている。代行天使では入らなくなくもない。

マスター・ヒュペリオン/Master Hyperion
効果モンスター/星８/光属性/天使族/攻2700/守2100
このカードは、自分の手札・フィールド上・墓地に存在する 「代行者」と名のついたモンスター１体をゲームから除外し、 手札から特殊召喚する事ができる。
１ターンに１度、自分の墓地に存在する 天使族・光属性モンスター１体をゲームから除外する事で、 フィールド上に存在するカード１枚を選択して破壊する。
フィールド上に「天空の聖域」が表側表示で存在する場合、 この効果は１ターンに２度まで使用できる。

太陽の名を持つモンスター。代行者におけるフィニッシャー。
代行者であれば簡単な特殊召喚と、強烈な効果と高い攻撃力を持つ。

関連動画

関連商品

関連項目

• 遊戯王ＯＣＧ