半分の月がのぼる空とは、橋本紡のライトノベルである。イラストは山本ケイジ。電撃文庫刊、全8巻。
およびそれを原作とした漫画、テレビアニメ、テレビドラマのこと。人生の教科書。
肝炎で入院していた戎崎裕一は、秋庭里香という我が侭な入院患者の少女と出会う。里香に振り回されながらもだんだんと惹かれていく裕一だったが、里香の病は裕一の想像以上に重いものだった――。
元々は電撃hp Vol.22に読み切りとして一挙掲載された作品。好評を博したため文庫化され、アニメ化にまで至る人気シリーズになった。なお物語自体は5巻で決着しており、6巻は後日談、7巻と8巻は短篇集である。
ライトノベルの中においては異色な、一切のファンタジー的要素のない純粋な青春恋愛小説。『毛布お化けと金曜日の階段』で一定の評価を得ていた橋本紡が本格的に青春小説に転向、ひいてはライトノベルから一般文芸への越境作家となる契機となった作品である。本作の登場から程なくして、桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』や森橋ビンゴ『三月、七日。』などの作品が刊行され、電撃文庫、富士見ミステリー文庫、ファミ通文庫を中心にファンタジー要素の薄い青春小説というジャンルがライトノベルの中に定着した。
アニメ版はWOWOWにて全6話で放映。『しにがみのバラッド。』と1クールの枠を分け合っての放映だった。
テレビドラマ版に関しては触れないであげてください。
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最終更新:2025/12/09(火) 03:00
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