伯爵は爵位の一つ。伯ともいう。
五等爵の3番目で、戦前の日本および古代中国では侯爵に次ぐ爵位であった。欧州ではカウント(英:Count)・アール(英:Earl)に相当する。名称は違うが扱いは同じである。伯爵は欧州の爵位のうちでは最も古くから存在する。通常はこの伯爵までが諸侯として扱われる。日本で言えば守護大名に近い。
カウントはローマ帝国の廷臣の階級のComesに由来し、後にフランク王国の地方官の役職となり、やがて世襲の貴族の称号となった。ドイツ(神聖ローマ帝国)ではグラフ(独:Graf、英:グレイブ Grave)と呼び、様々な爵位がここから派生した。
アールは元々、デーン人が使用していた役職で、「太守」や「伯」と訳されるものであった。これが後にデンマークやイギリスにおける伯爵相当の称号となった。イギリスでは現在でも自国の伯爵をアール、他国の伯爵をカウントと呼び区別している。
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最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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