最多本塁打

最多本塁打とは、野球における打撃タイトルである。本塁打王とも。

概要

レギュラーシーズンを通じて、所属リーグ内で本塁打が最も多い選手に贈られる打撃タイトルである。規定打席に到達しなくても受賞は可能。

日本プロ野球においては、セ・リーグとパ・リーグの両方で本塁打王のタイトルを獲得したのは、現在は3名のみ。

1. 落合博満
2. タフィ・ローズ
3. 山崎武司

受賞者一覧（日本プロ野球）

• （2022年終了時点）

1980年～1999年

年度	セントラル・リーグ			パシフィック・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
1980	山本浩二	広島	44	チャーリー・マニエル	近鉄	37
1981	山本浩二	広島	43	トニー・ソレイタ 門田博光	日本ハム 南海	48
1982	掛布雅之	阪神	35	落合博満	ロッテ	32
1983	山本浩二 大島康徳	広島 中日	36	門田博光	南海	40
1984	宇野勝 掛布雅之	中日 阪神	37	ブーマー・ウェルズ	阪急	37
1985	ランディ・バース	阪神	38	落合博満	ロッテ	52
1986	ランディ・バース	阪神	44	落合博満	ロッテ	50
1987	リック・ランセロッティ	広島	39	秋山幸二	西武	43
1988	カルロス・ポンセ	大洋	33	門田博光	南海	44
1989	ラリー・パリッシュ	ヤクルト	42	ラルフ・ブライアント	近鉄	49
年度	セントラル・リーグ			パシフィック・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
1990	落合博満	中日	34	オレステス・デストラーデ	西武	42
1991	落合博満	中日	37	オレステス・デストラーデ	西武	39
1992	ジャック・ハウエル	ヤクルト	38	オレステス・デストラーデ	西武	41
1993	江藤智	広島	34	ラルフ・ブライアント	近鉄	42
1994	大豊泰昭	中日	37	ラルフ・ブライアント	近鉄	35
1995	江藤智	広島	39	小久保裕紀	ダイエー	28
1996	山崎武司	中日	39	トロイ・ニール	オリックス	32
1997	ドゥエイン・ポージー	ヤクルト	39	ナイジェル・ウィルソン	日本ハム	37
1998	松井秀喜	巨人	38	ナイジェル・ウィルソン	日本ハム	33
1999	ロベルト・ペタジーニ	ヤクルト	34	タフィ・ローズ	近鉄	40

2000年～

年度	セントラル・リーグ			パシフィック・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
2000	松井秀喜	巨人	42	中村紀洋	近鉄	39
2001	ロベルト・ペタジーニ	ヤクルト	39	タフィ・ローズ	近鉄	55
2002	松井秀喜	巨人	50	アレックス・カブレラ	西武	55
2003	アレックス・ラミレス タイロン・ウッズ	ヤクルト 横浜	40	タフィ・ローズ	近鉄	55
2004	タフィ・ローズ タイロン・ウッズ	巨人 横浜	45	松中信彦 フェルナンド・セギノール	ダイエー 日本ハム	44
2005	新井貴浩	広島	43	松中信彦	ソフトバンク	46
2006	タイロン・ウッズ	中日	47	小笠原道大	日本ハム	32
2007	村田修一	横浜	36	山崎武司	楽天	43
2008	村田修一	横浜	46	中村剛也	西武	46
2009	トニ・ブランコ	中日	39	中村剛也	西武	48
年度	セントラル・リーグ			パシフィック・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
2010	アレックス・ラミレス	巨人	49	T-岡田	オリックス	33
2011	ウラディミール・バレンティン	ヤクルト	31	中村剛也	西武	48
2012	ウラディミール・バレンティン	ヤクルト	31	中村剛也	西武	27
2013	ウラディミール・バレンティン	ヤクルト	60[1]	ミチェル・アブレイユ	日本ハム	31
2014	ブラッド・エルドレッド	広島	37	エルネスト・メヒア 中村剛也	西武	34
2015	山田哲人[2]	ヤクルト	38	中村剛也	西武	37
2016	筒香嘉智	DeNA	44	ブランドン・レアード	日本ハム	39
2017	アレックス・ゲレーロ	中日	35	アルフレド・デスパイネ	ソフトバンク	35
2018	ネフタリ・ソト	DeNA	41	山川穂高	西武	47
2019	ネフタリ・ソト	DeNA	43	山川穂高	西武	43
年度	セントラル・リーグ			パシフィック・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
2020	岡本和真	巨人	31	浅村栄斗	楽天	32
2021	岡本和真 村上宗隆	巨人 ヤクルト	39	杉本裕太郎	オリックス	32
2022	村上宗隆	ヤクルト	56	山川穂高	西武	41

