暁の軌跡 単語


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アカツキノキセキ

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英雄伝説 暁の軌跡とは、ユーザージョイジャパンが運営するオンラインゲームである。
対応プラットフォームはWindows PC(Unityベース)、Playstationシリーズ(PS3・PS4・Vita)。また「暁の軌跡M」として、iOS・AndroidOS・Nintendo Switchにも展開されている。
ユーザージョイジャパン自身の運営の他、ニコニコアプリ、ハンゲームでも運営されている(ゲーム進行状況については全て別扱い。無印はPSシリーズ間、MはiOS・AndroidOSのみ共有)。なおPSシリーズ版及びNintendo Switch版はネイティブクライアントではなくクラウド配信のクライアントになっている(理由は不明だがUnityとの相性の都合と思われる)。

概要

無印は2016年8月、「M」は2019年8月運営開始。名前の通り、日本ファルコムの人気RPGシリーズである「軌跡シリーズ」の10周年記念スピンオフ作品である。新米準遊撃士ナハトとクロエの冒険を描く。

ゲームシステム

基本的なゲームシステムは軌跡シリーズのそれに準じるが、ブラウザゲームとしての再調整が行われている。

パーティー構成

前衛4人、後衛(無印は交代要員、Mは前衛のステータスを増強する「支援要員」)4人の最大8人で構成する。各キャラクターはレベル(最大30)とレアリティ(最大で☆6)の他装備品(武器・防具・アクセサリ各1)、オーブメント(エニグマII相当)、武器防具熟練度の各パラメータを有しており、それらを総合した大まかな強さが「戦力」というパラメータで表される。

キャラクターの強化

キャラクターは戦闘による経験値の入手、入手したアイテムの装備、オーブメントのカスタマイズ(スロット開封・強化、クオーツやマスタークオーツの装備)といった他の軌跡シリーズ同様の成長手段の他、「訓練」(所謂強化合成)、「覚醒」、「熟練度強化」によって強化を行うことができる。また、覚醒で☆6に到達したキャラクターに限り、レベル最大状態で「究極覚醒」を行うことで最大レベルを2上げることができる(最大40)。

後述する通り本作では進行にある程度の「戦力」が必要であるため、高レアリティキャラクターの重要性が高いが、本作では同一のキャラクターで複数のレアリティがあり、一部を除いて前出の「覚醒」で上位レアリティに昇格させることができるようになっている。このため支援要請(所謂ガチャ)で高レアリティキャラを引けなくとも、地道に強化を進めることでゲーム自体は進行できるようになっている。

本作では強化素材として各色の「みっしぃ」が登場する。各色の役割は以下の通り。なお各みっしぃは個別にステータスを持ち、オーブメントも設定されている(2-2-1-1の前衛型で全種共通)が、パーティーに編成することはできない。

名前(「みっしぃ」は省略) レアリティ 効果
ブロンズ・シルバー・ゴールド ☆1~3 強化素材。大量の経験値を得る(レアリティよりも種類の方が影響が大きい)。ただしゴールドみっしぃは下手な高レアリティキャラクターよりもレア。
グリーン ☆1~5 覚醒用汎用素材(覚醒では同一レアリティのキャラクターまたはこのグリーンみっしぃを指定数素材として使用する)。これ自体も訓練・覚醒可能。
レインボー ☆1~5 覚醒用特殊素材。覚醒は成功率があり、同一キャラクターを使った場合のみ100%となるが、その際にワイルドカードとして使用できる。ただし☆1は素で覚醒成功率100%、☆2は90%、☆3は70%で失敗の可能性は低いため、事実上意味があるのは☆4以上。これ自体も訓練・覚醒可能。
クロガネ ☆6 究極覚醒用素材(究極覚醒では☆6の同名キャラクターまたはこのクロガネみっしぃを素材として使用する)。
グレン ☆5 特殊強化素材。強化において同一キャラクターを素材として使用するとクラフトのレベルが上昇するが、その際のワイルドカードとして使用できる。
アクア ☆5 特殊強化素材。コマンドクラフトを習得することができる。習得済または習得条件を満たしていない場合は確率30%でクラフトのレベルが上昇する。
バイオレット・サクラ ☆5 特殊強化素材。物理系ステータス(バイオレット)・魔法系ステータス(サクラ)のどれかが上昇する。

