地球防衛軍3の兵器 ショットガン 単語

チキュウボウエイグンスリーノヘイキショットガン

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ここでは地球防衛軍3の兵器のうち「ショットガン」について記述する。

・他の兵器については「地球防衛軍3の兵器」の総目録を参照とする。


『注意』この記事はネタを多分に含みます。『注意』
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目次

ショットガン

  • ショットガンの概要
     ショットガンも兵器メーカーの売り込み合戦と採用トライアルが過熱した部門であり、EDF陸戦隊の現場からも「アレがいい」「コレがいい」と限りない注文が出たため、一時は統一装備の設定を見送って兵士に“私物”として持ち込みを許可する動きさえあった。
     そんな中で採用を勝ち取ったのは、イタリアの名門銃器メーカーであるフランキ社であった。ベレッタ・グループからの自立を考えていた同社は、EDFでの採用に社運を賭けてSPAS(Special Purpose Automatic Shotgun)シリーズの最新型スパス17を採算度外視で開発、発表したのである。
     実際にEDFで使用されるのは、トライアルで採用された武器そのものではなく、それを原型としてEDFが独自開発した武器なのだが、原型の直系となる発展型をEDFが使用している間は……つまり大幅な設計変更をしない限りは、原型とその技術を提供した企業にはライセンス料が支払われることになっている。
     この「大幅な設計変更」の規定内容が非常に曖昧であり、事実上、原型に採用されてしまえば長期間に渡るライセンス料を見込める上、必然的に製造も請け負えることから、企業にもたらされる利益は計り知れない。
     このような“市場性”を充分に理解していたフランキ社は、EDFが“長期間に渡って”独自開発しやすいように、拡張性に優れた余裕のある設計を行ったのである。またセミオートとポンプ・アクションを切り替え可能なコンバーティブル・ショットガンであったことも、部品点数の削減と故障リスクの軽減を達成したことで、多様な派生型を生み出す土壌として優れていると好意的に受け取られた。
     外見も、かつて人気を博しながらも故障率の高さで生産中止したスパス12を再現している。ただし装填方式をスパス15のカートリッジ式の箱型弾倉からチューブ型弾倉に戻したのは錯誤としか言いようがなく、EDF陸戦隊はリロードの手間に泣かされる羽目になった。
    [目次][総目録]
  • バッファローGSS
     標準型であるバッファローシリーズの最新モデルである。
     ショットガンは重金属の散弾による高い威力と阻止効果、単純な構造による強度と信頼性の高さから対巨大生物戦で重宝された武器であり、大戦末期に登場した各モデルは射程距離も長く、対ガンシップ戦においても有効であった。
     反面、リロードに時間がかかるため、耐久力の高い赤蟻の大群に肉薄されると苦戦を強いられるという欠点があった。このことから遠距離制圧能力に優れたロケットランチャーなどを装備した部隊の近接装備として補助的に用いられることが多く、面制圧後の掃討戦で威力を発揮した。
     なお型番にあるGSSとはグレイザー・セフティー・スラッグ弾の略であり、本来は拳銃で撃てる口径のショットシェルのことを指す。バッファローGSSの専用ショットシェルは内部に15発の弾丸を包んでいるが、それら全てが超小型の特殊GSS弾である。
     15発のマイクロGSS弾は巨大生物の外皮に着弾した瞬間に弾頭を起爆、成形炸薬砲弾と同じモンロー・ノイマン効果で外皮を焼き貫き、ほぼ同時に起る第二次起爆で粒弾の詰まった弾体を体内へと撃ち込む。そして弾体の第三次起爆によって内包する無数の極小粒弾を撒き散らし、細胞組織をズタズタに引き裂くのである。
     巨大生物を駆逐するには有効であったが、人間に対してはあまりにも非人道的な殺傷効果を有するため、大戦後に規制を受けた。
    [目次][総目録]
  • ガバナー100
     型番の通り、100発もの弾丸(粒弾ではない)を広範囲に撒き散らす“超”散弾銃であり、全弾が集中する至近距離での威力は筆舌に尽くし難く、支配者(Governor)の名を体現する武器である。
     このガバナー100に限らず、大戦中に開発されたショットガンは巨大生物を迅速に駆逐する絶大な瞬間火力を求めて開発された武器である。しかし実戦においては有効射程がフォーリナーのそれと重なっており、威力を発揮するために接近すれば「敵に与える以上の損害を被る危険がある」というジレンマを抱えていた。ましてや数で圧倒的に勝る敵との接近戦において、リロードの長さは致命的であった。
     よってヘクトルや宇宙生物ヴァラク、女王体との戦いではスナイパーライフルやロケットランチャーに功績を譲る形となり、同状況においてショットガンには「接近されてやむを得ない場合にのみ、距離を取るための阻止攻撃に用いる」という規程が課せられた。
     真価を発揮したのは対ガンシップ戦であり、数挺のガバナー100が作り出す絶対弾幕の壁は、セントリーガンと並んで人類に残された数少ない対空攻撃手段であった。
