手塚ゾーンとは、漫画「テニスの王子様」の登場人物・手塚国光が使う技である。
相手が打ち返しても勝手に帰ってくるように回転をかけて球を打ち返すことにより、その場を殆ど動く事無く、相手の球を打ち返し続ける技。映画版での過剰演出などによりテニヌの代表的な技とされている。
作中での初の使用者は手塚ではなく、主人公・越前リョーマの父、越前南次郎であるが、初披露した際には名前が設定されておらず、のちに手塚が使用した際に「手塚ゾーン」と名付けられた。そして越前リョーマが父の模倣としてこの技を使用した際には「手塚ゾーン」と同様の効果を持つ「サムライゾーン」という技であると設定された。
今まで見た相手の技を無意識にコピーすると言う「無我の境地(生)」の使い手の一人・真田弦一郎には「あれは手塚の膨大な経験があって初めて出来る技であるため、無我の境地でもコピー出来ない唯一の技」と解説されていたが、「純真さ故に相手の技を見て吸収しコピーできる」と言う特技を持つ樺地祟弘には普通にコピーされていた。
実はこの技自体は不可能ではないと松岡修造が著書で述べている。しかし、プロレベルの経験が必要な上に元へと返ってくるように打てるチャンスがそうあるわけではない。テニスとテニヌの境界をさまよう技といえる。さらに新テニスの王子様ではアウトボールが有り得ない軌道で戻ってくるという、完全なテニヌ技と化した。
この技の応用発展版として、「相手の打った球がコートの外に出て行ってしまうように回転をかける」と言う手塚ファントムが存在する。
ちなみにたしけが使ってみたいテニプリキャラの技の中に手塚ゾーンがある。(テニスの王子様公式ファンブック40.5参照)
松岡修造はこの著書で述べている。
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最終更新:2025/12/24(水) 06:00
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