単艦放置とは (オレノヨメジマンとは) [単語記事]

単艦放置とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場する、提督達の嫁自慢ちょっと嬉しい出来事である。

概要

「艦これ」の対戦メニューの1つに『演習』という、他の提督（プレイヤー）の艦隊と戦闘を行うシステムが存在する。これは、ランダムで選択された提督の第1艦隊と模擬戦闘を実施する事で経験値を得る事ができ、通常の戦闘とは違い疲労や戦闘ダメージが発生しないお得なシステムである。そのため戦闘後に補給が必要な以外は、入渠による回復が不要である上に演習相手のレベルが高ければ、経験値も沢山もらえる。
勿論、「他のプレイヤーの第1艦隊が戦闘相手」という仕様上、あなたの艦隊の第1艦隊もちょうど今リアルタイムで、艦これにログイン中の提督のうち誰かの対戦相手となっているかもしれないのだ。

このシステムを利用して、提督が執務室を離れている（艦これにログインしない・ブラウザを閉じる）間、第1艦隊を高レベルの艦娘1人或いは2人程度に編成する事で、演習相手への厚意としている場合がある。相手がケッコンカッコカリ済の百戦錬磨の艦娘とはいえ、6隻総がかりで挑めば何とか勝てなくは無いし、駆逐艦や軽巡ないし潜水艦であれば準備さえ整えれば割と楽に勝利できる。そして経験値もガッポリ儲かる上に、演習系のクエストも消化が可能と、とにかくいい事が多い。
基本的に第1艦隊を海域攻略のためのガチ編成にしている提督が多い中、いわば提督達にとっての1種のボーナスステージのようなもので、出会ったらラッキーと考えていいだろう。

演習時にもらえる経験値は、旗艦と随伴艦のレベルなどから決定する傾向にあるので、同じ編成の艦でも旗艦のレベルが高いか低いかによって演習でもらえる経験値が大きく変化する。（そのため、明石など低レベルの艦が旗艦になっている場合は勝利を掴むのが難しい上に経験値も少ない、という事態に陥る事もあるが。）

単艦放置と似たような例として、近年ではオリョールクルージングを実行中などの事情か潜水艦だけの艦隊と出会う事も少なからず存在する。駆逐艦や軽巡、及び航空戦艦にとっても稼ぎどころになるので対潜装備を持てる限り搭載して挑みたい。

以下に、いくつかの種類の単艦放置に関して記述する。

高レベル艦の単艦放置

艦隊のトップエースを1隻ないし2隻のみ配置する。
経験値を稼ぐ目的での演習ならばこの上ない御馳走、もといサービスとなる。
戦艦や空母など高耐久力の艦が相手でも、例えレベルの差が倍以上開いていたとしても、総がかりで挑戦すればだいたいなんとかなる。
また上記の通り旗艦と随伴艦のレベルで経験値が決定するので、編成する場合は（多少の誤差程度ではあるが）1隻のみの編成よりは、レベルが高い艦を2隻並べた方が経験値も多くなる。そのため、艦隊のトップエースとナンバー2を配置したり、関連の深い2人（長門&陸奥、赤城＆加賀、etc...）でまとめている場合もある。

稀に、放置ではなくキラ付け出撃中という場合もあり、高レベルの旗艦に低レベルの随伴艦が1～2隻ほどで編成されている場合もあるが、こちらの場合は出撃が終了次第すぐに変化する可能性もあるので見つけたら編成がリアルタイムで変更される前に早めに開始したほうがいいかもしれない。

低レベル艦の単艦放置

レベル1の艦が1隻のみ、或いは自分の艦隊の平均レベルよりも低いレベルの艦が1隻のみ、という編成。
経験値は全くと言っていいほど稼げないが、簡単に勝利できるのが利点。レベリングを行いたい艦を連れて来るほか、遠征要員の艦娘を連れてきて（夜戦突入前に）勝利すれば6人一斉にキラキラ状態になれるので、出撃させてもなかなかMVPが取れない未強化の艦娘を戦意高揚状態にするのに利用できる。
（ただしこの方法でキラ付けを行った艦は、1回の遠征や出撃でキラキラ状態から元に戻ってしまうので注意が必要である。）

潜水艦のみの艦隊

単艦放置とは異なるが、オリョールクルージングの普及に伴い見る機会が増えた艦隊編成。
当然ながら潜水艦のみが相手なので、戦艦や正規空母、重巡洋艦では手も足も出ない。そのため、駆逐艦や軽巡洋艦に対潜装備を搭載させ、軽空母の場合は対潜に優れる艦載機を装備、航空巡洋艦や航空戦艦には水上機を持てるだけ装備させる。
陣形は勿論単横陣。そして戦艦（航空戦艦）を編成に組み込めば、戦闘時に攻撃が二巡するのでより確実に勝ちやすくなる。
もし昼戦で決着できなかった場合は、潔く引き上げたほうがいいだろう。潜水艦が相手の場合は夜戦に持ち込んでも全くという程ダメージが入らなくなる上に大抵は相手から魚雷やカットイン魚雷を撃ち込まれこちらの被害が増大するだけで終わるので、潜水艦相手に夜戦を挑む必要は無いと思われる。

最後に

そんなわけで、普段単艦放置のお世話になっている提督諸氏も、出社時や外出時及び就寝時など長時間に渡り放置する場合にでもぜひ試してみては如何だろうか。

逆に、演習時に相手が単艦じゃないからと文句を言うのもお門違いである。中には、演習に勝って経験値を稼ぐことよりも「精鋭艦隊同士が本気でぶつかり合う艦隊決戦こそが演習の醍醐味」と考える提督もいる傾向にあるし、勝てないからと言って演習を諦める必要も無いのである。仮に演習相手とレベルの差や戦力差が開きすぎているとしても、演習の場合は敗北してもそれなりに経験値はもらえるので負け戦上等で挑戦するのもいい。