また、この手のシステムを持つゲームにはありがちなアナザーコスチュームキャラが存在する(例えば甚平姿のナハトや浴衣姿のクロエなど)。これらは使用するためには原則として支援要請で引き当てる必要があるが、前出の究極覚醒の際に「現在使用しているコスチュームとは違うコスチュームを装備した☆6キャラ」を素材として使用することで「衣替覚醒」となり、別衣装への切り替えが可能になる他、以降はアナザーコスチュームキャラを素材にして究極覚醒をするたびに「特装強化値」が加算されて強化される。

探索

タウンマップ探索と探索地探索(所謂ダンジョン)に分かれる。

タウンマップ探索は主にシナリオの進行で使用する。マップ上には調査可能なポイントがアイコンポップアップされており、これをクリックすることでポイントの調査や設備の利用ができる。

探索地探索では3Dで描写されたダンジョン内を、ナハトを操作して探索を行う(移動先をマウスクリックすることでそこに向かって移動する他、PSシリーズ用では左スティックや十字キーでも操作できる)。イベントの進行の他、魔獣との戦闘、アイテムの獲得などがある。最深部まで到達するか、イベントによる探索の場合はイベントをクリアすることで終了となり、探索状況によるランク評価が為されてクリアボーナスを得られる。

Sランククリアをした後は「自動探索」で実際に操作せずに探索を行うことも可能。また同一地・同一難易度の全マップをSランククリアした後は、後述する飛行船機能として該当難易度の最終マップを別働隊に探索させることもできるようになる。

なお探索地探索モードは「M」には存在せず、後述する「戦闘訓練」のインタフェースによる魔物との連続戦闘に置き換えられている。

戦闘訓練

特定のシチュエーションによる戦闘を行う。難易度はノーマル、ハード、ナイトメアに分かれており、ノーマルを全てクリアすることでハードが、ハードを全てクリアすることでナイトメアが開放される。

戦闘訓練の進行度は基本的にシナリオの進行に組み込まれており、また戦闘訓練は基本的にパーティーの総戦力に下限が設定されている(少々不足している程度であれば挑戦はできる)。このためゲームの進行には基本的にハードまでは全てクリアが必要である他、キャラクターの強化についても随時進行させなければならない。

飛行船

ある程度ゲームを進めることで利用可能になる。飛行船≪エインセル号≫の各設備を使用して素材アイテムからの生産を行ったり、拠点間の移動を行う。

使用できる設備には以下のようなものがある。

設備名 効果
会計室 「IBC証券」などを消費し、大量のミラを得る。
調理室 各種食材アイテムを料理する。
セピス抽出室 「セプチウム」などからセピスを抽出する。
オーブメント工房 セピスを消費し、クオーツを得る。
遠征準備室 最終階層までSランククリアした探索地を自動探索する。
医務室 薬品系アイテムを上位のものに変換する。
船員室 所持可能キャラ数上限を上昇させる。
物資倉庫 所持可能アイテム数上限を上昇させる。
資材加工室 ≪エインセル号≫や各種キャビンを強化するための資材アイテムを上位のものに変換する。

