岡崎フラグメント(おかざきふらぐめんと)[別名:岡崎断片]とは、DNA複製の際にラギング鎖側で合成される短いDNA鎖のことである。
DNAが半保存的複製される際、DNA鎖の伸長は5´末端から3´末端の一方向にしか進まない。
しかし、DNAは通常それぞれ逆向きな鎖2つからなっている。
つまり、片側の鎖では連続してDNAを伸長させることができるが、もう片側の鎖では3´→5´方向に鎖を伸長させなくてはならない。
(この連続して伸長される側の鎖をリーディング鎖、もう片方の鎖をラギング鎖と呼ぶ。)
そのため、連続して鎖を伸長できないラギング鎖では、DNAプライマーゼによってRNAプライマーと呼ばれる複製を開始するための短いRNA鎖が間隔をおいて合成される。
それぞれのRNAプライマーからDNAポリメラーゼによりDNA鎖が合成されたのち、RNAプライマーが取り除かれ、それぞれの短いDNA鎖がDNAリガーゼにより繋ぎあわされ、1本のDNA鎖となる。
このときの、RNAプライマーからDNAポリメラーゼにより合成されたそれぞれの短いDNA鎖を、発見した名古屋大学の岡崎令治の名前をとって「岡崎フラグメント」と呼ぶ。
岡崎最高とはまったくもって関係ない。
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最終更新:2025/12/18(木) 12:00
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