垰瀬内シリーズ

垰瀬内シリーズ（たおせないしりーず）とは、地名などを組み合わせることで歌詞を再現する替え歌の一種である。

概要

垰瀬内シリーズは、2007年11月に4b3（鹿児島2号）氏によって投稿された動画、「エアーマンが垰瀬内」を発端とする替え歌の新たなジャンルである。

日本の市町村をフルに使えば、歌詞がある程度再現できるのではないかと、勢いで作詞。　

 [”動画の説明文”より引用]

というアイデアをもとに、2007年7月より一部で流行していた「適当組曲^[1]」の流れを汲みながら作られた。

「エアーマンが垰瀬内」の投稿の後、半年以上経過して2008年4月に栃木氏が「流れ星銀が垰瀬内」を投稿。
これにより、「垰瀬内」シリーズとして呼称が確立されることになった。

さらに1年後の2009年3月、じょん氏が「駅名記憶向上委員会^[2]」の流れも織り交ぜて「プラット★ホームJR」を投稿。
これを受けて4b3氏が垰瀬内シリーズをタグロックしたことにより、正式にシリーズ化となった。

その後もじょん氏によって、2010年3月に「初耳の駅が並ぶ時」、同年10月に「駅記オクの消失」と、垰瀬内シリーズが投稿されていった。しかし、地名縛りという難易度から投稿者が少なく、またJR駅を用いた「駅名記憶向上委員会」タグが広まっていたため、このタグはあまり定着していなかった。

そして2010年11月。「人類には早すぎるランキング　～12thシーズン～」によって「駅記オクの消失」がピックアップされたことにより、当替え歌シリーズは多くの人の知るところとなった。

 

余談

垰瀬内は、実在する地名ではない。幌加内・紋穂内・歌志内・神恵内・ヤリキレナイ（実在する川）など、北海道でよくみられる地名に似せて作られた造語である。ちなみに、～ナイはアイヌ語で川の意。
また、垰（たお）は峠の意味を持つ国字であり、山口県周南市に実在する地名である。

関連動画

関連項目

• 歌ってみた
• 替え歌
• 適当組曲
• 駅名記憶向上委員会
• 47番煎じまで許される

脚注

1. *適当組曲・・・メロディーにあわせ適当に都道府県名などを連呼して歌うジャンル。詳細は当該記事参照のこと。
2. *駅名記憶向上委員会・・・メロディーにあわせ特定の路線の駅名を順番に歌うジャンル。詳細は当該記事を参照のこと。