信長の野望・創造 単語


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信長の野望・創造』(のぶながのやぼう・そうぞう)とは、コーエーテクモゲームスより2013年12月12日に発売されたゲームソフトである。「信長の野望」シリーズの14作目。

2014年12月11日に発売された、『信長の野望・創造』の機能拡張・追加版である『信長の野望・創造 with パワーアップキット』についてもここに記述する。

「信長の野望シリーズ」未経験者向けシリーズ未経験者にとっての『創造』(クリックするとページ中ほどに移動)

概要

日本の戦国時代をテーマとした歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズの30周年記念作品である。前作『信長の野望・天道』発売以来、約4年3ヶ月ぶりの新作(『天道PK』発売以来では約3年ぶりの新作)。

2013年12月12日にWindows版とPlayStation 3版を発売。PCと家庭用ゲーム機に同時にソフトが供給されたのはシリーズ初。

2014年12月11日現在、対応機種はWindows、PlayStation 4、PlayStation 3、PlayStation Vita、Gクラスタの5つ(『創造PK』はWindows、PlayStation 4、PlayStation 3の3つ)。

テーマは「新時代の創造」。

過去のシリーズ作品と同じく戦国大名の中から一人を選び、全国統一を果たす事が最終目標。しかし、『創造』ではすべて城を支配下に置く場合以外に「惣無事令」を発した場合もゲームクリアとなる。

『創造』は前作『天道』や前々作『信長の野望・革新』と同じく3D1枚マップを採用しているが、ゲーム性は『天道』『革新』と大きく違う。

『天道』『革新』が箱庭内政と数部隊を運用する戦術を主に楽しむ作品とするならば、『創造』は有利な状況を作るための外交と『天道』『革新』のときよりはるかに多くの部隊を同時に運用する戦略、そしてその結果生まれる勢力同士のぶつかり合いを楽しむ作品といえる。

同じシリーズであっても作品によってシステムが大きく違うのが「信長の野望」シリーズの特徴であり、システムとユーザーの相性もあるので、そこを理解した上で『創造』の購入・評価をするとよいだろう。

パワーアップキット

『創造』でもシリーズ恒例の「with パワーアップキット」を発売。『創造無印』未所有者向けの「with パワーアップキット」と既所有者向けの「パワーアップキット単体」が発売された。

内容についての詳細は下記リンク先のメディア記事や公式サイト、公式Facebookを参照。公式サイトでは新要素紹介プレイムービーを視聴できる。

それ以外の情報として、オープニングムービーをリニューアル、毛利家・徳川家・長宗我部家・北条家に専用BGM追加、「国替え」機能追加(国替え後に位置を変えたくない大名家を固定してそれ以外を国替えすることも可)、がある。

Windows版『創造PK』のゲーム認証

Windows版『創造PK』は『創造無印』までの最近の作品と違い、ゲームをプレイするたびにディスクを出し入れする必要がなくなった。認証にSteamを利用するためである。

初プレイ開始までの手間と時間が少々増えたが、ディスク出し入れの時間が無いことで将来的に相殺できると考えると精神衛生上良い。「信長の野望」シリーズの作品にどっぷり浸かる時間に比べれば初プレイ開始までの時間など微々たるものである。

インストールの際には説明書の「ゲーム開始」の項目をよく読み、インストールにつまずくときは公式サイトの説明Wikiサイトの説明をよく読むとよいだろう。

追加機能・ダウンロードコンテンツ

追加機能として「顔CG変更ツール」(Windows版のみ。『創造無印』にも追加されるかは不明)を2015年1月下旬配信予定。有志による非公式の「顔グラエディタ」の存在を認識していることをスタッフが明言していた。

「信長の野望」シリーズの30周年記念作品であるためか、ダウンロードコンテンツ(DLC)にかなり力を入れているようである。PC版・家庭用ゲーム機版ともに用意されている。

無料DLCの中にはゲーム内で流れるBGMを第2作『信長の野望・全国版』から前作『天道』までの歴代タイトルBGM(計30曲)に変更できるものまである。有料DLCとしては最近のシリーズ作品恒例の追加シナリオがある。

注意点

『創造』で気をつけるべきものの一つに、戦闘時に武将の能力値が影響を与えるものの変更がある。「統率」「武勇」「知略」は前々作『革新』・前作『天道』と用語は同じだが意味が大きく変わっている。

意味の変更を知らなかったり辞書の意味でとらえると『創造』における武将の能力値に違和感を覚えることとなる。特に、籠城で耐える逸話で有名だが野戦での活躍の印象が薄い武将の「統率」、剣聖・上泉信綱や剣豪将軍・足利義輝や二刀流・宮本武蔵などの剣豪武将の「武勇」、城攻めに定評のあるが知的印象がそれほどない武将の「知略」などで。

以下に戦闘時に武将の能力値が主に影響を与えるものを記す。

統率 武勇 知略
革新・天道 攻撃力防御力 戦法威力 計略成功率・回避率
創造 対部隊拠点防御力 対部隊攻撃力 拠点包囲力

スタッフ

  • 樋口真嗣 - 映画監督・映像作家。『創造無印』のオープニング・エンディングムービーに関わる。『創造PK』のオープニングにも関わったが、エンディングについては不明。
  • 大塚正子 - 作曲家。シリーズ第7作『信長の野望・将星録』から第13作『天道』まで担当した山下康介に代わり音楽(BGM)を担当。コーエーテクモゲームス所属。
  • 平原綾香 - シリーズ初となるテーマソング「Shine -未来へかざす火のように-」の歌担当。「Shine -未来へかざす火のように-」は菅野よう子作曲の「OVERTURE ~信長の野望~」に歌詞をつけたものである。

