北海道放送

北海道放送とは、北海道を放送対象地域とするラジオ＆テレビ兼業局である。
ラジオはJRN&NRN系列。テレビはTBS系列。本社は札幌市にある。

略称は「HBC」。

コールサインは、ラジオはJOHR アナログがJOHR-TV 親局はVHFの１。　デジタルがJOHR－DTV　デジタルのリモコンIDは1。

概要

1952年にラジオが開局。1957年にテレビがスタートする。全国7番目の民間放送局。

五社連盟加入によりニュースはJNN、一般放送はTBSと日本テレビのクロスネットでスタート。1959年にSTVが開局し、日本テレビ系番組が移動。NET系とフジテレビ系の番組を受け入れる。1966年にフジテレビ系番組をSTVに完全移行。1969年のHTB全道放送開始によりNET系番組が完全移行し、道内民放では一番最初にマストバイ化が完了した。

かつてTBS系の『東芝日曜劇場』では地方局初のドラマを制作し、その後も結構な数を作っていた。「うちのホンカン」といった6年間に渡るロングランシリーズも制作。一時は衰退したが、現在はラジオドラマに力を入れている。2012年には開局60周年記念事業とし、TEAM NACSを主演に据えた連続ドラマ「スープカレー」の放送を予定。地方局制作としては異例の連続ドラマとなる。

また、ドキュメンタリーにも力を入れていて、JNN系列ではトップクラスの制作力がある。近年ではテレビ、ラジオとも北海道日本ハムファイターズに全力を注いでおり、JNNの良心とも言われる。ただしゴールデンタイムの一般番組でTBSに足を引っ張られまくっているため、視聴率は芳しくない不幸な局である。

たまに、かなりきわどいアングルの露天風呂特集の放送をする。局アナの男性（「やびー」）の股間にモザイクを付け忘れ、しかもスタジオで「見えたね」だの「見えないよ」だのと話す声が、そのまま拾われて公共の電波によりお茶の間へ流れたことがある。

また、HBCのOP/EDは15秒くらいしかなく、はたまたアナウンス無しの超シンプルものとなっていた。が、しかし、2011年10月ごろから映像が新しくなり、アナウンスが復活した・・・が、それと引き換えに映像が非常にしょぼくなってしまった。これには賛否両論が巻き起こっている。北海道の老舗民放であるHBCがなぜここまで転落してしまったのか・・・

マスコットキャラクターは、さるの「もんすけ」であるが、2013年4月より「重音テト」がPRアシスタントに就任し、ニコ厨、ボーカロイドファンをあっと驚かせた。

HBCラジオ

昼間聴取可能地域は北海道全域と青森県全域、岩手県三陸沿岸。津軽下北地区では函館局。三八上北地域では室蘭局か札幌局。三陸沿岸では釧路局が受信可能で青森県のリスナーも非常に多い。夜間は名古屋以東では札幌本局がクリアに聞こえる事が多いが、西日本では周波数が隣のRKB毎日放送と混信する可能性が高い。特に青森県はホームページ上でもサービスエリアに入っており、フェリー情報を流したり、青森からのメールやお便りが来たりする。青森のラジオは面白くないと青森のメディア関係者が言っているくらいですし

ネットワークはJRNとNRNのクロスネットである。他の民放2局エリア(東海、福岡、沖縄)はJRN単独とNRN単独の組み合わせだが、HBCラジオの場合はSTVラジオの開局が遅れた事から、文化放送、ニッポン放送とも古くから親密であった事もあり、ネットワーク加盟の際、クロスネットを選択した。

自社制作率が異様に高かった2000年代初頭までのSTVラジオの影響もあり、文化放送、ニッポン放送制作番組も非常に多くネットされていた。現在も「ラジオふるさと便」「音楽地球号」「レコメン！」「箱根駅伝」といった文化放送制作全国ネット番組は原則HBCがネットしている。STVがネットを放棄した「福山雅治のオールナイトニッポン魂のラジオ」もネットしている。ニッポン放送制作の「テレフォン人生相談」の聴取率は非常に高い。

