幻魔大戦(劇場版アニメ)

幻魔大戦(劇場版アニメ)とは1983年に公開されたアニメ映画である。

概要

平井和正と石森章太郎による共作「幻魔大戦（漫画）」と平井和正による小説「幻魔大戦（小説）」を原作とした幻魔大戦シリーズで最初に映像化された作品である。

ストーリーは小説版の3巻目のあたりまでをなぞり、オリジナル展開でエンディングを迎えている。

角川アニメーション映画の第1作目で制作にあたったアニメーションスタジオはマッドハウス。

制作総指揮は角川春樹。監督はりんたろう。キャラクターデザインには大友克洋。

音楽はキース・エマーソンと青木望のユニット。

500万部を超えたベストセラーとなっていた原作、美麗なアニメーションと壮大な音楽、人気アイドル原田知世が声優を担当など話題性に富み、配給収益は10億6千万円と興行的には大成功であった。

しかし原作の平井和正は角川に懇願されて映画化を承認したものも、作品の出来が悪いと憤慨し、大友がデザインした、本来超絶美形に描かれる筈の東丈がデコッパチに描かれたことにも不快感を顕にした。これは自分の幻魔大戦ではないと怒り、原作料の受け取りを拒否し一切の権利も放棄してしまった逸話がある。今でいう原作レイプに激おこであったのだろうか…

真幻魔大戦には角川春樹をモデルにしたと思われる石室善輝という、少々軽薄な人物が登場するが、彼が企画した救世主映画「太陽の戦士」は完成されなかった。

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関連項目

• 幻魔大戦シリーズ
• 幻魔大戦（漫画）
• 幻魔大戦（小説）