受賞者一覧（メジャーリーグベースボール）

• （2022年終了時点）

1980年～1999年

年度	アメリカン・リーグ			ナショナル・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
1980	レジー・ジャクソン ベン・オグリビー	NYY MIL	41	マイク・シュミット	PHI	48
1981	エディ・マレー トニー・アーマス ドワイト・エバンス ボビー・グリッチ	BAL OAK BOS CAL	22	マイク・シュミット	PHI	31
1982	レジー・ジャクソン ゴーマン・トーマス	CAL MIL	39	デーブ・キングマン	NYM	37
1983	ジム・ライス	BOS	39	マイク・シュミット	PHI	40
1984	トニー・アーマス	BOS	42	マイク・シュミット デール・マーフィー	PHI ATL	36
1985	ダレル・エバンス	DET	40	デール・マーフィー	ATL	37
1986	ジェシー・バーフィールド	TOR	40	マイク・シュミット	PHI	37
1987	マーク・マグワイア	OAK	49	アンドレ・ドーソン	CHC	49
1988	ホセ・カンセコ	OAK	42	ダリル・ストロベリー	NYM	39
1989	フレッド・マグリフ	TOR	36	ケビン・ミッチェル	SF	47
年度	アメリカン・リーグ			ナショナル・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
1990	セシル・フィルダー	DET	51	ライン・サンドバーグ	CHC	40
1991	セシル・フィルダー ホセ・カンセコ	DET OAK	44	ハワード・ジョンソン	NYM	38
1992	フアン・ゴンザレス	TEX	43	フレッド・マグリフ	SD	35
1993	フアン・ゴンザレス	TEX	46	バリー・ボンズ	SF	43
1994	ケン・グリフィー・ジュニア	SEA	40	ジャンカルロ・スタントン	MIA	40
1995	アルバート・ベル	CLE	50	ダンテ・ビシェット	COL	42
1996	マーク・マグワイア	OAK	52	アンドレス・ガララーガ	COL	47
1997	ケン・グリフィー・ジュニア	SEA	52	ラリー・ウォーカー	COL	49
1998	ケン・グリフィー・ジュニア	SEA	48	マーク・マグワイア	STL	70
1999	ケン・グリフィー・ジュニア	SEA	48	マーク・マグワイア	STL	65

2000年～

年度	アメリカン・リーグ			ナショナル・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
2000	トロイ・グロース	ANA	47	サミー・ソーサ	CHC	50
2001	アレックス・ロドリゲス	TEX	52	バリー・ボンズ	SF	73[3]
2002	アレックス・ロドリゲス	TEX	57	サミー・ソーサ	CHC	49
2003	アレックス・ロドリゲス	TEX	47	ジム・トーミ	PHI	47
2004	マニー・ラミレス	BOS	43	エイドリアン・ベルトレ	LAD	48
2005	アレックス・ロドリゲス	NYY	48	アンドリュー・ジョーンズ	ATL	51
2006	デビッド・オルティーズ	BOS	54	ライアン・ハワード	PHI	58
2007	アレックス・ロドリゲス	NYY	54	プリンス・フィルダー	MIL	50
2008	ミゲル・カブレラ	DET	37	ライアン・ハワード	PHI	48
2009	マーク・テシェイラ カルロス・ペーニャ	NYY TB	39	アルバート・プホルス	STL	47
年度	アメリカン・リーグ			ナショナル・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
2010	ホセ・バティスタ	TOR	54	アルバート・プホルス	STL	42
2011	ホセ・バティスタ	TOR	43	マット・ケンプ	LAD	39
2012	ミゲル・カブレラ[4]	DET	44	ライアン・ブラウン	MIL	41
2013	クリス・デービス	BAL	53	ペドロ・アルバレス ポール・ゴールドシュミット	PIT ARI	36
2014	ネルソン・クルーズ	BAL	40	ジャンカルロ・スタントン	MIA	37
2015	クリス・デービス	BAL	47	ノーラン・アレナド ブライス・ハーパー	COL WSH	42
2016	マーク・トランボ	BAL	47	ノーラン・アレナド クリス・カーター	COL MIL	41
2017	アーロン・ジャッジ	NYY	52	ジャンカルロ・スタントン	MIA	59
2018	クリス・デービス	OAK	48	ノーラン・アレナド	COL	38
2019	ホルヘ・ソレア	KC	48	ピート・アロンソ	NYM	53
年度	アメリカン・リーグ			ナショナル・リーグ
	選手名	球団	数	選手名	球団	数
2020	ルーク・ボイト	NYY	22	マーセル・オズナ	ATL	18
2021	サルバドール・ペレス ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア	KC TOR	48	フェルナンド・タティス・ジュニア	SD	42
2022	アーロン・ジャッジ	NYY	62	カイル・シュワーバー	PHI	46

関連動画

関連項目

• 野球
  • ホームラン
• NPB（日本プロ野球）
• MLB（メジャーリーグベースボール）

脚注

1. *日本プロ野球シーズン最多本塁打記録。
2. *さらに盗塁王も獲得。本塁打王と盗塁王の二つを獲得したのは史上初。
3. *MLB歴代最高記録
4. *MLB45年ぶりの三冠王を獲得している