溺愛×監禁……もう二度と君を離さない――
概要
『傷心公爵令嬢レイラの逃避行』とは「小説家になろう」「カクヨム」にて連載している恋愛小説である。作者は染井由乃。
電撃の新文芸(KADOKAWA)より書籍化。ComicWalkerでも漫画化され、2020年6月30日から連載を開始している。
恋人の男性からの愛が重かったり、途中ヒロインが監禁されたりとヤンデレ要素があるものの様々なすれ違いや出会いを経て真実への愛にたどり着く王道的な恋愛ストーリーとなっている。
逃亡の果てに愛を掴んだ公爵令嬢の物語、ぜひ読んでほしい。
あらすじ
アルタイル王国アシュベリー公爵家の令嬢レイラは婚約者のルイス王太子との植物園でのデート中での事故により怪我を負い、2年間意識が戻らず眠ってしまう。
目が覚めるとレイラとルイス王太子との婚約は破棄され、ルイス王太子はレイラの妹であるローゼと婚約していたことを知る。しかもローゼはルイス王太子の子をお腹に宿していた。
その事実にいたたまれなくなったレイラは公爵家を抜け出し修道院に駆け込もうとするが道中雨に降られ力尽きてしまう。そんなレイラは伝説上の存在である魔術師の青年リーンハルトに助けられた上に一目ぼれされて求婚されるのだが…
登場人物
※原作未読者に配慮してネタバレ部分は反転。
- レイラ・アシュベリー
- 本作のヒロイン枠。アルタイル王国アシュベリー公爵家の長女。両親からの愛情を貰えず、婚約者のルイス王太子からはそっけない態度をとられ、王太子妃となるべく厳しい教育に耐えてきたのに事故に遭遇したことであっさり婚約者に捨てられてしまい失意の中で公爵家を抜け出す。そんなどん底の中でリーンハルトに出会い恋に落ちる。
優しく気立てが良いお嬢様であり、刺繍が得意。男性からの重い愛を笑顔で受け止めるあたり大物かもしれない。
魔法を使えぬ者には見えぬと言われる幻の王都で保護されていたが、ある時リーンハルトと喧嘩して王都を飛び出してしまい、迷子になっていたところを元婚約者であったルイス王太子に捕まってしまい監禁される。
- リーンハルト・ルウェイン
- レイラの恋人である美青年の魔術師。「運命の人」と結ばれなければ死ぬことができない呪いがかけられたルウェイン一族の末裔であり、幻の王都でルウェイン魔術師団の師団長をしている。
行き倒れたレイラを救い、そのまま運命を感じレイラに求婚した。過剰なまでにレイラのことを気遣い溺愛している。しかし、そんな彼にもかつてアメリアという恋人がいたらしいのだが…当初はレイラをアメリアの生まれ変わりとして面影を重ねていたが、今ははっきりとレイラとして愛している。
- ルイス・アルタイル
- 本作のヤンデレ枠。アルタイル王国第一王子。
レイラと婚約を結んでいたが事故でレイラが昏睡されられたことを機に政治的な事情で婚約破棄させられレイラの妹のローゼと婚約を結ばされる。
実はレイラはルイスの理想の女性であり愛していたが照れてしまいそっけない態度しか取れず、好意がレイラにいまいち伝わっていなかった。反面、ローゼについては最初から愛してもいなかった。
レイラが公爵家を飛び出してからヤンデレ化してしまい、レイラに執着するようになる。偶然幻の王都から彷徨い出たレイラを監禁し、ローゼとアシュベリー公爵家を人質にしてレイラに身を差し出すよう迫るのだが…しかし最後まで手に入れることができずレイラを殺害してしまう。レイラから解放されるために殺害したが、その後もレイラへの想いに囚われたままだった。
- ローゼ・アシュベリー
- 本作の諸悪の根源。アルタイル王国アシュベリー公爵家の次女でありレイラの妹。
姉よりも美人ではあったが我儘で自己中心的な性格であり、気に入らない姉をレイラを陥れては両親の愛情を独占していた。何事も完璧で人間味のない姉を心の中では嫌っていた。何もかも似てない姉妹ではあったが声だけは姉のレイラに似ている。
植物園で使用人に馬に興奮剤を打たせてレイラを襲わせ、2年間昏睡状態に陥るほどの大怪我を負わせる。そうして念願だったルイス王太子の婚約者を手に入れた彼女だったが、他の男たちと遊びまわるようになり不義の子を宿す。さらにその事実を隠すためルイス王太子に睡眠薬を飲ませて既成事実があったかのように見せかけた。後にこの悪行が全てばれてしまい、なにもかもはく奪されたあげく塔に閉じ込められて一生ルイスのために子守歌を歌わされ続けるというざまぁな最後を迎える。
このようにやっていることは救いようのないが、一応罪悪感を感じるぐらいの良心はあったらしい。
関連静画
関連商品

![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
関連リンク
関連項目