木崎レイジとは (キザキレイジとは) [単語記事]

木崎レイジ（きざき　れいじ）とは、週刊少年ジャンプで連載されているワールドトリガーに登場するキャラクターである。

声優：前野智昭

概要

玉狛支部所属。ボーダー最強と呼ばれる部隊・玉狛第一を率いる落ち着いた筋肉全隊員唯一の完璧万能手。
3巻から登場し他玉狛第一の隊員と共に玉狛第二の師匠を務める。木崎は雨取千佳を担当。

最初の狙撃手･東春秋の弟子の一人。過去には烏丸京介も弟子であった様子。

人物

年齢	21歳
誕生日	7月2日
星座	つるぎ座
血液型	A型
身長	191cm
好きなもの	自己鍛錬、料理
所属	玉狛支部所属玉狛第一（木崎隊）隊長
ポジション	オールラウンダー

長年の自己鍛錬により鋼の筋肉を身にまとった筋肉に長身･短髪が特徴。常にポーカーフェイスであるため紹介では簡潔に「落ち着いた筋肉」と称された。

鍛え上げたその筋肉を、戦闘・訓練・工作・お菓子作りなどありとあらゆる面で活用する「筋肉は使うもの派」の信徒。陽太郎のヘルメットも木崎作。大体何でもこなしていくが、そんな彼の苦手な事は「好きな女性の前で、うまく格好つけること」であるらしい。えらい可愛らしいなおい

性格は寡黙で冷静沈着。未成年の多いボーダー内では年長なため、一歩引いて周りを見守る役を担っている。
レスキュー隊員であった父が無残な死を遂げてしまったことから戦闘においては「生きて帰る」ことを一番としており、後輩である玉狛第二の面子には時に厳しく接しながらも様々な事を真摯に教えてやっている。戦闘においても、採用する戦術は確実性を重視したものが多い。

得意料理は肉増し増しの「肉肉肉野菜炒め」。
また年齢が横並びである風間･諏訪･寺島とはよくつるんで飲食いしているらしい。

残念ながらアニメでは作画の力が全て小南に吸い取られていた。無念。

戦歴

「泣くな　『玉狛』　はまだ負けてない」

アフトクラトル戦（7・8巻収録）

C級隊員に襲い掛かる新型トリオン兵・ラービットを相手に、小南桐絵・烏丸京介を伴い参戦。小南との連携攻撃で2体のラービットを瞬く間に半壊に追い込むものの、増援で現れた人型近界民・ヴィザ、ヒュースを前に苦戦を強いられる。

ヴィザの奸計により小南と引き離され、単身で人型近界民に立ち向かうレイジ。相手の死角を突く堅実な遅滞戦闘術で、二人の敵の足止めを図る。一時は主導権を握るかと思われたレイジだったが、ヴィザの黒トリガー「星の杖（オルガノン）」によって、スパイダー地帯もろとも遮蔽物を微塵切りにされ丸裸に。徹底抗戦の構えを見せるも、健闘むなしく一刀両断されてしまう。

しかし、敗北が確定した状態でも、レイジは諦めなかった。最後に相手が見せたわずかな隙に、スラスターによる一撃をねじ込み、見事ヴィザの左足に大きなダメージを与えたのである。最後に一矢報いてベイルアウトしたレイジは、その後宇佐美のサポートとして玉狛の隊員たちの力となった。

なお敗れはしたものの、黒トリガー含む2対1の状態ながら①相手の最大戦力を明らかにし②さらにその機動力を削る　という点は特筆すべき戦果であると言える。大規模侵攻終了後、二級戦功を獲得。

ガロプラ戦（14・15巻収録）

ボーダー本部を強襲するガロプラ勢に対し、狙撃チームの一員として戦闘参加。狙撃手陣の指揮に加え、数少ない武闘派狙撃手として、屋上に投下されたトリオン兵・ドグの掃討を行う。

その後、敵性近界民が三輪・米屋と交戦に入ったことでドグの投下が止んだため、敵トリオン兵の追撃部隊に引き続き参加。勝勢が確実になってからはフルアームズを起動し、ガイストを起動した烏丸と共にその圧倒的な火力量でアイドラの集団を潰走に追いやった。

戦闘スタイル

全ボーダー隊員唯一の遠距離･中距離･近距離全てをこなすパーフェクトオールラウンダー。その戦闘力を遺憾なく発揮するためチップ数を大幅に増量した改造型のトリガーを使用している。

そんな器用に様々なポジションをこなすはずの彼だが、初の戦闘シーンにて拳大に改造されたレイガストのブレードを最大限まで削り、スラスターを使って敵をグーで殴るという大変筋肉に見合った攻撃方法をお披露目してしまったため読者には大体そんな印象しか持たれていない。しかもグーで殴るのは「隠れて撃つのが仕事」とスナイパーの心得を説きながら。完全にギャグ扱いされている。

しかしそのブレードが無い故の小回りの利く動きで火力と安定感を両立させており、その他にもエスクードと銃型トリガーを併用した射撃戦、スパイダーとメテオラを絡めたゲリラ戦、狙撃銃トリガーを用いた遠距離戦とパーフェクトオールラウンダーらしく随一の対応力を持つ。玉狛のレーティング制限も多分大体こいつのせい。

玉狛面子の持っているトリオン効率度外視の奥の手トリガーは「全武装(フルアームズ)」。両手両肩に様々な火砲とシールドを展開し一人でド派手な銃撃戦を繰り広げる。とりあえず全部乗っけました感の果てしない銃器での一斉射撃はまさに圧巻もの。しかしこのフルアームズまだ試作らしいが、調整が終了した日には良い意味でどうなることやら…