作中時間軸

「碧の軌跡」の序盤、七曜暦で1204年9月頃に相当する。作中で伺える情勢は以下の通り。

  • クロスベル警察特務支援課がワジ(と、言及はないがノエルも)を加えた編成で再始動している。
    • 2章冒頭でフランを連れて休暇中であるという文言がある(「碧の軌跡」のミシュラム保養エピソードに相当)。
  • リベルアーク事件、導力停止現象(「空の軌跡」)、D∴G教団事件(「零の軌跡」)が解決済みであることが示唆されている。
    • D∴G教団事件で失職したプレストン元警備隊司令とホガース元警察局長がエルフェンテックに再就職している。ただしリーヴ曰く「接待能力以外期待していない」。
  • ディーター・クロイスによるクロスベル独立の提言が行われた直後。作中で同日のオルキスタワー襲撃事件についても言及がある。
  • ≪赫い星座≫がクロスベル入りしているが、この時点では特に事件を起こしていない。
  • ≪赫い星座≫のクロスベル襲撃事件(「碧の軌跡」後半)が未発生のため、≪アルカンシェル≫においてはイリアが健在、リーシャの正体も詳らかになっていない。シュリのデビューが近いことが示唆されている。
    • なおリーシャについては前出のアナザーコスチュームとして「月の姫・リーシャ」が実装されている。
  • リベールでは女王生誕祭が開催されている。

主な登場人物

本作オリジナルのキャラクターに限定して説明する。この他戦闘時用パーティーキャラとして「軌跡シリーズ」他作のキャラクターが多数登場するが本項では割愛。

ナハト・ヴァイス

本作の主人公1。出身地不明、自称16歳。実際にはそれよりも年下。CV:石川界人。
遊撃士協会クロスベル支部所属の新米準遊撃士(正確には本作冒頭でクロエとセットで試験に合格する)。

元々は猟兵団≪ニーズヘッグ≫の部隊長だった少年であるが、ある切っ掛けにより同僚達を喪ったことから猟兵としての生活にピリオドを打つ決心をし、新たなる職業として遊撃士を選択したという経緯を持つ。このため直感や洞察力に優れ、また裏稼業に対する知識も豊富である。一方で悪目立ちすることを嫌がる傾向があり、また警察関係者やリベール王国に対してはあまり良い感情を抱いていない。常識的な礼儀作法は弁えてはいるものの、猟兵団生活が長かったためか一般的な感性や社会常識に疎い部分もあり、それらが理解できず悩む場面もある。
元猟兵であることは周囲には伏せているが、諸々の事情から何人かには正体を見抜かれている。具体的には最初から事情を知っているミシェルと元商売敵であるオルランド一家の他は、カシウス、ある意味似たものであるヨシュアとランディ、そして後述する通りロナードが正体に気付いている。

同僚達を喪った事件については彼自身のトラウマになっているらしく、また遊撃士としての事件解決を通じて己の過去との対面を迫られ思い悩むことが多い。しかしながら遊撃士としての事件解決によって感謝を受けることに満足感を覚え、徐々に真摯な態度を取るようになっていく。

キャラクターとしては時属性・防御型、オーブメントは3段ライン2本・時属性縛りスロット1個の標準型。初期デッキとして☆2が与えられる。使用武器は導力銃が仕込まれた斧槍(装備カテゴリは「重銃」)。上位レアリティに覚醒させることでパーティー全体に防御力強化を与えるパッシブスキルを覚える。

クロエ・バーネット

本作の主人公2。リベール王国ルーアン出身、16歳。CV:佐倉綾音。
遊撃士協会クロスベル支部所属の新米準遊撃士。

冒険活劇小説などを好む少年のような性格で、直情的でやや向こう見ずであり、ナハトとは違う意味で一般的な感性とズレた部分がある。闇社会などの知識などにも疎く(「許されざる悪事」という次元での理解しかしていない気配がある)、反対に裏社会の事情に詳しすぎるナハトの肝を冷やし続けている。一方で元々ジェニス王立学院に所属していた才媛でもあり、経済学などの知識については一通りのものがあり、その意味ではナハトと良い補完関係にある。

元々は先天性の心臓疾患を持っており、16歳までは生きられないと宣告されていたという。しかしながら先進治療(作中で心臓移植手術であることが示唆されている)を受けて奇跡的な回復を遂げ、このため入院していた聖ウルスラ病院があるクロスベルへの恩返しとして、またリベルアーク事件などを解決した遊撃士への憧れから、ジェニスを飛び出して遊撃士になったという経緯を持つ。

