日本軍が支那事変(日中戦争)中の1937年12月に南京城を陥落させた後、6週間から2ヶ月に渡り、日本兵が中国国民党側の投降兵(捕虜)および南京民衆を虐殺し、また略奪・強姦・放火・拉致等を行ったとされる事件の事である。その中でも虐殺行為が起こったとされる事に重点をおき、南京大虐殺、南京虐殺と呼ぶ事もある。また、中華人民共和国では南京大屠殺とのみ呼ばれているらしい。
元々この事件は、東京裁判(極東国際軍事裁判)の際、東京大空襲や原爆などの被害者を覆い隠し、正当化する目的で作られたものであり、裁判初期には10万人だったものが、日本人被害者数がこれを上回ると判明した事から、判決時には20万人、そして現在は中国共産党の政治利用により、30万人以上とされている。
日本政府の公式見解は、1937年に南京を日本軍が陥落させた際、多くの非戦闘員を殺害したり略奪を行ったことは否定出来ないとしつつ、その被害者数については諸説あり、政府としてどれが正しいか認定するのは困難である、としている。
しかし、当時唯一埋葬活動を行っていた紅卍字会の記録により、南京城内では「1793体」の遺体が埋葬され、この内民間人は「34体」と特定されている。
2012年現在で東京都知事を務めている石原慎太郎は1990年、アメリカの雑誌「プレイボーイ」の取材で南京大虐殺に関して、「日本人が南京で大虐殺を行ったといわれるが、事実ではない。中国人が
また2012年2月には名古屋市長を務める河村たかしが、姉妹都市関係を結んでいる南京市委員会幹部との対談で「いわゆる南京事件はなかったのではないか」と述べ、中国側から抗議を受けた。この時、先述の石原知事は河村市長を擁護している。
なお先述したとおり、日本政府・外務省の公式見解は「南京での虐殺・略奪行為があったこと」を否定してはいない。
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最終更新:2025/12/10(水) 08:00
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