小田急4000形とは、小田急電鉄の所有する通勤用電車である。なお、小田急には4000形と付く列車が2つ存在し、
が存在する。
1966年に登場した電車で小田急の通勤電車としては2例目となる20m・両開き4ドアで2600形と同一の車体となっている。
大きな特徴は床下機器であり、部品の一部…と言ってもモーターぐらいではあるが、開業当時より使用していた小型車の機器を流用している為、駆動方式は吊り掛けであった。しかし、それだけではなく外出しディスクでおなじみのパイオニア台車を使用していた。実際、パイオニア台車を導入するにあたっては東急より7000系を借りて、試験走行を行うと言う非常に珍しい場面があった。余談ながら、この際に使われた車両はデハ7019+7020であり、その後に7913Fとなったが先ごろ廃車となってしまった。
なお、似たような車両に1800形があるがこれは63系ベースであり、また車体更新も台枠を利用してたり、床下はまんま63系のものであった。
吊りかけに最新鋭車体と言うのは62系や東武鉄道5000系、名鉄の6750系などがあるがいずれももっと後の時代のものであり、その先鞭ともいうべき車両ともいえる。2600形と同じ20m・両開き4ドアでありながらその走行音は時代がかったものであったので
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは新宿駅から最新の電車に乗ったと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったら床下からゴゴゴゴゴと轟音がした』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのかわからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれもどういう事か わからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ パイオニアⅢ台車だとか2600形車体だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
とその当時の利用者が思ったとか思わなかったとか。
そんなこんなで当初は3両でそのうち5両と連結数を増やしてきた4000形であるが、1980年代になると車体のちんちくりん具合に定評のある2400形の廃車部品流用で吊り掛けからカルダン方式に改められ、静寂性は高まった。台車も乗り心地等に問題があったパイオニアⅢから通常の台車に変更となったが、ディスクの部分は流用しており、またディスクブレーキが外側をむいているので一瞬パイオニアⅢと見間違う事もあった。なお、元の機器の都合で発電ブレーキが使えず、また機器の相性からか箱根登山鉄道乗り入れに供されるケースは少なかった。
割合に車齢の近い5000形に行われた更新工事が行われず、2600形が老朽化で廃車が始まった頃から同時並行的に廃車が始まり、3000形に置き換えられた。さよなら運転が行われず、保存車両も存在しないなど、ひっそりとその幕を閉じた。徹頭徹尾、部品流用が多かった形式であり、小田急の通勤車両の礎を築いた2600形やMr.小田急と言うべき5000形と比べるとその最期と相まっていささか地味ではあるものの、小田急の輸送を支えた存在であることには間違いない。
2007年に登場した車両で3000形に続く車両として、従来型の5000形と千代田線乗り入れ用1000形の置き換え用に製造された。
平たく言えば、小田急版E233系2000番台で車体の一部は東急車輛ではなく新潟で製造されている。床下機器は台車こそ東急車輛製のものであるが、二重系統の回路や主要機器類はE233系をベースとしている。意外な話ではあるが、鉄道でも導入が始まっているディスチャージランプは小田急においてはこの系列が通勤用では初めて採用した。
方向幕は近年の潮流であるフルカラーLEDを採用し、側面方向幕は停車駅案内がスクロールするなどE233系とまったく同じものとなっている。車内も見取りだけを見ればE233系そのままであるが、色遣いに独自性を見出している。運転台の配置もよりE233系…というよりE231系に近いものとなっている。なお、運転台の一部にはメクラ板が貼られているが、これが何を意味するかはお察し下さい。
このようにE233系に手直しを加えた格好であり、小田急らしからぬ設計思想であるが、これには小田急車両によるJR線乗り入れへの布石か?と言われている。というのも9000形時代より続く小田急車による千代田線乗り入れ車両の伝統(?)として先頭車の屋根に存在する小田急用の無線アンテナとJR用無線と思われる2つのアンテナ台座が置いてあるが、同じようにE233系2000番台にもJR用無線の他にも小田急用無線の台座が乗っかっているのである。過去の203系等の千代田線乗り入れのJR車両や他のE233系にない特徴であり、車両設計を共通化する事で運転取り扱いを統一する事が出来るので3線直通の障壁を低くする狙いがあるのであろう。そしてデータとして双方に方向幕が存在するともしないとも言われている。
こうして増備が行われて、小田急1000形は千代田線乗り入れから外れ、地上用として4000形と共に5000形の置き換えを行っている。
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最終更新:2025/12/24(水) 09:00
最終更新:2025/12/24(水) 08:00
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