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  • スパローショットMX
     スズメ(スパロー:Sparrow)撃ちの名のごとく、高い連射力を誇るモデルである。
     中でもMX(Maximum)と名付けられたモデルは威力が高く、単位時間当りの火力はAF100さえも上回る。集弾性が高いため、対空戦よりも巣穴などの優先度の高い固定目標への攻撃に用いられた。また取り回しの良さから優秀なクローズ・アサルト・ウェポンとしても評価されており、地底進攻作戦でも活躍している。
     バッファローGSSのような専用弾薬を用いず、少ない部品と単純な機構で高速連射を可能としていることから「最も信頼性の高いショットガン」との評価を受けた。原型を提供したフランキ社も欧州復興後の2020年からスパス18の名で生産しており、世界各地のEDFや軍隊で使用されている。
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  • ワイドショットA1
     大戦初期に考案された対巨大生物戦術では「部隊で阻止線を構築し、水平弾幕の形成によって巨大生物を寄せ付けない」という戦法が指示されていた。しかし戦いが激しさを増すにつれて戦闘要員の補充が追い付かず、戦術の研究と並行して、携帯火器の高性能化が急ピッチで推し進められた。
     ワイドショット・シリーズもその流れで生まれた武器の一つであり、個人でも充分な水平弾幕を展開できることを目的に開発された。
     通常、ショットシェルの内部は多段構造であるが、この銃の専用弾は粒弾が並行二重螺旋状に配置されている。銃身内部にはライフリングが刻まれており、専用弾は回転しながら撃ち出される。回転する専用弾から、螺旋状に並んだ粒弾が順番に撃ち出されることで、水平方向に広がる扇状の弾幕を実現している……と言われている。
     スマートウェポンと思われがちだが、銃本体はもちろん、専用弾にも高度な電子機器は一切使用されていない。粒弾の並び方、回転速度を左右する炸薬の燃焼効率(を決める火薬の形状や量)など、全てはEDF兵器研究開発チームの有り余る情熱と抑え切れぬ好奇心、そして日本の花火職人が代々受け継いだ伝統と匠の技が結集した結果であり……つまり予想以上の労力が費やされたのである。
     それにも関わらず、実戦では味方を誤射する危険性が高く、また弾幕があまりにも薄く広がるため、群で押し寄せる巨大生物のほぼ全てに当たるものの、ダメージ効率の低さから阻止効果は劣るという散々な結果となった。
     なお、散弾の広がり方を垂直方向にしたワイドショットA1VR(Vertical)という姉妹銃も存在する。
     対空および対ヘクトル戦を想定して開発されたものだが、縦に“長細い”弾幕でガンシップを狙うのは至難の業であり、上空の敵を目で追うために味方誤射の危険だけが増し、おまけにヘクトルと至近距離で撃ち合うには火力が足りないという有様であった。
    一説には、水平散弾と垂直散弾を交互に撃ち出すワイドショットA1CR(Cross)も開発されていたと言われるが……残念なことに資料は発見されていない。
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  • バッファロー・ワイド
     ワイドショットA1を開発した研究員は、長い間、汚名返上の機会をうかがっていた。
     己の名誉のためではない。
     水平弾幕用ショットシェルの開発に携わってくれた日本の花火職人への「仁義」を果たさねばならない――その一心であったと彼の手記には記されている。
     待ちかねた機会は大戦末期にやってきた。バッファローGSSの完成である。それに使われているマイクロGSS弾を使えば、ワイドショットA1の機能的特質に由来する問題点である火力の低さを補うことができる。
     研究員はさっそくEDF上層部に陳情した。
     北米決戦を控えていたこともあって上層部は開発を許可したが、ただ一つ「ワイドショットGSS」ではなく「バッファロー・ワイド」として開発することを条件とした。
     既にワイドショットA1開発の時点で莫大な労力と費用と時間が費やされており、ワイドショットという名称においてこれ以上の予算獲得は不可能だというのが理由であった。
    「人類存亡の時に予算も糞もないだろう!」
    「ならば、ワイドショットという名称にこだわることもない筈だ」
    「…………わかった」
     研究員は反論の言葉を呑み込み、条件に従った。開発者としてのプライドよりも、ワイドショットの系譜を世に残すことを選んだのである。
     開発されたバッファロー・ワイドは“マイクロGSS弾内蔵の新型ショットシェル”を用いたことでEDF製ショットガンの中でも散弾の単発火力が最も高く、広く水平に広がることで巨大生物の全ての脚に損傷を与えられるため、阻止効果も高い。専用弾薬を用いるものの、不発弾が皆無であることを筆頭に信頼性が高く、北米決戦の後も南米への後退戦などで活躍したと言われている。
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