加州清光(刀剣乱舞)とは、ブラウザゲーム「刀剣乱舞-online-」に登場する、打刀の刀剣男士(刀剣の擬人化キャラクター)である。
イラストレーター:汲田 / CV:増田俊樹
初期に選択可能な刀剣男士のひとり。黒羅紗の陣羽織にダンブクロ、赤い襟巻きを巻いた幕末~戊辰時代のファッションに身を包んだヤサ男伊達男。長い黒髪を後ろでさらりと束ね、爪には真紅のマニキュア、男のくせにかなり高いピンヒールブーツを履いている(そして口元のセクシー黒子)。
彼を作り出した刀工がもともと非人小屋に住んでいた……つまり貧民であることから、事あるごとにオシャレに気を遣っている模様。これは常に綺麗な格好をしていれば主に可愛がってもらえると思っているからしていることであることが運営の公式Twitterのツイートで明言されている。そんな健気な彼であるから、彼を迎え入れた審神者はぜひ、可愛がってあげよう。
大和守安定とは、同じ主(新選組一番隊隊長・沖田総司)の差料だった影響から、正反対に見えて実は似た者同士であり、ケンカップル喧嘩友達でもある。
必殺、隠蔽、偵察の初期値がほかの初期刀よりも高く、特に必殺の初期値は打刀中ぶっちぎりのトップ。その為、能力値を重視する新米審神者に選ばれやすい傾向が強い。
新刀期に存在した加州の刀鍛冶であり、歴代の清光の中でも特に名高い六代目清光作(加州金沢住長兵衛藤原清光)の打刀。刃は鍔には「猪目(いのめ)」と呼ばれる文様が彫られており、獣の目力による魔除けだったり、福を招いたりする縁起物。人によってはハート型に見える。
新撰組三番隊隊長・沖田総司の差料であり、大和守安定と一緒に愛用していたとされる。また、太平洋戦争時の陸相・東條英機も、家宝の軍刀として愛用していたという。
上述のとおり、六代目清光は所謂変人奇人の類であり、非人小屋――いわゆる被差別部落民などを収容する施設――に住んで作刀を行っていたと伝えられ、それ故別名に『乞食清光』の名前がある当時、川原に住む非人は『川原者』と呼ばれており、刀剣乱舞の加州清光がいうところの「俺、川の下の子だからさ」という発言も、六代目清光の住まいが関連している。
新選組の沖田総司は歴史に名高い池田屋事件の際に、より実戦に向くものとしてこの刀を帯刀し、狭い室内で不逞浪士を次から次へと叩き斬ったと伝えられる。これは池田屋事件後に訪れた研師の記録に「沖田総司、加州清光、刃こぼれ多数」とあったから判明した事実。刃こぼれ以外にも帽子(刀の切っ先の中の刃文)も破損したと伝えられ、加州清光は文字通りささらの如く打ち欠けて満身創痍となった。沖田自身がこの刀の修復を望んだことは研師側の記録からも明らかであるが、結局、刀の命とも言える鋒を失った加州清光は修復不能と判断され破棄されたという。加州清光が事ある事に見捨てられることを恐れているのは、この史実に依るものであると思われる。
彼がオシャレ好きなのはどういうことかというと、深みのある艶やかな赤い鞘に黒が映える装飾をしているから。つまり、美しい見た目であることが由来ではないかといわれている。
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最終更新:2025/12/08(月) 20:00
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