先代ミス・アルメリアとは、「アイドルマスター ミリオンライブ!」シリーズの劇中劇「聖ミリオン女学園」の登場人物である。
劇中劇の人物であるため、そちらの知識があることを前提に記述する。
ちなみに本名は不明。本記事では以下「先代」と呼称する。
佐竹美奈子のお姉さまであり、美奈子たちの代(現3年生)の2学年上にあたる。
園芸部員で温室の管理を担当し、「緑の指を持つ」と称される程植物の扱いに長けていた。
さてこの先代だが、ミリシタのイベント「プラチナスターテール ~聖ミリオン女学園 あなたへの花束~」ではとても大きな存在感をもって登場した。
当イベントでは3年生で当代のミス・アルメリアである美奈子と、同学年だったが休学し1年生として復学した白石紬の関係に焦点が当てられているのだが…。
まずは先代・美奈子・紬の関係を時系列にまとめてみよう。
先代が誰かと姉妹関係を結んでいたが解消
↓
美奈子・紬が入学
↓
美奈子・紬がそれぞれ先代の妹になろうかと考える
(先代を慕う気持ちの強さで言えば紬>美奈子、美奈子には別の感情があった)
↓
先代が紬を妹に誘う
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紬が病気のため入院、休学
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先代が美奈子を妹に誘う
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美奈子は先代の妹になり、ミス・アルメリアの称号も継承する
↓
イベントコミュの展開へ
大まかな流れとしてはこんなところだが、特筆すべきは先代が美奈子に対して妹にならないかと声をかけた点である。
紬の休学で別の人を妹に迎えようとしたこと自体は、伝統を絶やさないためだという解釈もできるだろう。
だがこの先代、同時にでかい爆弾を投げ込んでくるのであった。
本当は美奈子が妹に欲しかった(「可愛いあの子」によく似ているから)。
にもかかわらず紬を妹に指名したのは、紬が妹になれば美奈子が必ずそばにいるからだ、と。
ここで「紬が妹になれば美奈子が必ずそばにいる」という点だが、作中美奈子は紬に対して単なる友情以上の感情を抱いていることが示唆されている。
先代はこれを踏まえ、
美奈子が妹になり紬がデラシネ(姉妹関係を持たない「根無し草」の通称)になれば、紬は美奈子のことを絶対に忘れない。
と囁きかける。
そうなった場合、紬から美奈子への感情は強い憎悪になるはずだが、それでも美奈子は紬から誰よりも強く思われる状態を手にできると言うのだ。
「好きの反対は無関心」という言葉もあるが、嫌いもまた無関心の反対であり繋がりとしては途切れない。
そんな含意なのだろう。
ここから話がどう進んでいくのかは、是非自身でコミュを見て確かめてほしい。
なお先代の言う「可愛いあの子」については詳細が語られないままであった。
以前の妹なのか、それとも別の人物なのかは2021年6月現在不明。
声も顔もわからないモブでセリフもわずか…そんな先代ミス・アルメリアがここまで熱く語られるには当代のミス・アルメリアである佐竹美奈子について説明する必要がある。
ミス・アルメリアとしての美奈子はGREE版から登場していたがどんな役回りであったかは語られず、温室を管理している事、妹たちと理想的な姉妹関係を築いているという事くらいしかわからなかった。
しかし、アルメリア姉妹と紬に焦点を当てた『花びらメモリーズ』イベントにおいて…
・紬に許さないと告げられた事を嬉しそうに触れ回る
(当初は困っているとも取れたが全てがわかった後に見ると完全に惚気ている)
・紬が復学した事を受けて恵美に姉妹関係の解消を告げ、紬と同じデラシネになる事を選ぶ
(後に姉妹関係は修復されたがミス・アルメリアの称号は恵美に譲ったままの模様)
・紬に恨まれれば自分をずっと忘れないでいてくれると紬本人に語る
・自身の妹である恵美と桃子だが、恵美は美奈子自身、桃子は紬に似ていると語っており、最早手に入る事の無い紬との日々を二人に投影していた
・実は先代の事など欠片も慕っていないのではと思えるほど紬について語る時と先代について語る時で異常な温度差がある
・入院して深く傷ついている紬を見て心のどこかで喜んでいる事を自覚している
(時系列を考えるとこの場面は先代から妹になる提案を受ける前になる)
などなど、掘り下げれば掘り下げる程とんでもなくヤバイ奴だという事実が次々判明、最後に解放される美奈子・紬ルートで何が語られてしまうのか戦々恐々とする中満を持して登場したのが先代ミス・アルメリアと言う訳である。
本命を傷つける事で自身の存在を刻み、自身は代用品を愛でるあまりに歪んだ愛が先代から継承された物であると判明したことで積みあがった美奈子への評価がそのまま先代へ移行する事になった。故にわずかな出番でその存在を強烈に刻み込んだのである。
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最終更新:2025/12/06(土) 12:00
最終更新:2025/12/06(土) 11:00
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