1996年4月改編から平日は日中。土曜日は午前中のみ毎時00分と30分にニュース、天気予報、道路情報をまとめて放送しているのも特徴。元々高速道路が未発達、鉄道需要が大きくない道内では交通情報はないがしろにされがちであったが、冬場の荒天時に細かく道路・鉄道・航空情報をフォローすることで定着に成功した。

道警と提携しており、迷子や失踪、徘徊による老人や子供の行方不明情報も道内民放で唯一流すことができる。道路情報では「交通安全の呼びかけ」という名目で幹線道路のねずみ取り情報が放送される事もある。

時報は2012年まではスジャータが提供、2013年からはサークルKサンクスの提供となっている。北海道、青森に多い農作業中の農家リスナーを意識した除草剤や肥料のCMがとても多い。時間調整のために「雪の元」や「洞爺サンパレス」のプチCMもよく流れる。深夜は独特すぎる雰囲気のムード歌謡や演歌歌手の販促CMが流れる事が多い。

テレビ、ラジオに限らず他局の番組についてのトークに一切の制約をしていないのも特徴であり、特に「サンサンサンデー」では大泉が他局の話を持ち出すことが多い（もちろん、トークの後にはHBCの宣伝を行うが、あまり意味をなしていない）。

平日のワイド番組「朝刊さくらい」「山ちゃん美香の朝ドキッ!」「カーナビラジオ午後一番!」「ファイターズDEナイト」は全てリスナーからのメッセージを募り、紹介する形式となっている。女性パーソナリティー(田村美香、山根あゆみ)のバカ笑いがよく飛び出す。

聴取率

聴取率的には1984年上半期までは道内トップであったが、1984年下半期にSTVラジオに首位を明け渡して以降は急降下。1996年にFM NORTH WAVEにも敗れるという悲惨な状態に陥っていた。

そんな中、1996年4月改編よりHBCラジオで「タテノリライブパーティー」「真夜中らじお組」「子供は早く寝なさい」と長らく深夜番組を担当していた元ストリートダンサーのボーカル、YASUと元HBCアナウンサーの田村美香による昼ワイド番組「カーナビラジオ午後一番!」を開始。スタート当初こそ苦戦するが、確実に人気番組となり、2008年の聴取率調査でついに聴取率1位を獲得。1985年以来、23年ぶりの昼ワイド1位奪還となった。

その後は「カーナビラジオ」を中心とした、ワイド番組のバラエティ化や、若手パーソナリティーの台頭。2004年の北海道日本ハムファイターズ移転を機とした自社中継の大幅拡大や日本ハム関連番組の定着で多数の固定リスナーを獲得。

2010年冬の聴取率調査ではついに26年ぶりにSTVラジオを破り平日全日単独1位となった。そして2012年冬の聴取率調査では28年ぶりに全日総合(月曜～日曜6時～24時)聴取率1位に返り咲きを果たした。平日全日(月曜～金曜6時～24時)も1位となり、長年崩れなかったSTVラジオの牙城を崩す事に成功した。(総合→HBC 2.2% STV 2.0%　平日→HBC 2.5% STV 2.0％)

この調査では「朝刊さくらい」「山ちゃん美香の朝ドキッ!」「カーナビラジオ午後一番!」「夕刊おがわR」「ミュージックデリバリーバンバンレディオ」「ファイターズDEナイト」と自社制作平日帯ワイド番組全てが聴取率1位を獲得した。

関連動画

関連リンク

• 北海道放送ホームページ

関連項目

• 札幌テレビ
• 北海道テレビ
• 北海道文化放送
• テレビ北海道
• 北海道
• 日本の放送局一覧
• 重音テト

テレビリモコン風チャンネル表(デジタル)

０１ 北海道放送 (TBS系)	０２ NHK教育	０３ NHK総合
０４ 【未使用】	０５ 札幌テレビ (日テレ系)	０６ 北海道テレビ （テレビ朝日系）
０７ テレビ北海道 （テレビ東京系）	０８ 北海道文化放送 （フジテレビ系）	０９ 【未使用】
１０ 【未使用】	１１ 【未使用】	１２ 【未使用】