シリーズ未経験者にとっての『創造』

「信長の野望」シリーズは過去作品のプレイ経験を気にせず新作に手をつけられるシリーズと言える。むしろ、シリーズ未経験者のほうがスムーズに新作に入っていける可能性は高い。そして、『創造』はその未経験者への配慮が随所に見られる作品である。

概要にあるとおり「信長の野望」シリーズは作品によってシステムが大きく違うという特徴があるためである。

他のゲームシリーズでは操作法や用語の意味がシリーズ共通であることでシリーズ経験者のほうが新作への慣れが早い場合が多い。また、シリーズのファンならニヤリとできる要素が新作に含まれていたりすることがある。

しかし、「信長の野望」シリーズでは新作本編内で過去作品を意識させる要素はまず出ない。過去作品に登場した用語の意味が新作で変わることは当たり前のように起こる。

誤解を恐れずに言うなら、「日本の戦国時代をテーマとした歴史シミュレーションゲーム」というルールだけを守り、他世界と全く関係のない平行世界が新作ごとに作られるようなシリーズであるためである。

つまり、新作を初めてプレイするときにはシリーズ未経験者も経験者も初心者として始め、新作のシステムに一から慣れていく必要がある(この一から慣れていく過程も「信長の野望」シリーズの楽しみの一つである)。

むしろ、過去作品をやり込んだシリーズ経験者ほど新作に慣れるまでは苛立ちを感じるかもしれない。また、シリーズ経験者はある程度新作に慣れるまで「プレイ済みの過去作品のほうが面白いのではないか」という葛藤をする場合もある。

そういう意味では、先入観の特にないシリーズ未経験者のほうがスムーズに新作に入っていきやすい。

『創造』においてはシリーズ未経験者への配慮についてたびたびプロデューサーが言及していた。

織田家家臣である木下秀吉(のちの羽柴秀吉・豊臣秀吉)と平手政秀(『創造PK』では竹中半兵衛も加わる)による軽妙な掛け合いのチュートリアルをはじめとして、命令コマンドにカーソルを合わせたときに出る簡単な説明、命令コマンド初実行時に表示される詳細な説明など、『創造』にはプレイヤーに親切が機能が多数搭載されている。

また、システム・用語の説明を含むデータ一覧・ヘルプなどが充実している(各種データを見ながらじっくり戦略を考えるのも「信長の野望」シリーズの楽しみの一つ。この楽しみはアクションに重きを置くゲーム作品ではあまり体験できないものである)。

さらに、難易度選択(『創造PK』では難易度設定で各種項目を『創造無印』より細かく変更できる)、史実にある程度沿った形でシナリオを進める助けとなる「戦国伝」システム、面倒な部分をコンピューターに委任できる機能も搭載されている。そのため、シリーズ未経験者だけでなくシミュレーションゲームすら未経験の人も『創造』の世界に入っていきやすくなっている。

その上、ネット上には『創造』の情報が書きためられているWiki(Wikipediaのことではなく、有志が運営しているWikiサイト)や、『創造』攻略法について日々議論している掲示板もある。プレイ中に困ったときもそれらで調べることができるのである。

「信長の野望」シリーズ新作の買い時の一つとして「パワーアップキットが発売されたら」というものがある。それに従うなら、パワーアップキットが発売された2014年12月11日以降は『創造』の買い時である。

パワーアップキット発売後も機能を随時追加することも名言されている上、もし『創造』を気に入ったのなら有料で追加シナリオを購入することもできる。アップデート内容についての要望も受け付けていると開発側は言っている。

シリーズ未経験者のあなたも『信長の野望・創造 with パワーアップキット』で戦国大名の一人となって、天下統一を成し遂げてみてはどうだろうか。

関連生放送

放送日 番組タイトル URL
2013年11月12日 『信長の野望・創造』完成発表会
2013年12月01日 『信長の野望・創造』スペシャル生放送
2013年12月09日 『信長の野望・創造』発売直前!開発者とゲーム実況プレイ!
2014年02月19日 【PS4 Lab. 】PS4™公式生放送 第6回★真・三國無双7with猛将伝
2014年03月18日 デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘13/第19回AMDアワード生中継
TS可
2014年05月16日 電人☆ゲッチャ!:『信長の野望 創造』『英雄*戦姫』
TS可
2014年12月05日 ゲーム情報発信!「プレコミュ」Cafe #57

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多くの動画が上がっているため、興味のある人は下記リンクや「ニコニコ動画 歴史戦略ゲー プレイ動画まとめwiki」から自分の趣向に合ったものを探してみてほしい。

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※ダウンロード版の「with PK」もあり。また、「PK単体」はダウンロード版のみあり。

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関連チャンネル・コミュニティ

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関連項目

  • コーエーテクモゲームス
  • スタッフ
    • 大塚正子(音楽担当)
    • 平原綾香(テーマソング歌担当)
    • 菅野よう子(テーマソング作曲担当)
  • 信長の野望
    • 信長の野望・天翔記
  • シミュレーションゲーム
  • ゲームのタイトル一覧
  • 戦国時代
    • 織田信長
    • 戦国時代の人物一覧
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