天地魔闘の構えとは、漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の登場人物・大魔王バーンの使用する奥義である。
天地魔闘の構えは、いわゆる「受け」のカウンター技である。
天とは攻撃、即ちカラミティエンドを指し、地とは防御、フェニックスウィングを指し、魔は魔力の使用、カイザーフェニックスを意味する。強靭な肉体と、魔界の神とも呼ばれたほどの膨大な魔力を併せ持つ全盛期の肉体である時のみ使用できる奥義。
カラミティエンド…鍛え抜かれたバーンの手刀による一撃。バーン曰く、斬れぬものなど存在しない地上最強の剣。
フェニックスウィング…炎を纏うほどの超高速の掌底。あらゆる呪文を弾き返す。
カイザーフェニックス…圧倒的なバーンの魔力をもって放たれるメラゾーマ。炎が不死鳥の形をもって相手に襲い掛かる。
最大奥義がカウンター技である理由はいくつかあり、1つは攻防魔の3拍子が揃っている事であらゆる攻撃に対応できる事、もう1つは最上級の呪文を溜め無しで連発出来るバーンであっても必殺技を3つ同時に使うにはエネルギー蓄積を必要とするからである。
この「エネルギーの蓄積を必要とする」点がこの技の弱点でもあり、3段攻撃を放った直後は僅かに体が硬直し隙を晒してしまう。もっとも、それまでに対峙した敵は全て一撃で倒していたため、ダイやポップ達に見抜かれるまで、自分自身でもこの弱点を知らなかった。
魔力のみを残した老バーンの状態ではカラミティエンドもフェニックスウィングも使用出来ないため、この技は使えない。
ただし呪文の連発だけは全く同様に出来るため、カイザーフェニックスを2連発するなどしている。
天地魔闘の構えによる3段攻撃や、老バーンのカイザーフェニックス2連発は、ゲームのドラゴンクエストにおける、1ターン中の複数回行動を漫画として表現したものでもある。
ちなみに、ダイの大冒険はアニメ版も存在するが、大魔王バーンが登場して間もない頃に打ち切りになってしまっているため、バーン役の声優(内海賢二)は存在するが、天地魔闘の構えなどのセリフは存在していない。
後に、ドラゴンクエストIXにおいて、天地魔闘の構えをモデルにしたと思われる「天地のかまえ」が登場。
相手の攻撃を防御(地)、強力な反撃(天)のコンビネーションを行う技であり、名前のとおり魔法攻撃(魔)は含まれていない。
ニコニコ動画では、「魔法少女リリカルなのはStrikerS(第8話)」において、高町なのは(元魔法少女)が2人の攻撃を受け止めたシーンが酷似していたため、以後天地魔闘の構えとして扱われる。
このシーンを初めとした、「冥王計画ゼオライマー」の木原マサキ(秋津マサト)の声を充てたMADを中心に用いられている。
他には東方Projectとダイの大冒険のパロディである手書き漫画シリーズ「東方クエスト 霊夢の大冒険」にて、バーン役のキャラクターがこの技を使用している。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/10(水) 10:00
最終更新:2025/12/10(水) 10:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。