技量審査場所

技量審査場所とは、2011年5月に開催された大相撲の興行である。

概要

2011年2月に発覚した大相撲八百長問題によって3月場所が中止となり、八百長の実態調査も完全には解明できない状態で正式な本場所として開催できないため、現役力士達の実力を見極め、翌場所の番付を決定するための場所として開催された。また厳密には興行ではないためアルコール類は禁止、国技館内の相撲茶屋も営業していない。本場所ではないものの公式記録としてカウントされ、以後の番付や昇進にも関係してくる。基本的に無料で公開されている。

八百長問題を受けて、本場所の生中継を行ってきたNHKが生中継、及びダイジェスト放送を中止したため、ニコニコ動画が生放送で中継する形となった。15日間序の口から結びまで全ての取組を生中継し、タイムシフト視聴も可能である。初日の放送には累計14万人超が視聴した。またgoo大相撲でも配信を行っており、こちらはテロップ及び十両の取り組みより国技館の館内FM局スタッフによる解説が入る。

最終的には横綱白鵬が13勝2敗で、朝青龍と並ぶ７連覇で幕を閉じた。
平幕の栃ノ心が12勝3敗の成績を収めた。
また大関魁皇は千秋楽白鵬を下し横綱千代の富士の持つ通算1045勝の記録まであと1勝となった。

関連項目

• 大相撲
• 大相撲生放送 - ニコニコ生放送