キャラクターとしては火属性・支援型、オーブメントは4-2段・火属性縛りスロット1個のややアーツ寄り型。初期デッキとして☆2が与えられる。使用武器は刀。クラフトに「黒柄流(クロエりゅう)」と銘打たれていることから解る通りの完全な我流。スポーツ剣術なども込みで誰かに師事した経験すらなく、冒険活劇小説などを参考に自分で編み出したとのこと。ナハトとのセットとはいえそれで遊撃士試験に合格できる辺り、地のセンスはいいようである。
なおほぼ見た目通りと言えばそれまでであるが、「柔らかくはない」(ナハト談)。

ロナード・グリフィン

クロスベル出身、年齢不明。CV:日野聡。
クロスベル警察捜査一課所属の上級捜査官。D∴G教団関連の事件を長年捜査し続けている。

外見通りの不真面目な不良警官と言った風体であり、同僚であるオペレーター・ジリアンの頭を悩ませ続けている。しかしながら捜査官としての能力は本物であり、また飄々とした態度に似合わず犯罪に対する憤り・任務に対する責任感は強い。嗅覚も鋭く、関係者では数少ないナハトの正体に気がついている人物の一人でもある。作中ある事件の捜査を切っ掛けとしてナハト達と知り合い共同戦線を張るようになり、後に正式な協力者として活動するようになる。
第2章は彼の過去に関わる物語であり、悲壮な過去が明かされている。不良警官でありながら、元猟兵・冒険活劇ヲタク・銭ゲバこども社長というラインナップのパーティーではもっとも常識人である。

キャラクターとしては風属性・攻撃型、オーブメントは3-1-1-1段・風属性縛りスロット1個の完全な前衛型。ある程度ゲームを進めることで☆2が入手できる。使用武器は導力銃。

リーヴ

レミフェリア公国出身、年齢不明。フルネームも不明で、作中では「リーヴスラシル」とだけ名乗っている。クロスベルのベンチャー企業「エルフェンテック」の社長。CV:上坂すみれ。

「こども社長」と揶揄されていることからも解る通り、「やり手の女社長」というイメージから抱く人物像に比べると遙かに若い。D∴G教団事件などの後の混乱を利用してエルフェンテックを急成長させ莫大な富を得たが、一方で悪徳企業という風評が流れていることに頭を悩めている(ただし作中での描写を見る限り、その評価はほぼ正しい)。当人も相当な守銭奴であるが、病的なまでにミラを求めるのには理由があり、それは第3章で明らかになる。
作中ある事件の捜査を切っ掛けとしてナハト達と知り合い、紆余曲折を経て協力関係となる。≪エインセル号≫の所有者。

キャラクターとしては空属性・攻撃型、オーブメントは単独ライン・空属性縛りスロット2個という空属性アーツ特化型。ある程度ゲームを進めることで☆2が入手できる(覚醒のチュートリアルを兼ねているため実質☆3)。使用武器はオーバルフィスト(機械グローブ)で、導力とマーシャルアーツを組み合わせた戦闘スタイルを持つ。本作世界観ではマーシャルアーツはレミフェリア公国特有の武術とされている。

なお、作中では年齢についての言及はない(日曜学校年長組の児童に「自分より年下かも」と言われている程度)が、「閃の軌跡IV」である登場人物と同い年であることが判明する。その登場人物の年齢と時期関係から、この時点で14歳前後であると推定される。2019年現在で発表されているシリーズ作品で唯一「暁」以外で名前が出ている人物。

ジリアン・スカイ

エレボニア帝国出身、年齢不詳(当人曰く「まだ結婚を焦るような年ではない」)。CV:藤井ゆきよ。

クロスベル警察に勤務するオペレーターであり、ロナードの同僚兼お目付役でもある。導力ネット関連の知識に明るく、ナハト達の捜査活動を≪エインセル号≫から支えている。妹がいたが、死別している。

2019年9月現在、プレイヤーキャラクターとしては使用出来ない。

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関連項目

  • falcom - 軌跡シリーズ - 空の軌跡 - 零の軌跡 - 碧の軌跡 - 閃の軌跡

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