吉原炎上篇とは、漫画『銀魂』における長編エピソードの名称である。
銀魂は基本的にギャグメインで1~3話完結の短編が中心の漫画だが、時折シリアスな長編が描かれる。
その長編の1つが、原作の第二百十訓から第二百二十八訓までに亘って描かれた、この吉原炎上篇である。
また、それら長編の中では最長のものである。
江戸時代に実在した吉原遊郭をモデルとする「吉原桃源郷」を舞台に、銀時ら万事屋面々と、吉原の支配者である「夜王」・鳳仙との対決を中心に描かれる、銀魂の長編の中でも特にシリアスな一篇。
夜兎族の本能に抗えず暴走する神楽、夜王vs神威、日輪と晴太の絆、鳳仙の抱える愛憎、吉原という場の在り方とその行く末など、単純な勧善懲悪モノとは一線を画する重厚で奥行きのあるストーリーが展開される。
神楽の実兄でありながら夜兎族の闘争本能に純粋であろうとする、宇宙海賊「春雨」の幹部・神威や、後の長編「紅蜘蛛篇」のヒロインとなる、吉原の自警団「百華」の頭首・月詠など、今後の銀魂のストーリーにおいて重要となるキャラクターが登場する。
テレビアニメでは2009年1月~2月に放映。
第139話~第146話が吉原炎上篇にあたり、全8話というアニメシリーズにおいて最長のエピソードとなった。
基本的に原作に忠実にアニメ化。
一部に原作では描かれなかったシーン・カットが盛り込まれている。
いつもは夕方放送のアニメにしては過激な下ネタやパロディがよく話題になるが、この長編においては下ネタなどの他に、多量の流血や肉体破損など、夕方放送にしては暴力的で血なまぐさい描写も話題となった。
ちなみに、長編終了回に「~篇 完」と流れたのは、この吉原炎上篇だけである。
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最終更新:2025/12/08(月) 21:00
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