小樽商科大学

小樽商科大学とは、日本の国立大学である。

概要

本部は北海道小樽市に所在する。大学の略称は「樽商」または「商大」（後者は主に小樽市内において「小樽商業高等学校」との混同を避けるために用いられる）。

旧制小樽高等商業学校を母体として1949年に開学。旧制高等商業学校の中では唯一、単独での大学昇格を果たしている。

商学部のみの単科大学であるが、経済学科、商学科、企業法学科、社会情報学科の4学科を擁し社会科学系総合大学の特徴を併せ持ち、大学名の英文表記には単科大学によく用いられるCollegeではなくUniversityを用いている。

戦前から続く実学重視の伝統により比較的就職には強いとされているが、過去の栄光と揶揄する向きも多い。

本学キャンパスは小樽市内の山の上にあり、そこへ続く坂は「地獄坂」と呼ばれている。「遅刻坂」が訛った説など諸説あり。通学はもっぱら徒歩か小樽駅前からタクシー相乗りが主流であったが、近年ロードヒーティングの設置により北海道中央バス小樽商大線が新設され便利になった。

現在は小樽駅前とJR札幌駅前にサテライトキャンパスを持つが、小樽駅前のサテライトキャンパスは2014年3月15日をもって閉鎖されることが大学ホームページで発表された。

これは現在でもそうなのだが、北海道においては戦前から貴重な文系学生の受け皿（特に北海学園以上北大未満という中途半端にアレな学力の学生向け）という面があり、そのため小林多喜二や伊藤整、高浜年尾（高浜虚子の息子）などOBには文学者も多い。そして遂に現役生（2010年当時）にして初のラノベ作家おかもと（仮）が誕生した。「このライトノベルがすごい！」大賞特別賞を受賞した「伝説兄妹！」の主人公は商大生という設定で、本学が実名で登場する。

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関連項目

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